瑞巌寺(宮城県松島町)洞窟群

 

ルーツ

延暦寺第三世天台座主、

慈覚大師円仁が開創した天台宗円福寺は、

戦国時代に衰退し、

その後、藩主となった伊達政宗が、

「瑞巌寺」として再興しています。

瑞巌寺のサイトには、

「瑞巌寺の正式名称は、

「松島青龍山瑞巌円福禅寺」といい、

臨済宗妙心寺派に属する禅宗寺院」

このように記されていて、

この名前にある「円福」の文字に、

お寺のルーツである「天台宗円福寺」への

深い思いが込められているようです。

正式名称を知って、

ちょっとほっこりでした(笑)

洞窟群巡拝

本参道を散策後、

一旦山門前まで戻り、

二つ目の参道とも言える

洞窟巡拝ルートを歩きます。

赤色のルートが参道で、

青色で表したのが、

今回の洞窟巡拝ルートです。

瑞巌寺についての案内。

ここから洞窟巡拝を開始。

この神聖な雰囲気、

雄島に通じるものがありますね!

最初に目につくのが鰻塚。

うなぎの供養でしょうか・・

そして、背後の崖には

数多くの宝篋印塔が彫られています。

洞窟群の案内を書き出すと

以下になります。

「元来、納骨や供養の為の施設で、

造営は鎌倉時代に遡り、

江戸時代まで続いた。

松島は古来「奥州の高野」と呼ばれ、

浄土往生を祈念する神聖な場所であった。」

洞窟群の前には、

「西国三十三観音巡拝所」があり、

この仏像を巡れば、西国三十三観音の

ご利益をいただけるという有難いもので、

一番札所、那智山青岸渡寺せいがんとじ

如意輪観音から順に、

三十三体の仏像が並んでいます。

奥の巌窟も昔は霊場か

納骨場所だったのでしょう・・・

僕たちが以前参拝した

興福寺南円堂のご本尊、

不空羂索観音ふくうけんさくかんのんもいらっしゃいます。

(右から二番目)

真ん中は、

「仙臺石巻観音講」の碑。

富士山や伊勢神宮と同じく

観音様にも「講」があるのですね。

参拝。

妻のラッキーナンバーは13。

なので、第十三番の石山寺には

勝手に親近感を覚えますが、

まだ行ったことはありません(汗)

まだまだ続く洞窟の風景。

何かの石碑・・

なかなか終点が来ない(笑)

ちょっとマンネリ気味だったところ

この風景で目が覚めました(笑)

なんでしょう!この岩は!

魚か恐竜か?(笑)

修験者のような絵も描かれていますね。

左側は琵琶湖に浮かぶ

竹生島の宝厳寺の本尊、

千手千眼観音です。

西国三十三観音巡拝所も

ようやく終盤、

ここでの注目はこちらです。

繖山きぬがさざん 観音正寺」の本尊、

千手千眼観音。

昨年12月に参拝した時、

奇跡の出会いがあり、

最近、観音寺城で発見された

新たな大石垣を見ることができた、

忘れられないお寺です。

鉄道殉職者招魂碑。

程なくして本参道と合流。

この後、ようやく(笑)

本堂を目指します。

 

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