観音寺城(近江八幡市)伝御屋形跡
石段三昧
伝御屋形跡の思い出は、
1200段ほどある「石段」です(笑)
観音正寺の受付でいただいた地図に
僕たちの足跡を印してみました。
黄色い線のほぼ全てが石段です。
白丸が観音寺城散策の起点の駐車場で、
そこから石段を登り観音正寺へ。
本丸、そして偶然出会った
新発見の大石垣を散策し、
また観音正寺へと戻り、
そこからまた石段を降り、
起点の駐車場を過ぎ、
さらにひたすら降って到着したのが、
麓付近の赤丸で示した御屋形跡です。
ただし、
散策後は、またもや石段を登り
へとへとになって
駐車場まで戻ったのは、
言うまでもありません(笑)
観音正寺〜伝御屋形跡
新発見の大石垣で、
興奮冷めやらぬまま、
観音正寺境内に戻り、
行きがけ、
親切に案内していただいた
職員の方にご挨拶すべく受付へ。
新発見の石垣を見られた事や、
元三大師の魔除けを
授与いただいたことを話すと
「ここは天台宗なので、
お大師さんの魔除けもあるんですよ」
そんなお話をされていました。
僕は「聖徳太子のお寺」としての
認識が強くて、
全く気にしていませんでしたが、
確かに天台宗だから元三大師さんは
いらっしゃるのですね(笑)
石段を降り始めた時、
目に飛び込んで来たのが、
こんな石です。
誰かの顔だ〜!
マンガチックにも見えますが、
ここに案内などはなく、
しいて名付けるならば、
「顔石」かな?(平凡・・笑)
途中の駐車場横を通過。
ここから800段ほどを降ります。
石段の所々に安置された石仏。
訪問したのがクリスマス前だったので、
この前掛けがサンタの服装に見えて、
神仏習合ならぬ、基督仏習合なんて、
変な思いをしてしまいました(汗)
石段は続くよどこまでも・・
足はガクガク(汗)
分岐点は直進。
なんかゴールが見えて来たかも?!
ここが石段(坂道)のゴールであり、
かつ御屋形跡への起点です。
伝御屋形跡(天満宮)
まずは案内を確認。
「すぐそこ」って
いい響きですね〜(笑)
「観音寺城跡」の案内。
周辺を拡大。
天満宮の参道が伝御屋形跡への道。
石垣が見えてキター(笑)
いかにも戦国時代を彷彿とさせる
野面積みの石垣に興奮(笑)
巨大な「鏡石」が使われているのは、
やはりここが城主が住む、
特別な場所だった証拠でしょう。
さらに参道を進みます。
風情あって素晴らしい石段、
右の石だけ加工されていますので、
墓石などの転用石でしょうか?
高石垣が見えています。
ズームで撮影。
「佐々木六角氏
御屋形跡(天満宮)」の案内。
素朴な手水鉢。
本殿へ。
覆屋の中に鎮座する本殿に参拝。
屋根は檜皮葺ですね!
天満宮から戻って、
次は先程見えていた高石垣へ。
ここには、
庭園があったのでしょうか・・・
お〜素晴らしい!
御屋形下の石垣、
見応え十分です。
隅部分の石垣は、
算木積みの産声が聞こえて来そうな
「算木積みっぽい」積み方をしています。
この角度から見ると
さらに迫力ありますね。
何度も書いていますが、
こんな凄い石垣を全国に先駆けて
構築出来た佐々木六角氏、
もっと評価されるべきでしょう。
最後にもう一枚(笑)
この後、
石段下の分岐点まで戻って、
日吉神社へと向かいます。
(続く)