清池の石鳥居(山形県天童市)

 

山形県の誇り

恐らく全国的には、

ほぼ知られていないと思いますが、

山形県には凄いものがあります。

それは日本最古の鳥居です。

「最上三鳥居」として語られ、

三つのように思えますが、

実は四つあり、

清池(しょうげ)の石鳥居は

そのうちの一つで、

平安時代後期の建立とされています。

このようなものが1000年の時を超え、

現代まで残っているのは、

山形県だけでしょう。

地域の人々が、いかに石鳥居を

大切にされてきたかという証明です。

そんな「人の息吹」を感じる石鳥居、

山形県の誇りに間違いありません。

山形空港にて

福岡から名古屋

名古屋から山形

飛行機を乗り継ぎ約3時間、

定刻12時10分に山形空港到着。

空港内には、

各レンタカー会社の受付があり、

ここで手続きを終えたら、

自分たちだけで、空港内を通って、

すぐ隣のレンタカー置き場に行き、

外観チェックもせず、

勝手に(笑)出発するという手順で、

実に合理的なシステムです。

山形のお酒は日本一!

こちらも「日本一」。

芋煮って山形名物なんですね!

セルフスタート地点にあった車は、

「宮城ナンバー」。

仙台が気になっている妻は大はしゃぎ(笑)

清池の石鳥居

山形で最初に目指すのは、

松尾芭蕉の「セミの俳句」で有名な

立石寺りっしゃくじ(山寺)。

ですが、

その前にちょっと寄り道して、

最古の鳥居へと向かいます。

空港から10分ほどで到着。

分かりやすい駐車場案内。

「清池石鳥居専用駐車場」。

鳥居一つに、

これだけしっかりとした

駐車場があるとは素晴らしい!

あった〜!!!

平安時代の鳥居が!

案内を要約すると、

「両柱の間が3メートルの凝灰岩製の鳥居。

平安時代後期の建立と推定される。

柱の上方にあった貫や束は

失われてしまったが、

その痕跡は両方の柱に残っている。

もとは山寺(立石寺)に向かって

立っていたものと思われる。」

このようになります。

平安時代の人たちも

これを見ていたんだ・・・

まずは妻と大きさの比較。

高さは4m近くになるでしょうか?

斜めからだと、

柱が先細りの角柱に近い形なのが、

よく分かります。

真横から貫の穴を確認。

額束のくぼみ。

反対側の真横から。

この素朴感がたまらんな〜!

この穴は何だったのでしょう・・・

凝灰岩の特徴がよく分かる

柱のドアップ。

その他の石像物

鳥居に感動後、

周囲の石像物の散策へ。

「県指定有形文化財 石鳥居」の石碑。

貫と額束が健在であれば、

国指定重要文化財だったはず。

しかしこの「現状」でも凄い事、

国指定してもOKと思いますよ!

これは何でしょうか・・・

古さから言えば、

鳥居と同じ平安時代かな?

こちらも凝灰岩。

燈籠でもないし・・・

やはり何者かは不明です。

「横街道 鳥居道 改修記念」の石碑。

こちらは将来の石像物に・・・

なれるはずもない二人(笑)

 

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