越前和紙の里(2017年福井の旅)(越前市)
越前和紙の誘(いざな)い
正直、僕たち夫婦は、デジタルなものは
苦手で、時代に取り残される代表的な
頭脳を持ち合わせています。
もちろん利便性は否定しませんが、
「心地よくないものには関わらない」
のが、人生を楽に生きる方法なので、
「心地よいものだけに関わる人生」
を目指して実践する一環で、
和紙の里を見つけたのです。
現在、パートとして働きながら
還暦間近になり未来を模索中の僕ですが、
ずっと以前から「和」に関わる
生活をしたいと常々思っていました。
そんな気持ちが通じたのか、
僕たちが福井に行く少し前に
越前和紙の里の「紙の文化博物館」が
リニューアルオープンしていたのです。
越前和紙の里へ
昨日書いた大瀧神社、岡太神社は
すでに越前和紙の里の中に位置して
そこからは、わざわざ
向かうところでもありません(笑)
この案内板でわかるように、
この一帯の五箇地区と呼ばれる
大瀧町、不老町、岩本町、
新在家町、定友町が越前和紙の里です。
工芸館などが並ぶ和紙の里通り。
車のスピードが出せないよう、
少し曲がった道になっています。
紙の文化博物館。
館内は写真撮影OKなので、
少しだけ撮ってきました。
越前和紙の歴史。
もちろん岡太神社の御祭神、
川上御前が主役です。
約1500年前、この御前が
村人達に言った
「この村には清らかな谷水に
恵まれているので
紙を漉(す)けば良いでしょう」
この言葉から越前和紙は発祥しました。
普通の人なら「清らかな谷水」と来れば
蕎麦でも作るという発想なのですが、
これでは差別化になりません…
やはり賢者は違いますね!
あっ、でも越前そばもあったか〜(笑)
パネルを使っての案内。
江戸時代から和紙はヨーロッパにも
輸出されていたようで、
光の魔術師と言われる、
オランダの画家、レンブラントが、
和紙を好んで使ったそうで、
その残された和紙の成分を分析すると
越前和紙であった可能性もあるとか。
意外にも国際的な越前和紙ですね!
映像による案内も充実。
歴史年表。
明治初めの太政官札は
越前和紙で作られていたのが、
凄いですね!
このほかにも多くの
和紙の実物が展示されていて、
多過ぎて見飽きるほどでした(笑)
この後、和紙の販売などをしている
パピルス館へ向かいます。
越前和紙なのに
何故、パピルスなのか?
そんな疑問は置いといて、
中に入ると、これまた
色んなものが置いてありました。
ただし、
企業スパイと思われる風体の僕は
お店なので撮影は控えました(笑)
が、
ただ唯一、売り物でないこれは、
撮ってしまいました。
越前和紙で折った鶴のオブジェ。
ここで僕は越前和紙のペンケースを買い、
福井旅行の1ヶ月後、
そのペンケース持参で、神社検定三級を
受検し川上御前のご利益もあったのか、
運良く合格しました。
そのペンケースがこちら。
可愛過ぎる?
いや僕にはピッタリです(笑)