荘内神社(鶴ヶ岡城)御社殿

 

庄内と荘内

「しょうない」という漢字には、

「庄内」と「荘内」の

二つが使われています。

ここ藩主酒井家を祭る荘内神社は「荘」。

どちらが正しいというものでもなく、

その時々に応じて、

使いたい方を使っているというのが、

部外者である僕の感想です。

御祭神

鶴ヶ岡城の大手門跡付近から歩き、

本丸跡に鎮座する荘内神社に到着。

二の鳥居、三の鳥居前には、

スロープが設置され、

荘内神社の優しさを感じます・・

御祭神は酒井家の四藩主。

初代 忠次公 徳川四天王

二代 家次公 初代の意思を継ぐ

三代 忠勝公 信州松代から庄内に入部

九代 忠徳ただあり公 財政再建 藩校を創立

また、御由緒には、

「旧藩主家を敬い慕う気持ちをもって

庄内一円の人々が真心の浄財を

寄進せられ明治十年(1877)

鶴ヶ岡城の本丸址に

「庄内総鎮守開運の神」として

創建された。」

このように記されています。

花手水

御祭神確認後は拝殿へ。

二の鳥居を過ぎた左側に

手水舎はあります。

めっちゃ癒される花手水。

カラフルな紫陽花を

さらに引き立てるように、

シダの葉もいい味出してますね!

「庄内に 善き殿ありて 四百年

花もうらやむ 実りの大地」

この歌からして、

真新しい手水鉢は、

令和4年(2022)の

酒井家入部400年記念と推察。

藩主を慕う天保の義民事件や、

戊辰戦争での強さなど、

庄内藩の輝かしい歴史をかい摘むと

やっぱ、こんな歌ができるよな〜

なんて大納得(笑)

そして、

花手水繋がりでこんなものを発見。

「えんむすび七夕祭」

僕たちの参拝は7月9日。

ということで

これは七夕の名残ですね。

風鈴&花の参道。

これにも癒されますな〜!

ロボ亀趺(きふ)

この神社の隠れた名物は、

「ロボ亀趺」です(笑)

贈従三位酒井忠徳公順徳碑。

合体ロボットみたいな亀趺が、

目立ち過ぎです(笑)

この碑は、御祭神の一柱、

九代、忠徳公が従三位を贈られた際の

顕彰碑(記念碑)だと思います。

藩校、致道館を創立するなどの功績が、

後に認められたのでしょう。

忠徳公について

Wikipediaで調べると、

なんと、

お母様が黒田官兵衛の血をひく

黒田継高の次女である事が判明!

忠徳公にも官兵衛の聡明さが

隔世遺伝していたかもですね。

ロボ亀趺アップ。

目も口もロボそのもので、

躍動感満載です。

これを今から100年近く前、

昭和二年に考えた人、

「先見の明」あり過ぎ!

半世紀後に起きた、

ロボットアニメ全盛期の

先駆けとして表彰しておきましょう!

ロボ亀趺横から。

忠徳公の顕彰碑なのに

いつの間にか

「ロボ亀趺」になってしまって、

忠徳公、ごめんちゃい(汗)

参拝

ロボ亀趺の興奮冷めやらぬまま拝殿へ。

三の鳥居。

拝殿にて参拝。

令和六年 荘内神社

今年の一文字は「祈」。

本殿にも参拝。

御朱印

参拝後社務所にて

御朱印を授与していただきました。

文字が人柄を表すとは

断言出来ませんが、

あの花手水、あのロボ亀趺(笑)に

ふさわしい、優しい文字に

心温まる思いをいただいた僕たちです。

(続く)

 

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