2018/01/03

行者堂(福岡県東峰村)

 

修験者たちの残したもの

このあたりは英彦山で修行する

修験者たちにとって、

峰入り前の最終キャンプ地

みたいなものだったのでしょう。

修験者とは正反対で

俗世間の垢まみれの(笑)僕にも

ここに来ればその雰囲気は分かります。

行者堂へ

地図では行者杉から

歩いていけそうだったのですが、

森の中で道に迷ってしまい、

一旦車に戻り車道に出て少し走ると

左に鳥居があり

その先が行者堂のようでしたので、

狭い道でしたが行ってみると

車が2台ほど駐車出来るスペースがあり、

そこに車を置いて、

行者堂に向かいました。

入口というか裏からの入口のようです。

ここには「香水池」という

案内がありました。

池には五穀豊穣、害虫駆除の霊薬として

「お水もらい」に

近隣から人が殺到したそうです。

水汲み場。

柄杓なども置いてあり

水は飲めるようですが、

かなりの期間だれも来ていないようで、

蜘蛛の巣も張っていて、

飲むのは控えました。

水汲み場の左横にある石は

「膝石」と呼ばれる古い石。

足を乗せるだけで膝の病に

特効ありとのことで、

昔から多くの人が足を乗せたのでしょうか

深い穴が出来

ピカピカに光っておりました(笑)

ここから登っていきます。

役行者(えんのぎょうじゃ)とは

修験道を始めた人の尊名だそうです

(ネット情報)

お面を見て大魔神を思い出しました(笑)

いつもはニコニコと笑顔だが

ひとたび怒ると鬼のようになる…

左右のお面は神の心の

表裏を伝えているのでしょうか?

少しのぼると境内

(そういうのか分かりませんが)で、

ここが行者堂です。

案内板によるとこのあたりは

深仙宿(しんせんじゅく)と呼ばれ

英彦山修験の大切な霊場であったそうで、

今でも数多くの文化財

(当時は実務的な道具)が

残されているようです。

行者堂の前にある円筒の石造りの建造物。

案内を読むとこれは

護摩壇(ごまだん)といい

外護摩に使った石組みです。

とても珍しい光景でした!

石組みの護摩壇の正面には鳥居があって

「権現」と書いてあります。

形からすると神社ですね。

説明書きのどの部分にあたるものか

判明しませんでしたので、

権現様ということにしておきますね(笑)

昔は修験者が真剣に修行をした場所ですが、

現代の行者堂周辺は

マイナスイオンたっぷりの空間が

広がっている本当に素敵な場所でした!

今日の癒し

妻のこのポーズに癒されました。

修験者への

尊敬の念を表しているそうです(笑)

 

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