常葉神社(岐阜県大垣市)
庭園
常葉神社は、
歴代の大垣藩主を祭るお社で、
今も殿様たちが、神様となって
大垣の町を見守っています。
そして、
この神社の特筆すべき点は、
庭の手入れが素晴らしいこと。
剪定の行き届いた木々も美しく、
目に入ってくる境内の光景は、
まさに「庭園」なのです。
神社を大切に思う方々がいてこそ
庭園は美しく保たれるもの・・・
神様と人々の
素敵な関係を感じられた
常葉神社です。
本社参拝
大垣公園の一角、
大垣城跡に常葉神社は鎮座しています。
神橋を渡り境内へ。
「常葉神社沿革史」
御祭神は、
戸田一西、戸田氏鉄はじめ
大垣藩、戸田家歴代城主です。
創建部分を抜粋すると
「嘉永五年(1852)五月、
藩祖一西公二百五十年忌に当たり
第九代藩主氏正公は、
藩祖追悼の意を表す為に祠廟を
大垣城内松の丸庭内に創建して公の
神霊を奉祀し、
伊勢神宮の祭主大中臣教忠卿に請り、
常葉明神の神号を受けた。」
このようになります。
その後、
大垣城の廃城による遷座、
空襲による社殿焼失などがあるものの
その後、
復興・再建し現在に至っています。
庭園内を散策(笑)
常葉神社由緒の石碑。
拝殿へ。
個性的な狛犬。
吽形。
参拝。
本殿へもご挨拶。
ここでツーショット完了。
徳吉稲荷神社(境内社)
次に
常葉神社本殿から北東に位置する
徳吉稲荷神社へ。
北東(艮)っていうと、
なんか鬼門守護みたいですね(笑)
御神木のクスノキが象徴的です。
鳥居が並んだ参道を奥へ。
この参道、
クスノキを迂回するようにS字型に
カーブしています。
参拝。
帰りがけに発見したのが、
奉納者の名前などです。
「行き」は景観重視で、
全く見えなく、
「帰り」にはしっかり見えるような
配慮が成されているのは、
南宮大社の稲荷神社の鳥居と同じですが、
さらにこの鳥居は、
S字型にカーブしたところの
白い銘板を一本一本
カーブに沿って少しづつずらし、
参拝に向かう人々の視線に
極力入らないよう、
細やかな配慮がなされているのが、
また凄いのですよ!
岐阜県では、
こんな素敵な習慣があるのかな?
それとも他の神社で、
僕たちが気づかなかっただけかな?(笑)
猫社?(境内社)
最後に本殿の南西側にある境内社へ。
御祭神はわからないのですが、
すでに「神様らしきもの」は
見えています・・・
賽銭箱をベッドにした猫神様(笑)!
いや〜癒されますね〜!
まさかこんな光景に出くわすとは!
別方向からも撮影。
もちろん猫神様を驚かせないよう
遥拝気味に参拝したのは
いうまでもありません。
境内社の神様、
こんな光景に出会わせていただき、
本当にありがとうございました!