茶碗山展望台・人間魚雷回天訓練之地

 

視点

「道の駅なんごう」は、

展望台をはじめ

多くのレジャースポットがあり、

半日いても楽しめそうな場所です。

しかし、

僕たちがここに来たのは、

別の視点でした。

それは、道の駅近くにある

「人間魚雷回天訓練之地」を訪問し

英霊の方々を慰霊することです。

旅の楽しみ方は

人それぞれですから

これでOKでしょう!

茶碗山展望台

洞窟の中にあった祇園神社から

次は海上の回天訓練基地へ・・・

のつもりが、

ちょっと道草をすることに。

道の駅なんごうの駐車場。

案内には、

多くの見所が紹介されています。

ここで、気になったのが、

こんな場所です。

茶碗山展望台。

ここはきっと絶景に違いない!

そう思って、

慰霊を後回しにして(汗)

まずは、山登りを開始。

こちらは山麓にあるのですが、

すでに「茶碗山展望台」となっています。

スロープ。

途中見つけた綺麗な花。

痛そうなトゲがあるので、

バラの一種でしょうか?

砦のような展望台に気分は高揚!

案内。

「ジャガランダ 栄光の鐘」

夏が近づく頃、この周辺一帯に

青紫の花、ジャカランダが咲き始める。

1964年、東京オリンピックの年、

この花は宮崎の地にやってきて、

多くの人に愛され、そして、

あれから50年余りの月日が流れた。

世界三大花木ジャカランダ、

その花言葉は「栄光」。

この地、この花を訪ねる人々が、

それぞれの思いをこの鐘の音にのせ、

とき放つ。

栄光の架け橋に、

「私はここにいるよ」と。

2021年3月

「なんごう」ジャカランダプロジェクト」

ジャカランダを調べると

ブラジルの花で、

冬がある日本の環境では、

なかなか花は咲かないそうです。

しかし、

温暖な宮崎(日南)の気候には

合っていたという事でしょう。

そう言えば、

青島亜熱帯植物園で見た

美しい黄色い花「イペー」は、

ブラジルの国花でした。

宮崎とブラジルの絆、

なかなか深いものがありますね!

櫓の頂上へ。

西側「道の駅なんごう」の全景。

東側。

南側。

北側には外浦港が見えています。

「ジャガランダ 栄光の鐘」を撞く妻。

ここでツーショット完了!

次に山頂へ。

お〜ここからはさらに絶景が!

道草はこれでおしまい(笑)

慰霊

ここからが本来の目的である、

回天訓練地へ。

車道横を歩くのが怖いくらいに

車が通るので、

結局、道の駅なんごうからは

車で移動することに。

「人間魚雷回天訓練之地」碑。

案内文を書き出すと

以下になります。

「南海にたとえこの身ははつるとも

幾年のちの春をおもえば

特攻隊員詠

かつてこの地は第三三突撃隊

人間魚雷回天の乗組員たちが

祖国の存亡を憂いて猛訓練を続けた海である

年移りて星変わりて

平和な祖国は国定公園日南海岸として

その絶景をたたえている

あの島この島陰に

大東亜戦争の必勝を念じ生命を捧げて

永遠の平和を渇仰した

尊い若人の血のにじむ猛訓練のあとを偲び

祖国の為に散った戦友を

追悼し永遠の平和を祈念して

この碑を建立する。」

この特攻隊員の詠んだ歌は、

昭和19年10月25日、

敷島隊の一員として

フィリピンで散華された

宮崎県出身のパイロット、

永峰肇さんの辞世ですね・・・

今回の旅で最初に訪問した

宮崎特攻基地慰霊碑の後ろに

石碑が建てられていました・・・

ここでこの辞世に再会したのも

御英霊の皆様方のお導きかも知れません。

絶景が広がる紺碧の海。

特攻隊員たちが願った

「幾年のちの春」ならぬ

「幾年のちの冬」の平和な日本です・・・

 

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