柏原大神宮(兵庫県丹波市)
境内社としては別格
柏原八幡宮の境内社の一つである
柏原(かいばら)大神宮ですが、
ここには、
立派な拝殿や、
歴史を感じさせる本殿など、
ただ「境内社」という括りでは
語り尽くせないほどの
いくつもの魅力が詰まっています。
境内社ではあっても
その存在は別格です。
拝殿
柏原大神宮は、
柏原八幡宮、一の鳥居前の
一角に鎮座しています。
拝殿。
御祭神は天照大御神。
参拝。
奉納された扁額の文字を
読もうと試みましたが、
「神」「人」「明治十七歳」などしか
分かりません・・・。
しかし、文字はわからなくても、
この拝殿には、
僕にも理解出来る有り難~い
「絵馬」があります。
拝殿右側の絵馬。
拝殿左側の絵馬。
素晴らしい!
そして何と言っても、
大神宮の全景が描かれています。
いつ頃奉納されたものかは
分かりませんが、
作者である「長野晴璋」という
お名前を調べてみると、
現在活躍されている方のようです。
(あくまでも僕調べです)
本殿
予備知識が無いという事は、
大きな感動を生む
起爆剤でもあります。
その起爆剤が暴発(笑)したのが、
柏原大神宮の本殿です。
茅葺屋根だ~!!
まさかここで、
茅葺屋根の本殿を見られるなんて、
思ってもみなかった事。
しかも
拝殿から小川を隔てて鎮座する
本殿の佇まい、
これもたまらんですね!
拝殿と本殿は簡易的な橋で
繋がっていますが、
拝殿の絵馬には、
鞘橋(屋根付きの橋)で、
描かれていましたので、
昔は屋根付きだったのでしょうか。
茅葺屋根、
メンテナンスは大変でしょうが、
ずっと残して欲しいものです。
境内社
柏原大神宮自体が
柏原八幡宮の境内社なので、
そのまた境内社というのは
おかしいかも知れませんが、
ここではこのように書いておきます。
淡嶋神社。
拝殿左側面から
本殿に向かう途中に参拝しました。
途中に参拝・・・?
今考えると、変な順番です(汗)
本日のご縁
予備知識ゼロで参拝した
柏原大神宮でしたが、
このブログを書いていて、
神戸新聞のネットニュースで知ったのが、
昨年「令和」への改元を記念して、
拝殿前に植えられた
「ナギの木」の事です。
写真左端の包帯が巻かれた
小さな木が植樹されたナギの木で、
これはナギの木をご神木としている
和歌山県の熊野速玉大社から
譲り受けたものでした。
こちらは昨年参拝した時に撮影した
熊野速玉大社の御神木で、
樹齢千年と言われるナギの木です。
柏原大神宮のナギの木も千年後には、
これくらいの巨樹になっているかも?
僕が大神宮の拝殿を撮影した時、
たまたま偶然にも植樹されたナギの木が
写り込んでいたのは、
熊野速玉大社の御神木が、
巨木好きな僕に与えてくださった
ご縁かも知れませんね。