雲見浅間神社(静岡県松崎町)前編

 

「浅間」の読み方

富士山の周囲には、

静岡県、山梨県にまたがり

数多くの「浅間神社」が鎮座しています。

ただ、「浅間」の読み方は、

神社によって、

「せんげんじんじゃ」と「あさまじんじゃ」の

二通りがあり、

ここ雲見浅間神社も

どちらかは確信が持てません。

という事で、

「ふりがな」は付けていません(笑)

参道

雲見海岸」の砂浜が、

参道の起点となっています。

富士山が見える素晴らしい浜辺。

ここから回れ右して参拝開始。

防風柵も参道部分だけが開けられ、

その先には

「浅間神社参道入口」の

文字も見えています。

「雲見浅間神社の由来」

要約すると以下になります。

「海抜163mの頂上に

磐長姫尊いわながひめのみことを祀る。

昔、善六という木挽こびき職人が、

日本一の木挽になるべく浅間様に

三七日の断食祈願をかけたところ

満願の朝

「汝は日本一の木挽

汝よりすぐれた木挽はいないと思え」

とお告げがあり、「大挽の善六」として

伊豆の天城でその名を

知らぬものはいないほどになった。」

磐長姫尊は、

永遠の命をもった神様なので、

「長寿の神様」として

最強と言えるでしょう。

美しく剪定された境内の木々。

磐長姫さん、

大切にされている感満載ですね!

社頭。

一の鳥居をくぐり少し行くと、

本殿までの絵地図があります。

目に飛び込んできたのは、

「ロッククライミング禁止」の一言。

そんなに凄い崖もあるほど

頂上までは険しい道なのかな?

ちょっとドキドキです(笑)

ネットの事前情報でも、

登るのが大変とは

書いてありましたけど・・・

二の鳥居。

「雲見浅間神社と神々の物語」

案内を書き出すと

以下になります。

「烏帽子山の頂きには、

雲見浅間神社が鎮座しています。

天気が良い日には、

富士山や南アルプスも一望できる

絶好のポイントです。

全国に数多くある浅間神社のほとんどが、

木花咲耶姫命(富士山)を

祀っていますが、

ここ松崎町の雲見、

伊東市の大室山など、伊豆半島には

その姉の磐長姫命のみを祭神とした

浅間神社があります。

記紀神話で、姉妹の父である大山祇神は、

天から降臨した瓊瓊杵尊に

姉妹を差し出します。

しかし、妹より容姿の劣る磐長姫命は

返されてしまいました。

磐長姫命の「磐(岩)」は、

永遠の命の象徴。

磐長姫命を捨てた瓊瓊杵尊とその子孫は、

限られた寿命を持つようになりました。

美しい妹を妬んだ磐長姫命。

地元には、富士山をほめると

怪我をするなどの言い伝えが残ります。」

僕たちは、景色の美しさのあまり

心底富士山を褒め称えてしまいましたが、

幸いにも怪我はしませんでした(笑)

磐長姫命は「長寿の神様」ですから

僕たちにはその御利益を

与えてくださったのでしょう!

ここから拝殿まで約130段の石段です。

御神木、夫婦松と妻。

夫婦松の根本部分は一つ。

さらに登り昇龍松へ。

昇龍松。

ここの松たちは、

害虫対策のための

藁でできた「こも」が巻かれて、

実に大切に扱われています。

社頭の木々の剪定もそうでしたが、

やはり、宮司さん、氏子さんたちの

「神社への愛情」がダイレクトに伝わり、

ホントの心地よい空間です。

拝殿。

ライオン系の狛犬。

吽形。

手水舎。

拝殿横から。

神額には「雲見神社」の文字。

扉を開けて参拝。

祝詞(のりと)。

牛頭天王社から海側へ。

展望写真付きの案内。

そして、

目の前に広がるのは、

写真と全く同じ景色!

富士山、いいな~!

富士山(妹の木花咲耶姫)を褒めると、

磐長姫命の嫉妬の炎が・・・

いや、そんなことはありません。

磐長姫命は僕たちを

大歓迎してくれたからこそ

ここまで素晴らしい

お天気になったのですからね!

拝殿横から中之宮へは

320段の石段を登ります。

ヘトヘトになった妻。

あと少しで中之宮です。

中之宮。

扉を開けて参拝。

いや~ここも絶景ですよ!

右下には雲見海岸も見えています。

(後編に続く)

 

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