天岩戸神社(宮崎県高千穂町)

 

日本書紀、古事記の舞台

天岩戸と言えば、古事記、日本書紀での

クライマックス的な場面として有名です。

そのあらすじを少し。

舞台となったのは、ここ天の岩戸。

弟の素戔嗚尊が暴れて、

いたずらの度が過ぎたのにも

関わらず、大きな心で

全てを許していた天照大神でしたが、

素戔嗚尊が天照大神の神殿に

大便をして、それを知らずに

天照大神が踏みつぶし

体が臭くなったことで、

遂に堪忍袋の緒が切れ、

天の岩戸に引きこもってしまい、

世の中が真っ暗になったという話し。

「大便」は本当に日本書紀に

書いてあります。

僕の創作ではありませんので

念のため(笑)

そして、こちらがその女神様です。

このお顔、怒っているのかも?

いや、怒っていない?

伊勢の神宮、内宮の御祭神として

祭られている日本の最高神でさえ

うん○の臭いは許せなかったのが、

とても親近感が湧いてきますね!

案内図。

天岩戸神社は東本宮と西本宮と

二カ所あって、

僕たちは西本宮に参拝しました。

時間の関係で、東本宮は今回パス。

天岩戸神社西本宮入口。

ここにも分かり易い案内図がります。

そして、今回、僕たちが一番

楽しみでもあり、緊張するのが、

左の看板に書いてある、

「天の岩戸」遥拝です!

通常は見られない場所ですが、

神社に申し込むことによって、

神職さんのアテンド付での

遥拝が出来るのです!

料金は「お気持ち」となっています(笑)

受付をすませ、

待つ事10分ほどで、

神職さんが声をかけてくれます。

僕たち二人以外にも

何人かいて、10人ほどでの

遥拝となりました。

神門。

神門をくぐるとすぐ右手に

御神木があります。

招霊の木(おがたまのき)。

天の岩戸神話で、天照大神様に

岩戸から出ていただくために踊った

天鈿女命(アメノウズメノミコト)が

手に持っていたのが、招霊の木の枝。

だから御神木なのですね!

拝殿へ。

この拝殿の向こうに遥拝所があります。

まずは拝殿で参拝。

アテンドの神職さんが

「参拝される方はどうぞ」

と言ってくれたので、

「あ〜参拝してもいいんだ」

と安心しました。

ちょっとした言葉がけですが、

親切な対応に感謝です。

ここで、神職さんは

全員にお祓いをしてくれます。

ちゃんと幣(ぬさ)が置いてありますね!

そして、この右側の格子戸から

遥拝所へと向かいます。

ここから先は写真撮影禁止なので、

写真はありません。

岩戸は木々に覆われてはいたものの

そこが岩戸だとわかるもので、

なんか凄い場所でした。

そして、遥拝が終って拝殿の前まで

戻った時、突然妻が泣き出したのです…

色々と感じる事があったのでしょう…

ただ、それほどまでに言葉では言えない

何かを感じられる場所には違いありません。

泣いた後の妻とツーショット。

遥拝所からの帰りはこの木の裏側の

扉から境内に戻ります。

しかし凄い木だと思い案内を見ると…

「古代銀杏」と書いてあります!

長野県の諏訪とここの二カ所にしか

生息していないそうで、

こちらも御神木となっているようです。

明治時代に建てられ、

以前は拝殿だった建物が移設され

今では神楽殿となっています。

ここは天安河原の遥拝所も兼ねていて、

時間が無い人や、天安河原まで歩くのが

しんどい方は、ここで参拝すれば

行ったのと同じご利益がある?

…かも知れません(笑)

天岩戸神社の境内を出てすぐの所に、

天安河原入口があります。

コンクリながらも

風情のある太鼓橋。

大勢の参拝客で人が途切れることが

ほとんど無い道なのですが、

この一瞬だけ橋は妻の独占となりました!

岩戸川は「清流」というに

ふさわしい、透明感あふれる流れで、

僕たちを和ませてくれます。

入口から歩くこと約10分、

遂に天安河原に到着です。

ここが天照大神をどうやって

岩戸から出すかを神々が話し合った場所。

この雰囲気は本当に神様たちがいた形跡が

残っている感じで、凄い「気」が

流れているようです。

御社殿には

思兼神(おもいかねのかみ) と

八百萬神(やおよろずのかみ)が

祭られています。

「天安河原宮」となっていますね。

洞窟内部から外を撮影。

ここだけが別世界のようにも

感じます…

洞窟から鳥居のシルエットを撮影。

なんだか、本当に神様が現れそうな

雰囲気ですね。

やっぱりここには、神様がいたはず!

清流を見ながらしばし佇む…

心が洗われる一瞬でした!

今日の癒し

巨木の切り株を利用した、

御祭神など案内が書かれた案内版に

癒されました!

冊まで設けられていて、

とにかくカッコいい&威厳がある

案内板でした!

 

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