素盞嗚神社(福岡県うきは市)

 

参拝の動機は盃状穴

「盃状穴」(はいじょうけつ)。

Wikipediaによると

「世界中で見られ、

再生や不滅のシンボルとして

信仰されてきた。

女性シンボルと関係があるとされ、

現在でも病気の治癒や

子宝に恵まれる事を願って

信仰されている。」

と書かれ、

また、日本の盃状穴については

次のように説明があります。

「石に対する信仰は日本でも

古くから存在した。

日本の盃状石は縄文時代から

作られている。元々は磐座に彫られ、

子孫繁栄や死者の蘇生を

願ったものとされている。

古墳時代には古墳の棺に彫られた。

同時代のものとされる福岡県宗像市の

大島海岸の岩石に数多くある

盃状穴は馬蹄岩と呼ばれる。」

へ~つい最近行った宗像市大島の

馬蹄岩は古墳時代の

盃状穴だったんだ~!

このように現地の案内には

夢のあるお話だけが書かれて、

全く触れられていませんでした。

(神話は大切なものですが)

しかも盃状穴のWikipediaに

書かれていたとは、

全く気づかなかったな~。

馬蹄岩の近くまで行ったのに

歩き疲れてしまい

遠方から眺めただけで、

現場を体験していなかったのは

残念!また行く口実が出来たかも(笑)

そして、僕たちが素盞嗚神社に

参拝するきっかけが、

その後の文章に続きます。

「盃状穴信仰は維新後も残り、

昭和初期までは

作られていたという説もある」

ここで維新後の盃状穴の

写真に使われていたのが、

素盞嗚神社の石燈籠だったのです。

これを見た時に「行くしか無い」と思い

ようやく今回の参拝となりました。

いや、素盞嗚神社ブログを書いていて

新たに大島の馬蹄岩を再認識するとは、

思ってもみなかった事。

やはりアウトプットは最大の

インプットですね(笑)

素盞嗚神社へ

若宮八幡神社から

素盞嗚神社までは、

途中車道と別れ、

人専用道路を使って向かいます。

「水とふれあいの小道」の名付けられた

江戸時代初期に完成した

用水路である南新川沿いの道が、

散策路として

旅人の心を癒やしてくれます。

途中、妻が見つけた老木。

生命力を感じますね。

かっぱ公園。

(勝手に名付けた)

かっぱ公園を対岸から見ると

こんな感じです。

以前は水が流れていたようですが、

今は干やがっていますので、

かっぱのお皿は大丈夫でしょうか?(笑)

素盞嗚神社への石橋。

渡ります。

一の鳥居。

そして、お目当ての灯籠が、

いきなり出て来てちょっとビックリ(笑)

参道右側の灯籠が、

Wikipediaの明治維新後の

盃状穴として紹介されているものです。

確かに、盃状穴がありますね!

これで、

ここに来た目的は達しました(笑)

楼門。

楼門手前の境内社など。

手前の石祠には、

天保六年(1835年)と

刻まれていますので、

このあたりのものは古いものが

集まっているのかも知れません。

楼門をくぐります。

阿形の随神様。

横には木製の恵比須様。

吽形の随神様。

横には木製狛犬。

以前は対になる阿形の狛犬も

いらっしゃったのでしょうね。

手水をして拝殿へ。

拝殿前の狛犬。

阿形。

吽形。

右側の常夜燈(灯籠)は、

安永二年(1773年)の寄進。

左側の常夜燈(灯籠)は、

安永三年(1774年)の寄進。

参拝。

拝殿の扁額には

江戸時代の名前である

「祇園社」と書かれています。

左側には「度會」(わたらい)

の文字があるので、

伊勢神宮の外宮の社家である

度会氏と何か関係がある方が、

書かれたのかも知れません。

左が拝殿、離れて右側が本殿。

本殿。

こちらには素盞嗚神社と

書かれていますので、

明治維新から後のものでしょう。

神仏習合の名残

素盞嗚神社は江戸時代まで、

神仏習合の神社で、

今もその名残が少し残っています。

五輪塔。

仏教の梵字が書かれていますね。

東光寺跡。

祇園社と称していたころ、

江戸時代半ばの地図。

ここで、注目は、

「日田の広瀬淡窓の生母は

この寺の出身で第七世住職

後藤恒龍氏の娘「ゆい」である」

というフレースです。

へ~広瀬淡窓さんのお母様、

ここの人だったんだ~!

大村益次郎など偉人も学んだという

咸宜園(かんぎえん)を開いた

日田の学者の

ルーツの一つがここだったとは・・・

ちょっと感動しましたね(笑)

今は境内の広場になっている

東光寺の跡。

境内社

楼門前にもありましたが、

本殿右側にもいくつかの

境内社があります。

御祭神はわかりませんが、

石祠の右側に一体の

石造狛犬を発見しました。

お尻の上げ方が、

出雲地方タイプですね。

吽形は何処へ・・・

境内社たち。

最後に日差しを浴びてツーショット。

これにて参拝は完了です。

素盞嗚神社を訪問する

きかっけとなった盃状穴、

このお陰で、

宗像にある大島の

馬蹄岩が古墳時代の盃状穴と知った衝撃、

今もなお余韻が残っています(笑)

 

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