八坂神社(山口県長門市)

 

仙崎八景

長門市仙崎と言えば、

「仙崎かまぼこ」の名前を

一番に思い浮かべてしまう僕ですが、

実際に訪問した仙崎の町の印象は、

「金子みすゞ」の町と言ってもいいくらい、

町の至る所でその名を目にします。

金子みすゞと言われても、

正直、あまり僕は興味がわかず、

仙崎町イチ推しの(多分)

「金子みすゞ記念館」へも行っていません。

ところが、そんな僕の心とは裏腹に、

金子みすゞの詩と出会ってしまったのです。

それは、

彼女が地元仙崎の町を童謡に詠んだ、

「仙崎八景」のうちの一つが、

ここ八坂神社で、その詩が、

社頭で紹介されていたからです。

ついでに言えば、

生家の跡に建てられた、

「金子みすゞ記念館」も

外観を見ていました(笑)

それは、八坂神社に行くのに

道を迷ってしまい、

偶然その建物の前を通ったのです。

その時、「あ~ここか・・・」なんて

何となく思っていました。

この二つの出来事は、

もうこれは「ここにおいで」という

金子みすゞのサインに違いありません。

次回の仙崎旅行では、行きます、

みすゞさんの家に(笑)

八坂神社へ

僕がこの神社を訪れる

一番の理由はネットの画像で知った、

古い「青銅製の燈籠」を見る為です。

神社に石灯籠は多くありますが、

昔の青銅製の燈籠は、

なかなかお目にかかれないものですから、

僕の期待はかなり大きくなっていました。

社頭。

一の鳥居。

御由緒。

八坂神社という名前から

予想したとおりに、

江戸時代までは「祇園社」という

名前でした。

そして、この左横に建つのが、

金子みすゞが、八坂神社を詠んだ、

「祇園社」という詩です。

「はらはら

松の葉が落ちる

お宮の秋はさみしいな。

 

のぞきの唄よ

瓦斯の灯よ。

 

赤い帯した

肉桂よ。

 

いまはこはれた氷屋に

さらさら

秋風ふくばかり」

なんとも言えない、当時の情景が

目に思い浮かぶ素敵な詩ですね。

古くて不思議なもの

まずは、鳥居をくぐり

参道を歩きます。

「長陽 八坂本宮」の神額。

このすぐ先、左側に

副題で書いた、

「古くて不思議なもの」があります。

これはいったい何でしょうか・・・

鳥居?井戸?

分かりません。

そして、この写真を見ていて、

背景の石玉垣で気づいたのが、

各所に燈籠が配置されている事。

もっと見ておけば良かったかな?(笑)

正面から見ると右の柱には、

安永三年(1774年)と

刻まれています。

250年以上も前、

どなたかが奉納されたものでしょう。

下部に掘られた溝は、

何らかの機能を果たしたのでしょうか。

特に目立つのが、

鳥居に挟まったようなこの石板。

装飾にしては、違うような・・・

鳥居風だけど鳥居じゃない、

井戸風だけど井戸でもない・・・

う~ん、謎のままです・・・。

燈籠群など

元々は、青銅製燈籠が目的でしたが、

参道脇には江戸時代に奉納された

石灯籠がいくつもあり、

こちらも見逃せないものばかりです。

明和八年(1771年)の寄進。

対になる左側の燈籠。

明和四年(1767年)の寄進。

対になる左側の燈籠。

昭和十二年奉納の巨大な手水鉢。

拝殿の両脇にも

大きな石灯籠があります。

明和六年(1769年)の寄進。

対になる左側の燈籠。

参拝・・・

その前に、今日のメインである

青銅製の燈籠を堪能します。

素晴らしい!

火袋部分の繊細さがたまらんですね!

享和四年甲子(1804年)の寄進です。

対になる左側の燈籠も

200年以上の歳月を感じさせない、

美しい姿のままで建っています。

青銅製燈籠の外側に配置された狛犬。

文政五壬午(1822年)の寄進です。

吽形。

参拝へ

古い燈籠や狛犬に

舞い上がりながらようやく拝殿に到着。

この神額には「八阪神社」と

「阪」の文字で書かれています。

参拝。

拝殿内の扁額は、

江戸時代のものでしょう。

蟇股の表には毛利氏の家紋、

「一文字に三つ星」。

裏側には神社の神紋である

「五瓜に唐花」が描かれています。

拝殿右側面。

拝殿左側面。

左奥が本殿。

本殿覆屋。

朱色の高欄が本殿近くまで

伸びているのに注目してしまいます。

拝殿前でツーショット完了。

稲荷神社

本殿の左側に鎮座するのが、

境内社の稲荷神社です。

石鳥居の柱には、

「宝暦九己卯六月吉祥日」と

刻まれていて、

西暦で言うと1759年の寄進です。

赤い鳥居をくぐって御社殿へ。

参拝。

御神木

名前はわかりませんが、

本殿と稲荷神社との間には、

御神木がそびえています。

樹齢300年ほどでしょうか?

正面から。

近づくと、

幹や根っこ自体が、

かなりうねっています。

しめ縄を巻いていなくても

その風格は間違いなく御神木ですね。

 

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