厳島神社(広島市中区橋本町)
神様のご褒美(笑)
レンタカーを2日連続で借りていれば、
駅近くのホテルに宿泊していれば・・
都会の真ん中に鎮座する
厳島神社との出会いは無かったはずです。
人生において、
何が幸いするかは、神のみぞ知る事。
今回の出会いは、
「日産レンタカーからホテルまで
片道20分歩くぞ!」という
僕達の揺るがぬ決意を知って、
神様がくれたご褒美に違いありません。
(勝手に感謝・・・笑)
ホテルから神社へ
前日夕方、レンタカー返却後、
衝撃的安価な宿泊料金だった、
広島ワビサビホステルへ歩いている時、
川の傍に厳島神社を見つけていましたが、
暗くなっていたので、翌朝参拝する事に。
「リバーサイドシュライン」
とでも言うのか、
京橋川の右岸に鎮座する厳島神社。
規模は小さいながらも好立地。
お出迎えは一羽のアオサギ。
首をすくめ、
完全に爆睡ですけどね(笑)
参道
厳島神社は、川沿いが参道であり、
境内となっています。
この清々しい風景を見るだけで、
素敵な一日になりそうな予感がして、
何とも心が和みますね。
参道右側の燈籠は、
原爆で一部損壊しながらも
現役で頑張っておられます。
燈籠横、参道右脇の鳥居。
右の柱には
「明治三十八年七月吉日」の文字。
日露戦争末期の建立ですので、
鳥居の欠けた部分も
原爆の被害でしょう。
二本足のシンプルな手水舎。
水が飛び散らないよう、
参拝者側には竹で作った低い柵を配置し
細やかな配慮も行き届いた秀作ですね。
まだ朝7時半過ぎというのに、
かなりの参拝者が訪れた形跡があり、
この神社が地域の方々に
いかに大切にされているかが
良く分かります。
明治四十三年奉納の手水鉢。
清浄な水が湛えられ、
柄杓でお手水が出来る、
「通常モード」。
手水舎の向こう側には、
赤青二色で染められた
神社の幟と川の風景。
手水するだけでも
贅沢な時間を享受出来ます。
御社殿
コンパクトな神社なので、
御社殿までは、あっという間です。
狛犬と拝殿。
手前の燈籠は爆風で
笠と台座のみになったのでしょう・・・
それでも
ここに置かれているのが、
有り難い限りです。
参拝。
自然木に装飾した趣のある神額には、
元々の名前である
「市杵嶋姫大明神」と書かれています。
御祭神は宗像三女神。
そして、その下に掲示された
御祭礼である管絃祭の絵図を見て
初めて気付いた事が・・・。
それは管絃祭の船は三艘を一組にして、
その上で、雅楽を演奏しているという事。
前日、倉橋島の桂浜で見た
管絃船が三艘だった意味が、
ここでようやく(笑)理解出来たのです。
ちなみにこちらが、
倉橋島の桂浜に展示された管絃船。
よく見ると、上が繋がっています・・・
これを見た時は、三艘がバラバラだと
思っていましたから、
厳島神社に参拝出来なければ、
「管絃船はバラバラ」と思いながら
僕は一生過ごしていた事でしょう(笑)
拝殿左側から本殿へ。
本殿に直接参拝。
本殿後ろから拝殿を望む。
この日最初のツーショットで〆。
ここからまた
日産レンタカー目指し、歩きます。