愛知縣護國神社(名古屋市)

 

折返し地点

全国47都道府県のうち、

神奈川県と

靖国神社が鎮座する東京都を除き

45道府県に護國神社はあり、

いつの日か全部を参拝したいと

夫婦で旅をしてきました。

そんな中で、

愛知縣護國神社参拝は、

その丁度折返し地点の23県目。

過去参拝してきた

護國神社の多くは西日本で、

未参拝の半分は、

東日本に集中していますので、

コンプリートの日はいつになるのか、

まだ見当もつきませんが

折返し地点に到達したので、

ひとまずメデタシメデタシです(笑)

手水舎

熱田神宮から

源頼朝生誕地を巡り

名古屋城跡の一角に鎮座する

愛知縣護國神社に到着。

境内の無料駐車場に車を置き、

一の鳥居から参拝へ。

手水舎への参道。

手前には竹から水が流れ、

何故か柄杓は反対方向のみに

並べられています。

手水鉢の先を見ると、

何かを祀っているような・・・

狛犬の先に、「鎮魂」と

書かれた石碑が見え、

「為平和四十周年記念之碑

マリアナ戦 渇死兵五万 希一杓献水」

このように刻まれています。

そうです・・・

柄杓は渇死された御英霊達に

献水するためのものでした・・・

妻も心を込めて献水。

合掌・・・

安らかにお眠りください・・。

太玉柱(ふとたまばしら)

参道に戻り御社殿へ。

ここを歩いていくと

見えて来たのがこんな柱です。

何やら依代のような・・・

「太玉柱」

「(前略)

神霊に感謝の誠を

杉の真柱(地上9.3m)に託し、

これを大玉串として捧げ、

御英霊の遺訓を体し、

今日まで祖国日本繁栄のため、

盡瘁された先人をも顕彰し

恒久の平和と安泰を記念して建立。」

このように書かれ、

見た目にも、

心にも響く太玉柱なのです・・・

「盡瘁」という言葉を調べると

「じんすい」と読み、

その意味は、

「全力を尽くし、

自分のことはかまわず苦労する事」

へ~そうなんだ~、

また一つ知識が増えました(笑)

拝殿へ

参道だけでもジーンと来る場面が多く、

時間をかけて、

ようやく拝殿前に到着です。

青銅製で、凛々しい姿の

阿形の狛犬。

吽形。

拝殿にて参拝。

先には舞殿、拝殿、

そして、本殿となっています。

参拝後、ツーショット完了。

昭和の森

御社殿右側には、

慰霊碑(いしぶみ)が、

多数建立されています。

詳しい案内。

右側が「いしぶみ」の案内。

右側がいしぶみの建つ「昭和の森」。

エントランスの藤棚の下には・・・

レンタサイクルです!

こんな所に、

こんなものがあるなんて、

全く想像もつきません(笑)

しかし、便利なのは

良いことですね!

そして、

多く建てられた慰霊碑の中、

幾つかを参拝。

戦艦大和記念碑。

海軍飛行予備学生

飛行科士官 慰霊塔。

このデザインを見て、

妻が一言、

「特攻隊の三角兵舎みたい

・・・知覧の・・・」

確かに似ています。

陸軍少年飛行兵慰霊顕彰之碑。

さらに奥へ行くと、

境内社っぽいものを発見。

「愛知神社」の社号標。

何だろうと思って、

後から神社のサイトを調べると、

終戦後、占領軍により、

「護國神社」という名称が、

戦争賛美に繋がると言われ、

名前を「愛知神社」と変更した

時期のものだとわかりました。

参道。

護國神社となる前身、

招魂社の社号標もあります。

奥は、「哀些忠勇戦死碑」。

戊辰の役、尾張藩士の慰霊碑です。

いしぶみの道。

本殿の裏側を通って、

反対側に抜ける道に

こんな名前が付けられています。

日清日露戦争の慰霊碑。

いしぶみの道から本殿を参拝。

境内散策

参拝後に気付いたのが、

こちらの御神田です。

拝殿前に御神田があるのは、

ちょっと珍しいかも?

こちらは、

「ニッポン号世界一周飛行達成記念」

案内には、

「1939年(昭和14年10月20日)

毎日新聞「ニッポン号」が、

世界各国親善友好のため

太平洋・大西洋無着陸翔破、

世界一周飛行の大偉業を成なしとげました。

(所要時間 194時間、

全行程 52,886Km)

ここにその壮挙を記念して

銘石 「紫雲石」を奉納するものなり。」

このように書かれています。

今日の偶然

神社を後にしようとした時、

拝殿から雅楽が聞こえてきました。

結婚式など祝賀の場所で舞われる

「浦安の舞」のように、

明るいものではなく、

何となく静かで、

鎮魂のための楽曲のように感じます。

巫女舞の姿も何となく、

慰霊のような・・・

偶然にもこんな場に居合わせられた事、

御英霊に感謝です・・・。

 

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