真玉八幡神社(大分県豊後高田市)後編

 

未来に遺したいもの

昨日書いた前編で、

真玉八幡神社の境内は、

文化財の宝庫だと書きました。

しかし、

こんなに凄いものばかりあるのに

その一つ一つの価値は、

なかなか伝わっていないようです・・・

「昭和の町」の圧倒的な

存在感で名を馳せ、

重要文化財の熊野磨崖仏

国宝の富貴寺などの

有名観光地を抱える豊後高田市は、

気候も穏やかで住みやすく、

全国一移住者が多い人気の都市だと

先日テレビでも報道されていて、

人口が多くなれば、税収も増え、

その一部でも真玉八幡神社の

文化財の保護に回せたらいいのにと

勝手ながら思ってしまいました。

もちろん「今」の住民生活が

第一でしょうが、

古いものは放置すると

一挙に風化してしまいます・・・

観光地化する必要はなくても

地元住民の誇り高い文化財、

未来に遺して欲しいものですね。

境内社

本社を参拝した後は、

境内社を巡ります。

錦山社。

境内社ながらも覆屋がついて

大切にされている本殿です。

そして、いきなり両脇の灯籠に

僕の目は釘付け(笑)

珍しいというか初めて見ました!

布袋さんに似た修行僧の比丘(びく)が

灯籠を持ち上げている姿は

もう斬新すぎます!

流石に重さに耐えているのか、

吽形なのに歯を見せて

唸っているようです(笑)

奉納されたのがいつ頃なのかは

確認出来ませんでしたが、

とにかく独創的なセンスに脱帽です!

そして、独創的と言えば、

こちらも負けてはいません。

本殿右側だけに一体だけある狛犬。

満身創痍の状態でも

今もなお神様を護っている姿には

泣かされます。

荒削りというか、ダイナミックというか、

他に類を見ないデザインに感動です。

覆屋の中の本殿。

次にお隣の社へ・・・

若宮社。

屋根には「若」のご神紋。

大山積社。

「山」のご神紋。

能舞台

拝殿前の境内に戻ると

ここで能舞台を発見!

まさか、ここで能舞台に出会えるとは、

本当に驚きです。

真正面から見た方が、

より能舞台の雰囲気が分かりますね。

本格的なものですから

今でも能楽が演じられているのでしょう。

天井には竹で出来た

不思議なオブジェ・・・

神事に関わるものかな?

狩野派的な獅子の絵。

洛中洛外図屏風の一部も

模写?されています。

能舞台を堪能したあとは・・・

ツーショット(笑)

想像を遥かに超えた真玉八幡神社に

ビックリの僕ですが、

サプライズはまだまだ続きます。

鐘楼

時を告げる鐘を鳴らす鐘楼。

こちらも古そうですね。

江戸時代初期、1677年の建立です!

元は、「鐘楼」だったものが、

「鼓楼」として、

使われるようになったそうで、

神仏分離の影響があったかも知れません。

白壁の外、参道から見た鐘楼(鼓楼)。

そして南門へ

南門から参道を挟んだ向かいには、

森に囲われた社叢が見えます。

何となくお寺的な雰囲気を感じかな?

石橋(太鼓橋)もまた渋い!

ここに建立の年代などの案内があれば、

よりいっそう訪問者の

興味が沸き立つと思いますが、

見てるだけでも素晴らしい石橋です。

鎌倉期の国東塔。

両脇にこれまた情緒ある

素敵な灯籠がありますが、

この2つのデザインは少し違うので、

建立の年代も違うかも知れません。

向かって左側の灯籠は、

天和二年(1682年)の奉納で、

御年360歳くらいですよ!

さらに奥に進む前に

古い鳥居が見えます。

永宝四年(1707年)

ここも文化財のオンパレードですね。

岩を加工した橋。

社が見えます。

護国神社に参拝。

これで、真玉八幡神社の参拝は

完了です。

お気に入りの景色

参道向かい側の本社を

石橋手前から撮影してみました。

夕陽に染まる鐘楼や随神門、

何とも風情がある景色です。

 

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