2021/12/02

松江護國神社(島根県松江市)

 

護國神社の存在意義

人は自分一人だけで

生まれたのではありません。

両親、祖父母、その先の

長い間にわたる連綿と続く

命の連鎖があったから

今の自分がいるのです。

いつもこんなことを

いちいち考えていませんが、

やはり護國神社に参拝する度に、

はからずも戦争や国を守るために

命を落とした多くの方々がいたからこそ

今の僕が存在することを改めて思います。

僕は右でもなく左でもなく

結婚式は神社で、葬式はお寺という

ごく一般的な宗教観の日本人です。

もちろん他宗教を

排斥する気もありません(笑)

しかし、

人類の歴史は殺し合いの歴史です。

どんな綺麗事を唱えても、

「生きる為に戦う」しかなかったし

これからも経済戦争やサイバー戦争に

勝ち抜かなければ、

本当の意味での生存は出来ないでしょう。

人間として…

人の道…

などと高尚な御託を並べて、

人のあり方を説く人や書物は

星の数ほどありますが、

それはあくまでも

「確実に生存出来る安全保障がある」

これが大前提なのです。

もし日露戦争に負けていたら

確実に今の僕たちはいません。

また、

大東亜戦争(太平洋戦争)で戦わずして、

白人達のいいなりになり、

一時の平和を求めていたならば、

確実に日本人は弱い人種として

白人からなめられ

その後は奴隷化されたでしょう。

まさに西洋の諺(ことわざ)

「天は自ら助くる者を助く」

ですね(笑)

現代、学校で教えられる、

人権とか人間の尊厳とかの基準と

20世紀前半までの

人(白人)と猿(有色人種)の

基準を混同してはいけません。

あの当時日本人は「イエローモンキー」

だったのですから。

人は、たいした生き物じゃない…

日々間違いを起こし、

生きる為に戦い、

あくせくしながら死んでいくのです。

だからこそ、国の礎となって

必死で生き、戦い、

そして亡くなった方々を忘れず、

今の平和を感謝し、伝えていくのが、

僕たちのライフワークみたいに

なっているのです。

松江護國神社へ

松江城は広大な敷地がありました。

その敷地の「北の丸」と呼ばれる

地域に松江護國神社は鎮座しています。

城跡の石段の上に

スロープが設けられています。

江戸時代の石段をそのまま

保存して欲しかった気持ちもありますが、

弱者に優しくするのが今の世の中、

実は僕たちもスロープを歩きました(笑)

護國神社は、一つの県に一社というのが、

普通なのですが、幾つか例外もあります。

その例外の一つが、島根県です。

島根県は大まかに言って、

江戸時代までの

「松江藩」と「浜田藩」が

合体して出来た県。

なので、その名残なのか、

護国神社も濱田護國神社と、

ここ松江護國神社の二つがあります。

境内入り口。

入口の手前には、

招魂碑があります。

満蒙開拓少年義勇軍の

生き残りの方々が建立されています。

刻まれた言葉は、

「友よ安らかに眠り給へ」

….合掌。

護国神社らしい広大で、

シンプルな境内です。

拝殿の造りは

伊勢神宮や熱田神宮などに

似た神明造りです。

参拝。

振り返ると

また素晴らしい光景が広がります。

ここも松江神社と同じく、

参拝の人は僕たち以外は、

だれもいなくて、

二人だけで独占させていただきました。

本殿も神明造りで、

素晴らしい社殿です。

真横から。

ありがちな護国神社の

デザインにしなかったのは、

何か意味があったのでしょうか。

それにしても木目の茶色が、

青空に映えますね!

色んな角度で撮影。

そして、僕がこの動画を撮っていた時…

隣にいた妻が、

キャッ!と悲鳴をあげた後、

嗚咽し始めたのです…

それは、後ろから飛び出してきた

黒猫に妻が驚き、悲鳴をあげ、

その猫がいた場所を見たのです。

するとそこには、

僕たちの亡くなった息子の

名前の一文字が書かれている

石碑があったのです。

翔の文字です…

僕たちは黒猫によって

ここを教えられたのです…

大空で散った少年飛行兵の鎮魂碑。

若くして旅立った僕たちの息子への

思いが重なり、涙するしか

ありませんでした…

その時、この境内入口から

本殿までの上空を一直線に

一羽のサギが飛んでいったのです…

僕たちを見送るように…

二人の写真も目が赤くなっています。

いつも見る護國神社の母の像も

今日ばかりは、妻の胸のうちを思うと

ジーンと来るものがありました。

松江護國神社、

僕たちには忘れられない神社です…

御朱印

初体験だったのは、

御朱印に書き入れる文章を

自分で選べること。

いくつかあった中で僕たち二人が

瞬時に選んだのはこちらです。

「散る桜 残る桜も 散る桜」

人生の華やかさと

儚さを17文字に凝縮した

胸に込み上げてくる言葉です…。

授与品

拝殿で、「大丈夫」の

お守りを見つけました!

僕たちが以前参拝した

福井縣護國神社での

「大丈夫」の思い出が思い浮かび、

何かのご縁と嬉しく思い

授与していただきました。

左は福井縣護國神社のもの、

右が松江護國神社のもの。

今、この二つは家の神棚に並べて

置いています。

いつも「だいじょうぶ」なように(笑)

 

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