日御碕神社(島根県出雲市)後編

 

姉と弟

天照大御神(あまてらすおおみかみ)と

素戔嗚尊(すさのおのみこと)、

日本書紀では伊弉諾尊と伊弉冉尊の

父母から生まれたと記述され、

古事記では、伊邪那岐命が、

黄泉の穢れを洗い流した際、

左目を洗ったときに姉が生まれ

鼻を洗ったときに

弟が生まれたと書かれ、

それぞれ、生まれ方は違いますが、

どちらも姉、弟の関係です。

その姉弟神がそれぞれが独立した

立派な社殿に鎮座する神社は

なかなか珍しいものです。

単に社殿の大きさからすると

姉の方が大きくて、

弟のは小さくしてありますので、

日御碕神社の再建を命じた

将軍、徳川家光さんも

やはりそこは日本最高神の姉に

敬意を払って作ったのかも知れません。

そんな勝手な想像をしながら

次は素戔嗚尊へ向かいます。

神(かむ)の宮

下段の日沈の宮に参拝した後は、

上段の神の宮を参拝します。

手前は昭和天皇がご親拝された時に

詠まれた歌の碑ですが、

これは左側面…

肝心の正面は撮影していません(汗)

神の宮、正面階段下。

石段は江戸時代に

再建された時のものでしょうか?

拝殿。

お姉様の拝殿(日沈の宮)よりも

ぐっと小振りですが、

なんだか素戔嗚尊が、

ヤマタノオロチを退治した

俊敏でな動きを想像させる

秀逸なデザインと大きさです。

右が拝殿、左奥が本殿。

本殿左横から撮影。

上段に弟神を祭ったのは

下段の姉神を守るとういう意味も

あるのかも知れません。

(勝手な推測ですが)

そして、この後、妻が

神の宮の本殿裏にある山が

気になるということで

行ってみるとそこには末社がありました。

僕はこの冊に囲まれた

低い、まるで屋根だけの社が

気になりました。

「御井社」と書いてあり

天村雲命(あめのむらくものみこと)を

祭っています。

そして、妻が気になった山。

ここを登ると

こんな社があります。

ピンぼけになってしまいました(汗)

荒祭宮、速荒雄命を祭っています。

この神様の名前、

何と読むのかは不明です。

これは間違い無く稲荷社でしょう!

そんな想像をしながら参道を進みます。

意外に長い石段。

やはり稲荷社です。

参拝。

古い狐様が傍の葉っぱの陰に

並べてありました。

そして、参拝後階段を下りると、

境内には急に霧が立ちこめてきたのです。

その時に見つけたのがこの石碑。

読むと、そこには不思議すぎることが!

要約すると、

「地鎮祭で鎮めるものとして

用いられる御神砂を、

東京都狛江市の堀江靖二氏が戴き、

交通事故で瀕死の重傷を負った

人たちにつけてみたところ、

医者も不思議がるほどの

短期間で全快し車酔いまで治った」

へ〜!!

そしてこの砂の入ったお守りも

授与しているそうです。

神代の時代ではなく

現代に於いてのお話にビックリですね!

霧がさらに広がり、

幻想的な雰囲気にちょっと感動!

神の宮の前の御神木の松と

その先に見える霧に包まれた町。

御神木の松を下からも撮影。

こうして見ると、

神の宮はまるでお城の石垣の上に

鎮座しているようですね。

霧の中でツーショット。

表情は幻想的にはなれません(笑)

この雰囲気、やはり荘厳です。

霧が出てくれて良かった!

摂社の宗像神社。

宗像三女神の中の一柱である

田心姫(たごりひめ)命を祭っています。

そして、海辺へと向かいます。

うわ〜視界10mくらいかも?

凄い霧ですよ!

先ほどまでは全く無かったのに

僕たちに素敵な体験をしてもらいたいから

神様がプレゼントしてくれたのでしょう!

港のすぐ前に浮かぶ柱状節理で出来た

経島(ふみしま)には

無数のウミネコがいます。

霧の中に浮かぶ経島。

写真だとただの溶岩で出来た島ですが、

ウミネコの鳴き声がもの凄いので、

ちょっと動画も撮りました。

この島は天然記念物になっています。

全国六ヶ所ある天然記念物の

ウミネコの繁殖地ですが、

ここ以外の五カ所は東北地方と北海道で、

それ以南は出雲市のこの島だけなのです。

こんな貴重なものが

見られるだけでも相当貴重だと思います。

帰りもこんな感じで

霧に浮かび上がる港の光景に

しばしみとれていました。

そして、雨から始まって、

素晴らしい出会いだらけの

出雲の旅はここで完了です。

…と言ったものの

この後6時間ほど自宅まで運転(汗)

今日の退治

夕食は国道沿いの食堂です。

出雲らしい名前、

「大黒食堂」

大国主命を大黒様なんて

親しげに言いますよね。

そんな大黒食堂のお勧めが

こちらです。

何と素晴らしいネーミング!!

「オロチ丼」ですよ!!

素戔嗚尊に退治された

ヤマタノオロチです。

もちろん僕はこれをチョイス。

八つの首ならぬ

八つのカツ。

この発想、さすがですね!

みそ汁やタルタルソースの

協力も得、ヤマタノオロチを

噛んで流して退治完了です(笑)

妻は穴子丼。

僕と同じく、しっかりと

退治していました(笑)

 

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