八幡神社(広島県呉市吉浦)

 

神社名

広島県呉市吉浦に

鎮座する八幡神社について、

ネットなど多くの記述を見ると

「吉浦八幡神社」と紹介されています。

しかし、

実際に神社に参拝してみると、

御由緒書や、

最新情報である

令和四年の神社社報には、

単に「八幡神社」と書かれています。

やはり宮司さんが(神社自体)が

書かれているのが正しい記述でしょう。

したがって、

ここでは「八幡神社」としています。

参道

広島市内から車で約1時間、

呉市で最初の目的地である

八幡神社に到着です。

御社殿横の駐車場から

一旦一の鳥居まで石段を下り、

ここから参拝開始です。

まずは、鳥居をくぐって

すぐ右側の忠魂碑に参拝。

100段ほどあると言われる石段。

ちょっと剽軽なお顔の狛犬は、

明治44年の奉納で、

阿吽の位置が、

よく見かけるものとは逆で、

向かって右側が吽形という配置です。

左側の阿形。

石段を上りきった所に建つ案内。

冒頭に書いたように

「八幡神社」となっています。

御祭神は、

帯中津日子尊命(仲哀天皇)、

息長日賣命(神功皇后)、

品陀和気命(応神天皇)、

宇迦之御魂神の四柱。

そして、注目は御由緒で、

「戦国時代小早川隆景が、

武運長久と戦運を神に感謝しで

建てたものと伝う」

このように書かれています。

小早川隆景といえば、

筑前国主として

天正19年(1591)に再建した

太宰府天満宮の本殿をはじめ、

ただの一大名にしては、

身分不相応なくらいに(笑)、

多数の寺社を建立、再興した人。

ここ、八幡神社さんも

小早川さんだったとは、

ちょっとテンション上がりますね!

手水舎。

明治43年奉納の手水鉢。

左三つ巴は、

小早川隆景の家紋、

やはり創建者への敬意もあっての

ご神紋でしょうか・・・。

手水舎横からの景色。

海まで見えて、素晴らしい眺望です。

昔はこの崖のすぐ下までが

海岸線だったそうなので、

当時は、ちょっと怖かったかも(笑)

手水舎横の境内社。

このお社は参道の左右にあるので、

祓戸社や客人社的なお社でしょう。

こちらは対になる右側のお社。

ここで、気になるものを発見!

御社殿の下部に大きな石が置かれています。

形からすると、碇石のように見えますが、

いったい何でしょうか?

横から見るとお賽銭も置かれていて、

単なる「重し」ではない気がしますが、

未だに謎です・・・。

左右の燈籠は

奉納時期が違います。

右側は天保十三年(1842)、

左側は明治四十四年(1911)、

恐らく左側だけが何らか理由で、

壊れてしまったのでしょう。

文化十年(1813)の奉納の二の鳥居。

一の鳥居近くの狛犬とは逆で、

こちらは阿形が右側に

配置され、台座には、

「明治廿九年十一月

在魯西亞

石工中」

このように刻まれています。

魯西亞=ロシアですから

当時、ロシアに多くの石工さん達が

滞在していたのがわかります。

しかし、何故に石工さんがロシアに?

日露戦争は、この9年後ですから

まだ平和(多分)だった時代、

日本の石工技術をロシアが

輸入していたのかも知れません。

吽形。

御社殿

「ロシアの狛犬」(笑)が

気になりながらも御社殿へ。

この日は氏子さんたちが、

拝殿前で藁を使って、

何かの準備をされていました。

正月も明けたばかりというのに、

本当にご苦労さまです!

靴を脱ぎ、

拝殿の奥、幣殿前にて参拝。

いつごろの建立化は

わかりませんが、

拝殿の天井には、

丸太の梁が設けられ、

実にいい味を出しています。

参拝を終えて外に出て改めて撮影。

本殿。

本殿後部から幣殿、拝殿を撮影。

境内社

本殿背後には、

いくつかの境内社があります。

右は金比羅神社、

左は御祭神は不明です。

御祭神不明の二社に参拝。

本殿横にてツーショット完了。

掲示物

八幡神社の拝殿右横で、

二つの掲示物を発見。

一つ目は神社本庁が発行している

「神社写真時報

令和4年1.2月合併号」です。

右側の神宮の内宮の写真とともに

兵庫県西宮市鎮座、

廣田神社の「虎舞」が

目を引きます。

阪神タイガースファンの聖地でもある

廣田神社らしい「舞」ですね。

そして、その横には、

京都、吉田神社の大元宮での

疫神祭の様子が掲載。

2年前、「のぞき穴」から参拝した

大元宮の思い出が蘇ります(笑)

そして、

もう一枚掲示されているのが、

「八幡神社社報 令和4年正月号」です。

神社さん独自で発行されているもので、

何故「明けましておめでとう」なのかや、

破魔矢の意味など、

正月ならではの話題が満載です。

これだけのものを製作するには、

宮司さんや氏子さん、

そして崇敬者の方々の

絆が強いからこそのもの・・・

勝手ながら素敵な人間関係を感じ、

改めて心もほっこりです。

今日の昼食

八幡宮参拝前、

「農彩館矢野とれとれ市場」で、

弁当を購入。

僕は肉玉そば。

妻は、ゆずいなり。

でも一個僕が貰いました(笑)

ちゃっかりと夜の酒のつまみ用、

チヂミまで購入(笑)

全部美味しく完食です。

 

  関連記事 - Related Posts -

 

  最新記事 - New Posts -

 

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください