天山神社(佐賀県小城市)
四社ある天山神社の下宮
天山(てんざん)は佐賀県で三番目に高い
標高1000mを越す山です。
この山頂付近には、
天山神社の上宮があり、
麓の町には三つの天山神社が
下宮として鎮座しています。
その下宮の中の一つが、
今回参拝した岩蔵天山神社です。
天山神社へ
清水の滝に感動した僕たちは・・・
と書きたいところですが、
実は妻が滝壺に片足を思い切り
つけ込んでしまい、
靴もストッキングもびしょ濡れになり
これを短時間で復活させるため、
清水の滝から天山神社の移動中は、
車のヒーターをMAXにして、
風の吹出口に靴をあてがいながら走るという
他人が見たら何とも滑稽な状況・・・
寒い日でしたが、汗をかくほどの車内は
一足先に真夏気分でした(笑)
天山神社と川を挟んで向かいには、
蔵や水車が、
登録有形文化財に指定されている
天山酒造があり、
この日も観光バスが来ていました。
境内の前には、
比較的新しい看板が設置されています。
平成になり再建された肥前鳥居。
もともとここに建っていた
寛文5年(1665年)建立の
肥前鳥居は、
トラックが衝突し倒壊したそうです・・・
その倒壊した残骸が、
駐車場の隅に置かれていました。
う~ん、何だかな~・・・
社叢。
御祭神は宗像三女神ですね。
石畳の神橋。
次に二番目の神橋があり、
これがまた素晴らしいものなのです。
江戸時代のものでしょうが、
真ん中には自然石が置かれていて、
かなり見応え(踏みごたえ?)あります。
そして、橋の両側に広がる池は、
驚くほどの透明感で感動します。
池の維持ほど難しいものはないと思う位
多くの神社の池は濁っています・・・
なのにこの透明感と来たら奇跡です(笑)
動画も撮ってみました。
二番目の神橋を渡ると
肥前鳥居があります。
こちらは慶長17年(1612年)
鍋島直茂、勝茂、元茂の
親子孫三代による寄進で、
トラックに衝突される事もなく(笑)
400年もの間ここに建っています。
拝殿。
拝殿前には新し目の案内板があります。
文久二年(1862年)奉納の狛犬。
吽形。
極彩色の拝殿唐破風。
参拝。
本殿。
隣のお寺から撮影した本殿と拝殿。
天山神社1200年祭記念碑(左)と
1260年祭改築記念碑(右)
忠霊塔。
ここでツーショット完了。
気になる木の先に
気になる祠を発見。
日露戦没記念碑。
そして、このすぐ横には
境内社が鎮座しています。
左から、七面天王(仏様のようです)
天照皇大神宮、右側二つは不明です。
そして、ここで注目なのが、
天照皇大神宮の狛犬。
明らかに肥前狛犬ですね!
対ではなくお一人様ですが、
けなげに天照大神をお守りする姿が
何とも素敵です。
風化していますが、
その愛らしさは健在です。
隣には石柱に載せられた
顔らしき石が・・・
もしかしたら昔は肥前狛犬の顔?
だっかかも知れません。
澄んだ池と肥前鳥居、
そして、一人で頑張る肥前狛犬にも出会え
大満足で参拝は完了です。