会津藩主松平家墓所(会津若松市)

 

超高速墓参り

一泊二日の弾丸ツアーだった

福岡〜会津若松の旅ですが、

その弾丸はさらに速くなる事に(笑)

それは、

訪問を予定していなかった

「会津藩主松平家墓所」へ

急遽お参りするという判断を下して

しまったからです(笑)

飯盛山で、さざえ堂

白虎隊士の墓を巡った後は、

磐梯山の麓にある

保科正之を祭った土津はにつ神社へ参拝し、

そこからまた会津若松市にとって返し、

午後2時過ぎの郡山駅行きの

電車に乗る予定だったので、

その間に新たな訪問地をぶっ込むのは、

もはや無謀以外の

何者でもありません(汗)

しかし、妻の

「松平さんにもお参りしたい」の一言で、

僕の理性は崩壊。

果たして、「超高速墓参り」は

スタートしたのでした(笑)

参道

飯盛山から

会津藩主松平家墓所へは、

車で約7〜8分と近いのですが、

駐車場がどこなのか迷ってしまい、

ここで、10分以上の

タイムロスが発生(汗)

超高速は、音速へと昇格(笑)

会津藩主松平家墓所入口。

入口に建つ案内。

「まちに歴史あり〜会津の先人たち〜

「松平容保(会津松平藩九代目藩主)」

簡単に要約すると

「明治維新において

幕府側の責めを一身に背負い

最後まで戦った悲運の藩主です。

京都の治安を取り戻すため

幕府は京都守護職という特別職を作り、

これを容保に任命します。

孝明天皇の信頼を得たものの、

孝明帝は崩御、

その後、

倒幕派は力を強め、大政奉還。

鳥羽伏見の戦いで

幕府軍は敗退。

その後、会津は西軍最大の標的とされ、

籠城するも降伏し、

会津藩は本州最北端の下北半島に

斗南藩として移るという

過酷な運命を辿ります。

この場所の奥に見える山一体が

松平家の墓所となっており、

容保もここに眠っています。

神道に則った巨大な墓碑が点在しており

荘厳な空気が漂っています。」

ここで書かれた「山一体」が

くせものでした・・・

正直、過去に類を見ない、

想像を絶する

大規模な墓域だったのです。

参道。

会津若松では、各所で見かける

参道左側の「古峯神社」の標柱。

お墓の入口。

奥へ。

お墓参り

最初、GoogleMapを頼りに

ここまで車で来たのですが、

駐車場は別の場所と分かり、

妻を置いて僕だけが車を置きに行き、

また戻ってきたという次第です。

この間、妻は、

山(墓域)から降りてきた男性から

「ここは物凄く広く、

荘厳な雰囲気で、

実に見応えありますよ!」

そんな話をされたようで、

その巨大さを想像し、

ちょっとビビり気味でした(笑)

「国史跡 会津藩主松平家墓所 院内御廟」

案内を要約・加筆すると

以下になります。

「初代会津藩主保科正之は

明暦3(1657)年、

子の正頼が亡くなると、

この院内山の地を墓所と定めた。

その後、正之は

現在の猪苗代町に葬られており、

(これが土津神社です)

この院内山とあわせて

「会津藩主松平家墓所」として

国史跡に指定されている。」

絵図を拡大。

これだけ見ると、

まあまあ巡れそうですが、

全くそんなことはありません!

ホント超巨大な墓域なんですよ・・・

妻が、

保科さんの子供(正頼)だけでも

お参りしたいというので、

そこを目指したのですが、

事前の情報も得ていなく、

場所を確定できず、

願いは叶いませんでしたが、

正頼さんの実の弟、

二代藩主、正経さんと、

三代藩主、正容さんへは、

お参りでき、

妻も満足してくれたはずです(笑)

「歴代松平家牛馬之墓」。

登山開始。

門を潜って墓域へ。

めっちゃ広いので、

時間を考えると

とにかく駆け足で登るしかありません。

歴代藩主墓所方面へ。

後で知ったのですが、

ここを左に行くと、

二代、正経さんのお墓でした。

しかし、

この時はひたすら

右に真っ直ぐ駆け上がり、

上を目指していました。

うわ〜またもや石段が出てきた(汗)

登り切ったところにあるのが、

三代、正容さんのお墓です。

遥拝になりましたが、

参拝できて一安心。

それぞれのお墓に向かって

神獣が台座となっている

亀趺坐きふざ」が頭をお墓に向けて

配置されています。

(お尻側から撮影)

ここで、改めて

位置関係を確認すると

先ほどの分岐点から左に行くと、

二代藩主正経さんの墓であることが判明。

急いで石段を駆け降ります(笑)

先ほどの分岐を今度は左へ。

分岐からまたもや少し山登り。

見えてきました!

神式で葬られた歴代藩主の中で、

この正経さんだけは仏式となっています。

お父さんの保科正之も神式だし、

何故、この人だけが、

仏式だったのでしょう。

参拝。

ここから墓域を通り、

駐車場までは、約500m、

足が引きつりながらも何とか

駆け足で走破。

意外と体力ある自分達に拍手(笑)

 

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Comment

  1. たま より:

    お疲れ様でしたー。
    読んでるだけで、忙しそうで、汗が出ました

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