延暦寺・横川(横川中堂)
延暦寺滞在時間
朝10時過ぎ、東塔に到着し、
16時閉門の横川を出るまでの
延暦寺滞在時間は約6時間。
それでもまだ、
行けなかった所は沢山あります。
時間とお金と体力に余裕があって、
延暦寺や仏教に興味がある方には、
1泊2日での巡拝を
お勧めしたいほどです(笑)
龍が池弁天
参道に配置された大量の絵看板で、
道元・親鸞・日蓮が
横川の関係者だと理解した後、
地龍が池へ。
地図では横川中堂の上。
いかにも「弁天様」的な佇まいです。
「龍が池弁天と龍神さま」
簡単にまとめると
「この池には大蛇が棲みつき、
修行僧や村人を脅かしていた所、
元三大師(がんざんだいし)は大蛇に
大きくなれる霊力を持っているなら
やってみろと言い、
大蛇は得意満面で大きくなり、
それならば逆に手のひらに乗る位
小さくなれるのかと元三大師が言い、
お安いご用とばかり、
大師の手のひらに乗った瞬間、
大師は手を握りしめて封じ込め、
その大蛇は悔い改め龍神となって、
弁天様を守った。」
こんな感じのお話です。
神額には「龍が池八大龍王」の文字。
立派な覆屋で守られた、
龍が池弁財天女様に参拝。
横川中堂
次に横川中堂へ。
龍が池弁天から振り返ると
横川中堂の見事な懸造り(舞台造り)が
見えています。
近影。
懸造りに沿った石段。
慈覚大師円仁作と伝えられる
聖観音菩薩がご本尊の横川中堂。
「横川中堂」
案内を抜粋すると
「このお堂は、
横川の中心となる大堂です。
第三世慈覚大師円仁上人が、
嘉祥元年(848)に開創し、
本尊に聖観音を祀った。
以来豊臣秀頼と淀殿の再建したお堂は
昭和十七年夏、雷火で焼失しましたが、
幸いに本尊聖観音は災火を免れ、
昭和四十六年伝教大師入滅
千百五十年遺忌の記念として、
当時を偲ぶ朱塗りの
美しい舞台造りが復元されました。」
このようになります。
また、
お堂の前には慈覚大師円仁などの
絵看板がありますが、
ここでは源信さんに登場願います(笑)
「恵心僧都(源信)(942〜1017)」
これは、
めっちゃ分かりやすい絵ですね!
源信さんが説く仏様の世界は、
「天・人間界・修羅道・
餓鬼道・畜生道・地獄」の
六段階。
以下、案内の超訳です。
「日本浄土教の基礎を築いた人。
横川の元三大師に師事し
「往生要集」を著しはじめて
浄土教学を体系づけた。」
沢山の絵看板のお陰で、
円仁〜良源〜空也〜源信と
浄土教の流れが
少〜しだけ理解できました。
そしてこの後、
横川での主目的、
元三大師御廟を目指し、
さらに奥へと向かいます。
(続く)