2018/07/15

功山寺(山口県下関市)

 

山口県の国宝

建築物で国宝に指定されているものは、

全国で230件ほどですが、

その多くは、

古代から文化や政治の中心地だった、

奈良、京都、滋賀に集中していて、

僕が住んでいる福岡県は0件と

なかなか厳しい基準のようです。

また、九州、沖縄合わせて8県でも

国宝建築物は、

たった6件しかありません。

そんな国宝が山口県には3件もあり、

そのうち2件が下関市内にあるのです。

下関って何かと凄い町なんだな〜!

今更ながら関心しきり(笑)

そんな下関の国宝の一つが、

今回初訪問の功山寺です。

功山寺へ

天気予報に反して(笑)

綺麗な青空が見えて、

気温も真夏並みになった昼頃、

長府藩のお膝元、長府の町にある

功山寺に到着しました。

無料駐車場は、本堂の近く、

丘の上になりますが、

まずは、麓まで歩いて戻り、

そこから入り直します。

いつもながら

めんどくさい僕ですね(笑)

その門の前にはこんな言葉が。

全くその通りですね!

妻と二人の思い出の

ブログを書いていて、

いつも思います。

インプット(旅に出る)して、

アウトプット(ブログを書く)

そうすると新たな

インプット(へ〜な知識など)が、

沢山ありますから!

しかし、僕がこのことを

本当に理解出来たのは、ここ1年ほど…

還暦前になってやっとです(汗)

それにしてもいきなり

心に染みる言葉に出逢い、

まずます功山寺の印象が

焼き付きました。

そして、その横には石碑があります。

「高杉晋作回天義挙之所」

長州藩が禁門の変で敗れた結果、

それまでの尊王攘夷を捨てて、

幕府の御機嫌取りをするも

弱った長州藩をぶっ潰せ!

とばかりに

幕府軍に国境の四方から

攻められたのです。

正に四面楚歌状態で、

追いつめられた長州藩でした。

そんな長州藩を救ったのが

高杉晋作です。

恐らく本人は長州藩のことよりも

日本国のことを考えていたはず。

結果的に、

長州藩が救われたというのが

本筋でしょうね。

そんな高杉晋作が決起した場所、

それがここ功山寺です。

風情のある入口。

有形文化財になっています。

門の先には緑が映えています。

木漏れ日の参道は、

涼感を運んでくれます。

山門が見えてきました。

本堂に向かう途中にあるお堂。

静寂。

この苔むした感じをみて、

妻が、「平泉寺の苔みたい」

と言っていました。

確かに!

う〜んまた行ってみたいな、

平泉寺白山神社(笑)

山門左手前には湧き水が流れています。

実は、功山寺は湧き水で有名な場所、

境内にはこんなものもあります。

飲める湧き水、

「功山寺名水」

案内によると、

病災消除、延命の効果があり

高杉晋作や小泉首相などの

有名人達も飲んだそうです。

話しは、参道に戻ります。

立派な山門です。

ここで振り返ると、そこには、

素敵な空間が広がっています。

山門をくぐってまた撮影。

そして、この正面が仏殿です。

国宝ですが、

敷地内に入って仏殿のすぐ前で

参拝が出来ます。

1320年(元応二年)は

あの鎌倉幕府を倒したり

建武の新政や南北朝で有名な

後醍醐天皇の時代です。

今から700年前か〜。

そんなに昔から目の前の仏殿は

ずっと建っていたとは、

凄いものですね!

ちょっと興奮した僕は、

色んなアングルで撮影してみました。

ちょっと離れて。

裏側の墓地から。

近影。

ドアップ。

木目が美しい!

僕らもドアップ(笑)

ようやく撮影会は終了。

そして、この仏殿の裏側には

お墓の説明がありました。

長府藩、毛利家累代の墓所です。

しかし、埋葬墓(遺骨)は江戸にあるので、

ここは、詣り墓となっています。

また、坂本龍馬と親交があった人も

この墓地に眠っているそうです。

下関の名所には、

この坂本龍馬の足跡を記した碑が

かなりの数あります。

地元山口の高杉晋作推しではなく、

高知県の坂本龍馬推しなんでしょうか?

いや、どっちも推しでしょう(笑)

境内を散策。

馬に乗った高杉晋作の像。

その説明碑が横に建っています。

正式には、

「高杉晋作回天義挙銅像」といい、

内容は冒頭書いた故事を

後世に残すための像です。

鐘楼。

案内があったのか

なかったのか、覚えてません。

次に、

「功山寺輪蔵」です。

輪蔵とは何でしょうか?

案内によると

1799年に出来た

経書を納める蔵で、

中央にある八角形の回転式経庫を

一回転させれば、お経を

全部読んだのと同じ功徳があるとも

言われているそうです。

いや〜これはめっちゃ便利だ〜(笑)

中には入れないようです。

う〜ん回転させられない(汗)

そして、先ほどから

境内の樹木を見て

気になっていたことがあるので、

そちらも紹介します。

ひねり王寺

ひねり王子ならぬ、

ここはひねり王寺です(笑)

幹がひねひねの藤棚。

こんな形の中国のお菓子が

あったな〜(笑)

ひねった幹が特徴の紅葉。

桜も負けじとひねっています!

何でなんだろう?

謎は解けません(笑)

鎌倉時代からの歴史と

幕末維新の息吹と

そしてひねひねに

「感動した!」(By小泉首相)

功山寺、素晴らしいお寺でした。

今日の癒し

「紫陽花の寺霊場

第9番札所 功山寺

しあわせ地蔵」

何とも言えない

ほっこり感ですね!

そして、背景に写った言葉が

僕の心に響きました…

「洗えば戻る清らかさ

心の生地を大切に」

いい言葉ですね。

この言葉を僕に届けるために

このお地蔵さんがいたような気もします…

 

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