葛原八幡神社(北九州市)後編

 

日本三悪人

明治時代から昭和20年まで、

「日本三悪人」という

言葉があったようです。

これは明治政府の国家神道を

推し進める上で発生した

言葉のようですが、

その三人とは、

道鏡、平将門、足利尊氏で、

いずれも天皇に反逆したので、

悪人とされています。

その三人の中でも、

筆頭と言われるのが、道鏡で、

奈良時代末期、

称徳天皇(女帝)と仲良しになり、

その勢いのまま(推測です)

「僕を天皇にしなさいと

宇佐八幡宮の神様のお告げがあったよ」

みたいな事を言い(誰かが言った)

天皇になろうとした僧侶です。

そのお告げが本当かどうか

宇佐八幡宮まで行って確かめて

こいと称徳天皇から命じられ、

結果、

「いいえ、宇佐八幡の神様は

違うって言ってましたよ!」

そう報告すると、

天皇や道鏡の怒りを買い、

別部穢麻呂(わけべのきたなまろ)と

めっちゃ変な名前に改名させられて

大隅(鹿児島)に流罪になりながらも、

命がけで皇室を守ったのが、

葛原八幡神社の御祭神、

和気清麻呂です。

ちなみに、称徳天皇は、

東大寺を造った

聖武天皇と光明皇后の娘です。

御社殿へ

250mの参道が終わると、

すぐそこに拝殿が見えてきます。

狛犬、注連縄柱、燈籠で、

神様の護りは完璧。

手水舎の左側にある「御神水」。

和気清麻呂の足を治したといわれる

御神水で、

参拝者ならどなたでも足を洗え、

その御利益を

いただけるようになっています。

阿吽の猪が出迎えてくれる手水鉢。

手水鉢に掲げられた言葉の案内。

「我獨天地」。

(慙は「はじ」と読みます)

「人は恥を忘れると傲慢になる。

清麻呂公は自分独りは

恥を知る人間でいたいと

天地神明に誓ったのです。

この自粛・自戒を心がける謙虚さこそ

神として祀られた所以だと思われます」

このように説明されています。

拝殿。

葛原八幡神社のサイトには、

天明六年(1786年)の建立で、

北九州市内では最古の木造社殿と

案内されています。

この向拝を見て、

妻がいきなり雄叫びを(笑)

「あれっ、鯛がいる!!」

吽形側にも同じく鯛。

ここに何故鯛なのか?

いまだにわからんですたい!(博多弁)

宮司さんの同級生で、

世界で活躍する、

九十九伸一氏による絵馬。

拝殿の天井画の紹介。

「和気清麻呂は薬学に長け、

子孫は代々宮廷医官を務めました。

日本最古の薬学書「大同類聚方」には、

清麻呂所伝とする薬方が記されています

(中略)

葛原八幡神社鎮座

1200年を記念し、

葛原の地名の元となった

「葛」をはじめとする

薬草として使われた植物を格天井に描き

清麻呂公と里人との絆の証として

末代に伝えるため氏子崇敬者の

ご協賛を得て制作されました」

このように書かれています。

参拝後本殿へ。

ここでもまた妻の雄叫びが(笑)

「あれ見て!」

その指先に見えたのが、

デザインといい、色といい、

素晴らしい狛犬です。

反対側の狛犬は、

背中をくねらせています。

拝殿前でツーショット完了。

境内社など

参道脇の天満宮は、

先に参拝しましたが、

本殿近くにも境内社などが、

並んでいます。

本殿右横の境内社に繋がる鳥居は、

弘化三年(1846年)の建立。

そのお社手前の鳥居も

同じ弘化三年の建立です。

案内板によると、

この神社は、明治以前にあった

境外社などを含む、

六所神社、厳島神社、

鹿島神社、貴船神社の四社、

十六柱の神様を祭っていますので、

ここ一社を参拝するだけで、

あらゆるご神徳を授かることが

出来るかも知れませんね!

葛原稲荷神社。

艫綱石(ともづないし)

「当社 御祭神 和気清麻呂公が

宇佐八幡大神の御神託のままに

当地に訪れた時その御舟の

艫綱を結び付けた石と

伝えられています。

その後、菅原道真公が

太宰府行の途中

当地に休憩された折にも

使われたと伝えられ

竹馬川河畔に置かれてあったものを

境内に移設したものです。」

(案内による)

猿田彦大神。

慰霊碑。

和気清麻呂像

社頭に案内が出ていた

和気清麻呂像は、

本殿向かって右側にあります。

エントランス。

ここは、足立山に登る、

キヨマロード(妙見古道)の起点。

そして、やはり目に入るのは、

両脇に配置されたイノシシです。

狛猪というのでしょうか?

鼻の先まで神経が行き届き、

躍動感溢れる秀作ですね!

向かって左側。

和気清麻呂像。

寄りで撮影。

お顔のどアップ。

ここから御社殿や、

参拝者達を見守っています。

これにて葛原八幡神社の参拝は完了し、

次なる目的地、

綿都美神社へと向かいます。

 

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