真玉八幡神社(大分県豊後高田市)前編

 

掘り出し物は宝物

サイトでの情報も少なく、

あまり名前を知られていない

地域の鎮守様的な神社でも

実際に足を運んでみると

想像していた以上の素晴らしい

「掘り出し物」に遭遇します。

神様の事を掘り出し物なんて

失礼かも知れませんが、

誰かが、素晴らしさを発見する事は、

神様にとっても良いことなはずです(笑)

佐伯から国東を巡る旅の最後に参拝した、

ここ真玉八幡神社は、

社殿、鳥居、狛犬、手水鉢など

そのどれをとっても僕の中では、

一級品の歴史的、文化的価値がある

宝物のように素晴らしい神社でした。

真玉八幡神社へ

真玉八幡神社の一の鳥居に到着すると

その右側にこんな物体が、

目に飛び込んで来ます。

二宮金次郎像ですよ!

まさかここで、「にのきん」に

出会えるとは(笑)

以前は小学校だったようです・・・

広いグラウンドはそのまま、

タイヤで遊ぶ子どもたちの姿は、

今はありません・・・

何だか、参拝前から

郷愁にひたってしまいますね。

一の鳥居(多分)

灯籠を載せた狛犬。

いえ、柱のデザインが、

狛犬になった灯籠かな(笑)

伊美別宮でも遭遇したこの狛犬灯籠、

福岡の鞍手地方同様、

国東地方でも流行っていたのかも?

吽形。

文久二年(1862年)の奉納。

参道。

ちょうど桜が満開に近く、

華やかな雰囲気を演出してくれます。

南門(随神門)。

これは、凄い!

江戸時代、1669年の造営です。

門構えにふさわしい

立派な注連縄をくぐり門の中へ。

天井絵。

随神様、阿形。

随神様、吽形。

拝殿。

手水舎の手水鉢も

かなり古そうです。

案内は見当たらなかったのですが、

拝殿もかなり歴史ある建造物のようで、

前面の格子戸と庇(ひさし)の唐破風、

そして、素朴な木の色が、

見るだけでもご利益いただけたような

気分にさせてくれます。

拝殿目前にも手水鉢があり、

享保壬寅(1722年)の

文字が刻まれていて、

300歳近くの高齢ながら、

いまだに現役で頑張っておられます。

神社縁起。

ご近所の宇佐八幡宮を勧請。

参拝。

近くで見るとさらに渋くてカッコいい!

拝殿の裏には、

目を見張るくらい立派な

幣殿があり、このまた後ろ側には、

さらに感動的な本殿が控えています。

本殿。

見惚れてしまいますね!

そして手前には、僕たち二人の影が(笑)

嬉しいことに、真玉八幡神社さんは、

本殿の周囲まで完全に

参拝客に開放されています。

地元の方々の崇敬が篤く、

それによって神様に対しての

モラルも高い証拠かも知れません。

こんな素晴らしい本殿を心ゆくまで

堪能出来るなんて、ホント神様感謝です!

本殿向かって右斜めから撮影。

最近塗り替えられたのでしょうか、

朱赤が実に綺麗に輝いています。

本殿の左右には、

阿吽の龍が彫られていて、

僕たちがイタズラしないか

見張っています(笑)

こちらは、吽形。

躍動感溢れる龍神様のお顔、

江戸時代の彫師の作品でしょうか?

それにしても、

拝殿、幣殿、本殿ともに

非の打ち所ないほど立派で、

質感の高い建物を見られたのは、

かなりラッキーでした。

この後は、境内社などを散策しましたが、

あまりにも見どころが多いので、

後編に続きます。

 

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