善通寺・西院(令和6年3月)
ビフォーアフター
僕たちが善通寺に到着した午後3時頃、
天気は曇り時々小雨といった感じでしたが、
拝観を開始してから少し経つと、
急に青空が広がってきたのです。
こちらが「ビフォー」(笑)
善通寺到着時の済世橋です。
こちらが「アフター」。
不思議なくらいの天気回復に、
妻と二人して、ビックリ&超感動。
ここまで急展開で晴れたのは、
以前の旅で、
高野山奥之院に5時間も滞在し、
妻がお墓や供養塔をお参りしまくったから
弘法大師空海さんが、
ご褒美をくださったのかも知れません(笑)
西院(誕生院)へ
善通寺の境内は東院と西院の二つがあり、
西院は弘法大師誕生の地、
佐伯家の邸宅があった場所とされ、
別名「誕生院」とも呼ばれているようです。
善通寺の境内図
まずは右端の大駐車場から済世橋へ。
橋の頂上付近から西院・正覚門を望む。
ここから一旦西院境内を突っ切って、
東側の仁王門前まで移動し、
正面参道から参拝を開始します。
仁王門
まずはビフォーアフターから(笑)
仁王門前の甘日橋(ビフォー)。
こちらはアフター。
「御誕生所」の文字が刻まれた燈籠。
仁王門へ。
「遍照金剛閣」の扁額。
御影堂
仁王門をくぐると
回廊の入口です。
雨が降っても大丈夫(笑)
回廊屋根裏側に掲げられた
弘法大師の生誕から入滅までの絵看板。
4年前に全部の写真を撮ったので、
今回は軽く見るだけ(笑)
手水舎。
休憩所やお杖立まで完備され、
お遍路さんへの愛を感じます!
回廊と御影堂(本堂)
御影堂。
善通寺のサイトによると、
「西院(誕生院)には、もともと、
お大師さまの出身の
佐伯家の邸宅がありました。
東院の「善通寺」創建の時には、
父君・善通卿も母君・玉寄御前も
佐伯家の方々は、
この邸宅にお住まいになっていたのです。
まさに、ご誕生の聖地です。
鎌倉時代になり、
その跡地に御影堂を中心とした
「誕生院」が整備されました。
御影堂奥殿のある場所は、
その佐伯家邸宅のありし時は
母君のお部屋のあった場所と
伝わっています。」
このように書かれています。
元三大師像
このたびの善通寺参拝に先駆け、
何気に4年前に参拝した時の
ブログを読み返していたら
御影堂入口の右側に、
元三大師像が写っているではないですか!
前回訪問時には、
この方の事を全く知らなかったので、
「写真撮っておこう」くらいだったのですが、
去年、比叡山延暦寺に参拝し、
元三大師が、延暦寺中興の祖で、
類稀なる霊力の持ち主であり、
今も崇敬者が多いことを知り、
俄然興味が湧き、お墓にまで参拝し、
「角大師護符」という
元三大師さんのお札まで
いただいております。
ただ、
「何故、真言宗の聖地に、
天台宗の元三大師像があるんだろう?」
ここで、大きな疑問が発生!(笑)
なので、
さらに気になっていました。
御影堂左側の賓頭盧尊者と
向かい合って安置された
元三大師像。
参拝。
やはり高い霊力を感じます。
目力が半端ありませんね!
この眼力に驚かれているのが、
向かい側の賓頭盧尊者様です。
賓頭盧尊者像。
やはり元三大師さんの
目力に圧倒されて
思わずお口が開いているのかな(笑)
いや、
賓頭盧尊者は多くの参拝者に
撫でられている愛すべきお方、
きっと参拝者にユーモアを
届けてくださっているのでしょう!
鐘楼
御影堂参拝後、鐘楼へ。
境内の風景。
東院の五重塔も見えています。
自由に鳴らせるので、
妻がやってみることに。
お賽銭を入れ、鐘を打ちます。
ご〜んんん・・・
いや〜身にしみる
素晴らしい音色ですよ!
西院でのツーショットは、
やはり御影堂前。
もちろんこれも
アフターの写真です(笑)
元三大師像の疑問はそのままですが、
西院の散策はこれにて終了し、
東院へと向かいます。
(続く)