速谷神社(広島県廿日市市)

 

山陽道の守護神

数年前から気になっていた速谷神社。

遂に、めでたく参拝する事となりました。

最初に、その速谷神社でいただいた

パンフレットから抜粋して

神社の成り立ちやご利益を書いてみます。

●速谷神社の御由緒

「御祭神は、天孫降臨のときに随伴した

三十二の神の一柱である

天湯津彦命五世の御孫神です。

「旧事本紀」(くじほんき)には

「阿岐国造」(あきのくにのみやつこ)と

記され、

広く国土を開拓され、

安芸国の人々の生活と産業の

基礎を固められた「安芸国の祖神」です。

(中略)

平安中期の「延喜式」では、

当社は「官幣大社」に列せられ、

国家鎮護の神として

朝廷の特別に篤い崇敬をうけました。

官幣大社は中国九州地方では当社のみで、

古代より最高の社格を誇りました。」

(後略)」

●速谷神社と交通安全

「(前略)

当社は古くから「山陽道の守護神」として、

その霊験は真にあらたかです。

古代山陽道には、計五十一の駅が置かれ、

このうち種箆(へら)(平良)駅は、

当社の鎮座地に面し、

またここから分岐して

石州津和野に至る山路が延びています。

当地は古くから交通の要衝であり、

人やモノが行き交う

経済と文化の中心地でした。

そして古来、九州にむかう旅人らが

長途の旅の安全を祈ったという

故事を数多くみることができます。

これが当社の交通安全祈願の起源です。

いまでは「車を買ったら速谷さん」といわれ、

全国有数の交通安全の神社として、

多くのドライバーが訪れています。」

今から千年以上も前、

平安時代に編纂された、

延喜式神名帳に記載され、

数少ない官幣大社であり、

しかも

今もなお「繁栄」しているのは、

神様と崇敬者、それに為政者が、

素敵な関係だったからでしょう。

また、ご利益に関して言えば、

僕が住んでいる福岡県の

交通安全の神様、宗像大社にあたる

神様ですね。

境内図

神門前にあった境内図で、

参拝順を復習(笑)

右下の鳥居から入り、

楼門、神門、拝殿、祓殿、

本殿、笑う狛犬、稲荷神社、

岩木神社、直会殿の順で散策しました。

参道

参道左手の駐車場から

徒歩で社頭へ。

爽快感満載の社頭。

注連縄柱。

木々に覆われた参道。

楼門が近づいてきました。

昭和十年寄進の燈籠と楼門。

斜めから楼門を撮影。

扉の神紋は、三つ盛亀甲に花菱。

手水舎。

その先は駐車場です。

手水鉢にて清めた後、

裏側に回って寄進の年代を確認。

「天保四年癸巳春」と刻まれています。

西暦だと1833年、

現在約190歳です。

駐車場脇の出店。

「いかやき」を見ると、

いかやきが好物だった、

妻のおばあちゃんを思い出します(笑)

正月から10日ほど経つのに、

まだ出店があるとは、

よほど人出が多い神社さんなのでしょう。

参道右側の神楽殿。

素晴らしく立派な神殿を持つ車祓所。

さすが、

「車を買ったら速谷さん」ですね!

神門へ。

成人式の着物姿と神門。

勝手にモデル撮影。

華やかな気持ちになれて、

だたの参拝なのに

何だか得した気分です(笑)

御社殿

参道を楽しんだあとは、拝殿へ。

拝殿。

参拝者が多く、

人がいなくなる瞬間を待って

撮影していたら、日が暮れそう?(笑)

注連縄の上に正月飾り。

ここの神紋は十六菊紋ですね。

絵馬。

拝殿前の右近の桜。

反対側の対になる左近の桜は、

先代が枯れたのでしょうか・・・

新たな苗木を植えられて、

大切にされています。

拝殿右側に建つ祓殿。

この左側の回廊を横切って、

奥の「笑う狛犬」、「本殿」へ。

回廊をくぐると、

正面から見えていた

大きなクスノキがそびえています。

注連縄は張られていませんが、

見るからに御神木ですね。

本殿向かって右側面。

このすぐ前(横)で本殿に向かうように

鎮座するのが「笑う狛犬」です(笑)

阿吽の「阿形」でしょうか、

確かに笑っているような・・・

正面から。

賽銭を口に入れて貰い、

喜ばれています(笑)

ちなみに、

笑わない狛犬(吽形)は、

見かけませんでした・・・。

笑う狛犬の先に鎮座する稲荷神社。

参拝。

ここから本殿の後側を歩いて、

反対方向へ。

本殿向かって左側。

このすぐ横に

境内社があります。

岩木神社の鳥居。

「健康長寿の神」、

岩木翁神(いわきおきなのかみ)に参拝。

御社殿後ろ側の「木」も、

ご神体っぽく見えますが、

詳しくはわかりません・・・

この後、表側に戻ります。

直会(なおらい)殿。

何となく入れそうだったので、

入ってみることに。

直会という名前からして、

神饌を下げた後の

食事が出来るスペースかと思っていたら

神輿が置いてありますね。

神輿を間近で見る機会はあまりないので、

ちょっと貴重な体験かも知れません。

近くで見ると繊細な造りと、

豪華さに感動します。

御朱印

社務所にて御朱印をお願いすると

「書き置きになりますが・・・」

と少し申し訳なさそうに言われるも

今の世の中それは普通な事。

なので、問題はなし(笑)

冒頭に書いたパンフレットも

一緒に授与いただきました。

その後、拝殿前にてツーショット完了。

帰路に撮った、楼門の風景。

「車を買ったら速谷さん」、

このフレーズが頭にこびりついて

離れない、速谷神社参拝でした(笑)

今日の準備

帰り際、駐車場近くで見た光景。

「どんど焼き」の準備でしょうか?

穴を掘って入れるのではなく、

盛り上げて火を点けるタイプですが、

この広場ならば、

火が燃え上がってもOKでしょう(多分)。

 

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