久留米城(福岡県久留米市)
久留米と言えば・・・
久留米ラーメン(笑)。
いや、ほんとに豚骨ラーメン発祥の地は、
久留米だと言われていますので、
そんな発想でもOKでしょう。
その久留米を江戸時代250年にわたり
長く藩主として君臨していたのが、有馬氏です。
その有馬氏の居城が久留米城で、
今でも本丸周辺の遺構は、
石垣を中心にかなり残っています。
その遺構に桜が植えられて、
今では春には桜の名所として
お城好きに限らず、多くの人を
楽しませてくれます。
僕も昨年の春には、「桜と城」撮影のため、
一人で久留米城を訪問していました。
その訪問よりも前に妻と二人で、
久留米城を旅したのが、
ようやく日の目を見た(笑)
今回の記事になります。
久留米城へ
自宅から久留米城まで、
高速道路を使えば40分程度の
近距離の旅。
久留米城の駐車場に車を置き、
すぐに入城せず、
お城を一周してみることに。
久留米城の西側を流れる筑後川。
ここは、天然の外堀としては、
鉄壁の守りだったでしょう。
久留米城の縄張り図
本丸の石垣の多くが残る
久留米城は、その全貌を見ると
より楽しめます。
こちらは、余湖くんのホームページより
転載させていただいた
江戸時代の鳥瞰図です。
明治初期に櫓など全ての木造構造物は
取り壊されていますが、現地に行くと、
この景色が想像出来るほどに
そのままの縄張りがあって楽しめます。
見事に残る内堀と石垣。
久留米城最大の巽櫓下の石垣。
屏風折れ。
本丸入口。
本丸には神社があるので、
石垣の上に燈籠が乗っています。
櫓跡の石垣。
立派な案内板。
縄張り図を見ると、
ここには「冠木門」という
立派な門があったのが、よくわかります。
久留米城の案内。
思った以上に残る遺構。
江戸時代の井戸。
巨大な三層櫓だった巽櫓跡の石垣。
この櫓が、天守の代わりだったようです。
別角度からの巽櫓の石垣。
太鼓櫓跡の案内。
ここの櫓台石垣は取り払われ
今はいくつかの記念碑が、
建っています。
西海忠士の碑。
幕末の志士、真木和泉などの
功績を称える顕彰碑。
真木和泉は水天宮の宮司で、
禁門の変(蛤御門の変)で
久坂玄瑞らと共に戦い、亡くなった方です。
こちらも大きな櫓だったようです。
月見櫓下の石垣は、
高石垣で、久留米城の中でも
トップクラスにカッコいいものです。
月見櫓から続く石垣も
お城マニアは必見ですよ。
蜜柑丸跡。
蜜柑が植えられていたから
この名があると書かれています。
珍しい「丸」ですね!
蜜柑丸全景。
艮櫓跡。
艮櫓跡の石垣もまた素晴らしい。
これで、今日の久留米城の旅は完了です。
蜜柑丸で、ツーショットで〆。