弓立神社(福岡県うきは市)
景行天皇
弓立(ゆだち)神社の漢字を見ると、
弓矢と関係する言われがある
神様なのかなと想像はつきます。
この辺りは神功皇后の
伝承地が圧倒的に多いので、
こちらもその一つかと思っていたら、
神功皇后の夫、仲哀天皇の
お爺さんである景行天皇が、
筑紫親征の時、
大石の上に弓矢を立て、
祭祀を行ったという逸話でした。
その後、神功皇后の側近だった、
武内宿禰もここで同じ事をやり、
そして、景行天皇を祭ったのが、
弓立神社の始まりのようです。
弓立神社へ
神社専用の駐車場が
無いようなので、本殿近くの
空きスペースに車を停めて、
一の鳥居の外側まで、
テクテク歩くこと数分、社頭に到着です。
弓立神社の目の前に広がる
のどかな田園風景。
空気が美味しいとはこの事でしょう!
参道の入口。
境内へ。
本殿よりも先になりますが、
まずは、参道右側の境内社へ。
文久二年(1862年)寄進の燈籠。
拝殿。
石玉垣に囲まれた
立派な石祠の本殿。
御祭神は不明です。
参道左には「宮地嶽宮」の
神額がある鳥居をみつけ、
こちらも本殿参拝前ですが、
行ってみることに。
石橋?コンクリ橋?
どちらにしても神橋です。
こちらの石祠も
周囲を大石で固めて、
かなり見ごたえがあります。
メインの参道に戻ります。
二の鳥居。
平成二十一年に奉納された石橋。
現代において、これだけ立派な石橋を
奉納される氏子さんが
いらっしゃるという事は、
弓立神社さんがいかに
崇敬されているかという証ですね。
氏子さんたちに敬意を表しながら
渡らせていただきました。
さらに進みます。
慶応二年(1866年)寄進の三の鳥居。
手水鉢はユニークな形です。
拝殿へ。
天保十二年(1841年)寄進の燈籠。
200年近く経っても
ほとんど痛みがありませんね。
拝殿。
参拝。
こちらも龍神様の彫刻です。
この日は、本当に「龍神様デー」でした(笑)
恵方盤は朝倉、うきは地方では、
「神社スタンダード」的な感じがするほど、
多くの神社で恵方盤を見かけます。
左側から本殿へ。
左から本殿、幣殿、拝殿。
玉石垣が立派な本殿。
いつ頃建てられたのかな?
近くで見るとさらに迫力があります。
拝殿をバックにツーショット完了。
燈籠(常夜燈)
弓立神社の魅力の一つは
思わぬ場所にありました。
それはさり気なく置かれた
御社殿横の燈籠です。
幣殿横に建てられた、
寛文九年(1669年)寄進の燈籠。
凄いものがありますね!
江戸時代初期、
四代将軍、徳川家綱の時代のものですよ!
反対側の対になる燈籠。
氏子さんはじめ地域の方々に
大切にされてきたからこそ、
350年以上もの間、
綺麗な姿のままで残っているのでしょう。
並びにあるもう一対の燈籠。
こちらは亨保三年
(1718年)の寄進です。
対になる側の燈籠。
境内社など
燈籠に興奮した後は境内社へ。
靖国神社。
石祠。
これは・・・
弓矢を立てた大石かな?
想像ですが・・・。
石祠。
これで参拝は完了した訳ではなく、
この後、もう一つ、
弓立神社に参拝するきかっけとなった
木樵(きこり)大明神へと向かいます。