末廣神社(大分県玖珠町)後編

 

どっちが表玄関?

末廣神社の境内がどれだけ広いかと言えば、

山一つ分ほどの規模と言えるでしょう。

森藩の屋敷跡である三島公園から

僕たちが入った参道は、

神社の案内によれば「裏」・・・

う~んあれが裏なのかと不思議です。

それでは、表玄関はといえば、

神社の本殿裏の山裾の入口、

清水御門という場所となります。

栖鳳楼庭園を観て、

神社参拝を終えた僕たちは、

その表玄関を目指し

歩きはじめました。

清水御門へ

本殿の裏側あたりに

不思議な石を発見。

自然石ではなく、

人為的に並べられた形跡があります。

一枚岩の石橋のようなものもあり

何だか庭園だったような雰囲気ですが、

ここには何も案内がありませんので、

僕はここを第四の庭園跡と

勝手に確定しました(笑)

玖珠町の公式サイトによれば、

実際に名勝指定されている

三つの庭園については

次のように書かれています。

「末広山東傾斜面と裾部を利用した

御殿に面する藩主御殿庭園と

末広山の南端に建てられた

栖鳳楼の周囲につくられた

栖鳳楼庭園、

末広山西側の清水御門前の堀の一部を

庭園化した清水御門御茶屋庭園の3つ」

だからここは四番目?

ここからは、途中を散策しながら

清水御門を目指します。

本殿境内地から石段を降りると

ここも立派な石垣で固められていて、

右側の石畳の参道は「桜の馬場」と

名付けられています。

玉濃井(たまのい)

籠城戦で(笑)

水の補給も出来るように

井戸も掘ったのでしょうか?

玉濃井のすぐ横にそびえ立つ、

御神木の夫婦杉。

夫婦揃って綺麗に並んでいて、

枝ぶりも二本が揃った感じで、

仲の良さを見せつけられました(笑)

夫婦杉から石段を降りると

ここもお城然としています。

そして、ここからは僕一人・・・

何故ならば、

妻は角牟礼城の山歩きで、

かなりバテ気味だったので、

このあたりで休憩してもらう事にしたのです。

一緒に行けないのは残念ですが、

このブログの写真で楽しんで貰えれば

それがベターですから。

登るのではなく

下っていますが、写真は

下から上に撮っているので、

何だか登っている感じですね(笑)

さらに下ると素晴らし石垣と石段が

僕を待っていました。

清水御門のすぐ手前。

門の横には、お城で言えば、

二の丸みたいなスペースがあります。

この空き地は、清水茶屋跡で、

江戸時代にはここから下に見える

庭園を楽しみながらお茶会を

やっていたのでしょう。

清水茶屋跡から清水御門を臨む。

清水御門を側面から撮影。

反対側からも撮影。

清水御門から見た

清水御門御茶屋庭園。

庭園の池は、城のお堀に

見えない事もない?(笑)

清水御門の正面。

白壁といい、

まさにお城の大手門のようですね!

僕はこの壁に鉄砲狭間が空いている

幻覚を見てしまいました(笑)

門のアップ。

しめ縄で、辛うじて神社と分かります。

案内にも「お城仕立て」と

やはりお城と認めています。

門の下からの遠景。

巨大な常夜燈が、

石の柵に守られるように

そびえ立っています。

相当にデカイ!

文政十三年(1830年)の建立。

200年近くも昔のものにしては、

痛みも少なく、地震や災害にも負けず

素晴らしい出来栄えです。

三島神社の大改修を行った

八代目藩主の久留島通嘉が、

参勤交代の途中で見かけた

自然石日本一の石灯籠を見て、

それ以上のものをと作ったそうです。

久留島通嘉という方、

派手好きなのか、本当に力があるのか、

とにかくスケールがデカイ人ですね!

多分、後者のはずですが(笑)

この方のお陰で、現代に生きる僕たちは、

ここを堪能出来るのですから感謝しか

ありません。

石橋(太鼓橋)を渡って

境内を出てみます。

境内端のこんなところまで

石垣になっています。

清水御門御茶屋庭園。

ここから左に回っていくと

清水御門とは別の門があります。

清水御門が急な坂の「男坂」ならば

こちらの門からは「女坂」

ゆるやかなスロープの参道となていて、

帰りはこちらの道を散策します。

入口。

ここにもしめ縄がかけてあり

神社の印となっています。

綺麗に並べられた参道の石。

ようやく妻が待つ場所に戻りました。

ここから三島公園の入口まで、

正面の石垣を見ながら戻ります。

この鳥居は大正時代の奉納なので、

「末廣神社」の神額です。

神社御社殿下の石垣。

お城跡に建った神社は沢山ありますが、

神社をお城ばりの石垣で固めて

建てた例は、少ないでしょう。

僕が訪問したもう一つの例は、

同じ森藩の飛び地である

速見郡(別府市近くの日出町)の

大山積神社があります。

ここと比べればかなり小規模ですが、

やはりお城を意識した神社と

言えるでしょう。

この綺麗に積まれた石垣だけ見ると、

ここが神社という事を忘れて、

思わず見入ってしまいます。

山を越えて、また戻り、

三島公園入口へ到着。

これで、ようやく(笑)

末廣城・・・

いえ末廣神社の参拝は完了です。

今日の癒やし

三島公園の庭園よこにある

桃太郎の像に癒やされました!

石から生まれた、

いや、桃から生まれた桃太郎。

玖珠と、久留島家の故郷との

交流の際、この像の建立が決まり

村上水軍の本拠地である

能島で採れた石で出来ているそうです。

 

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