吉野ヶ里歴史公園(佐賀県吉野ヶ里町)後編

 

国土交通省のチャレンジ

国土交通省は、2020年度に

全国の国営公園の入場者数を

4800万人を目指し、

昨年、平成30年4月から

一年間の試行として、

全国の国営公園の入場料を

改定をしています。

大人の入場料を少し値上げし、

小中学生は無料とする。

二日間通し券を新たに設定する。

また年間パスポートは、

購入した公園だけではなく

全国12箇所の国営公園で

使えるというものです。

福岡県の海の中道海浜公園で

買った年間パスポートで

佐賀県の吉野ケ里歴史公園にも

入場出来るのは、

子供連れの家族にはちょっと嬉しいかも!

もちろん、遠く北海道の

滝野すずらん丘陵公園や、

東京都の昭和記念公園などにも使えます。

料金からすると11回以上使用なら

お得になるようです。

検証はあと2ヶ月ほどですが、

どんな結果が出るのか、

日本の頭脳が集まった?

国土交通省のチャレンジ、

果たして結果はいかに!

王の宮殿へ

僕たちが公園に滞在した時間は、約3時間。

しかし、それだけ時間をかけても

公園内全部を見たり体験することは

到底無理なほど

吉野ケ里歴史公園は巨大な場所です。

その中で、一番の見どころと考えた、

北内郭(きたないかく)と呼ばれる

王の宮殿を目指しました。

僕たちは夫婦ともに亥年生まれ、

猪突猛進で王の宮殿に向かいます(笑)

※訪問は3年前なので亥年ではありません

王の家。

王は宮殿とは別に自宅があったようです。

王と言えども、弥生時代ですから、

豪華なソファーやシャンデリアとは

無縁の世界です(笑)

酒造りの家。

お酒は女性が作っていたようです。

作っている最中に試飲して

酔っ払った女性もいるかも?

煮炊屋(にたきや)。

王など権力者の家へ運ばれたそうですが、

つまみ食いをした人もいるでしょう(笑)

北内郭(王の宮殿)発掘当時の状況。

工業団地を作るために土を掘ったら

こんなに凄いものが出土したのですから

当時の発見者はビックリしたでしょうね。

中世のお城で言えば、

天守とか、政庁にあたる部分にプラス

神社が合体した最重要な場所です。

警戒も厳重。

二羽の鳥がまるで神社の狛犬の如く、

僕たちを見張っていました(笑)

王の宮殿。

う~ん巨大だ!

建物内も完全復元。

巫女は神社の巫女さんではなく

当時は、最高司祭者の事です。

巫女(最高司祭者)は、神懸かりして

その巫女のお告げを聞き分け、

伝える人が控えていると書かれていて、

僕は、なんだか東北地方の

イタコを思い出しました。

北墳丘墓保存館へ

吉野ヶ里遺跡の多くは、

発掘調査後、盛り土をして、

その上に復元構造物が建てられています。

従って、「本物」の遺跡は地中に隠れていて

見ることは出来ません。

その中でも遺跡そのものを見せてくれるのが、

北墳丘墓に作られた

「北墳丘墓保存館」です。

向こうに見える墳丘墓に向かって

建てられているのは、祠堂(しどう)です。

案内によるとここでは、

歴代の王の祖霊へお供えを捧げ、

お祈りをささげる建物となっています。

神社の本殿(墳丘墓)と

拝殿(祠堂)みたいな関係かな。

古墳を祀った神社も多いですし!

北墳丘墓近くから見た集落。

祠堂とは反対側から見た北墳丘墓。

手前の柱は、「祖霊の宿る柱」。

神籬(ひもろぎ)と同じように

依り代とされていています。

北墳丘墓保存館入り口。

発掘当時のままに保存されていて、

数多くの展示もありました。

3時間近くうろついていたので、

僕たちはもうパワーが無くなっていて、

保存館での写真はこの一枚だけ(笑)

疲れが足にも来ていたので、

ここからは、園内を走るバスで移動し

入場した東口まで戻りました。

ここでツーショット撮影で、

吉野ケ里歴史公園の散策は完了です。

今日の癒やし

公園を出てJRの駅に向かう途中に

見つけたカワセミに癒やされました。

一瞬枝に止まった素早い動きのカワセミを

コンパクトデジカメのデジタルズームで

捉える事が出来た自分にも感動!

カメラが頑張ったのでしょうが(笑)

 

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