本庄神社(佐賀県佐賀市)

 

佐賀沼にはまりそう

興味あるものに引き込まれ

そこから抜け出せない例えを

「○○沼にはまる」と言います。

以前も同じ例えで、

お城の世界に

はまってしまった事を書きましたが、

カメラの一眼レフが趣味の方が

良く使うのが、

「レンズ沼にはまる」という表現です。

交換レンズは無尽蔵にあるので、

どれもこれも買ってしまうという

一つの例えですが、

僕は今、佐賀沼にはまりそうです(笑)

佐賀県の街や神社を巡ると、

驚くほど、江戸時代以前の

文化財的な建造物や

樹齢400年以上の巨木が、

それこそ「ゴロゴロ」存在しています。

都市開発が激しくなかったからか、

農地転用が少なかったのか、

無闇に観光地化しなかったからか、

確固たる理由はわかりませんが、

とにかく今は「佐賀沼」に

はまりそう、いや、

既にはまっていますね(笑)

本庄神社へ

佐賀城の北西に位置する

本荘神社は、

かなり交通量の多い広幅の

道路の前に鎮座しています。

そこに車を置いて、

僕たちが向かったのは、

境内から南に300mほど歩いた所に

ぽつんと建っている一の鳥居です。

前期型の肥前鳥居です。

やはりこのデザインは素晴らしい!

柱には慶長十一年(1606年)の

銘が刻まれていますので、

関ヶ原の戦いから6年後、

大阪夏の陣で豊臣氏が滅びる

9年前の建立です。

多少の修復あったとしても

江戸時代創世記だった

当時のままの姿で、

400年以上もここに残っているのが、

奇跡とも言え、凄いことです。

神額には、御祭神の名前である

「淀姫大明神」と書かれています。

ここでの淀姫とは、

御祭神の豊玉姫のことで、

初代天皇である

神武天皇のおばあちゃんです。

来た道を折り返して、

大通りを渡り再度境内前へ。

二の鳥居も前期型の肥前鳥居という

肥前鳥居好きにはたまらん配置です。

こちらは慶長八年(1603年)

江戸幕府開府の年に、

鍋島直茂の奉納というから

一の鳥居よりも先輩ですね!

よく見ると、一の鳥居に比べ、

柱の先端がより先細りになっていて、

前期型よりも初期型に近い形です。

こちらの神額には、

「本庄淀姫大明神」と刻まれています。

三年の間に、

本庄という名前がとれて、

淀姫大明神と呼ばれはじめたのかも

知れませんが、これはあくまでも推測です。

石造りの神橋。

さすがにこれも慶長期という事は

無さそうで、恐らく江戸後期から

明治初期のものでしょう。

楼門。

楼門前にある石灯籠の案内。

何と、元和四年(1618年)の建立で、

案内には、読めない文字は○で示してあり

定かなことはわかりませんが、

鍋島直茂、忠茂親子の名前がありますので

この親子が寄進しているようです。

忠茂は次男で、病気がちで、

1624年に亡くなていますので、

その病状回復祈願であったのかも

知れませんね。

それにしても、この本庄神社、

慶長期の肥前鳥居といい、

その次の元号である

元和期の石灯籠といい、

江戸初期の建立物の勢揃いに

僕の心はウキウキですよ(笑)

横にいる妻の心は・・・

暑さの為か元々か、

興味は・・・なし?

いえ、そんな事は・・・(汗)

楼門入って右側の元和の灯籠。

屋根の軒の部分の作りが

細やかで、高級感溢れています。

左側も同じデザイン。

ここから拝殿へと向かいます。

参拝。

拝殿内の神学には、

「本荘社」の文字が。

昔は、本庄は本荘だったのかな?

右が拝殿、左奥が本殿。

本殿後ろ側。

境内社

本庄神社の本殿周辺には、

多くの境内社が鎮座しています。

左は御祭神不明、

右側は、「江戸烏森稲荷大明神」

この烏森稲荷は、

佐賀県小城市の岡山神社のお隣にも

烏森稲荷神社が鎮座していますが、

佐賀藩の江戸藩邸近くに

本家の烏森神社が、

鎮座していた事で、ここに勧請され、

今もなお、佐賀において

崇敬されているのでしょう。

石祠群。

御祭神は不明ですが、

稲荷神社的な雰囲気ですね。

境内社ではありませんが、

仏像にも参拝です。

右の仏像は首を切り落とされています。

廃仏毀釈の名残でしょう・・・

台座には「大乗妙典三千部」と

刻まれていますから

やはり仏教に関係しています。

左側は、

鍋島閑叟公尊信ノ地蔵菩薩」。

鍋島閑叟公とは、

幕末維新で大活躍した

十代藩主、鍋島直正の事。

やはり崇敬されていますね!

江戸黎明期の

慶長の鳥居をくぐり参拝開始し、

幕末の名君の地蔵菩薩を崇め

参拝を完了するとは、

江戸時代を一挙に旅した気分です(笑)

大満足の参拝後はやはりこれ(笑)

今日の御神木

本庄神社には何本もの

大きなクスノキが生息しています。

境内右端のクスノキ。

拝殿右前のクスノキ。

本殿右側のクスノキ。

やはり佐賀の県木が、

クスノキというのは、

伊達じゃないですね!

ちなみに佐賀県の県花も

「クスノキの花」なんですが、

どんな花なんやろか~(笑)

 

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