宮地嶽八幡神社(長崎県長崎市)

 

有田焼の鳥居

日本を代表する焼き物である有田焼。

そんな有田焼の「鳥居」が存在する神社が、

僕の知る限りでは、

佐賀県には、佐賀市の松原神社と、

有田町の陶山神社の二箇所にあります。

ところが、最近、

長崎市にも有田焼の鳥居が、

存在することを知り、

参拝したのが宮地嶽八幡神社です。

宮地嶽八幡神社へ

長崎市内は、幹線以外の道路は、

ひやひやするほど狭く、入り組んでいて

地方からの観光客の僕は、

運転する時、かなり緊張してしまいます。

宮地嶽八幡神社への道も

ドキドキ感満載(笑)

いつ行き止まりになるか?

そう思っていたら奇跡的にも

神社の境内が駐車スペースになっているでは

ありませんか!

お~神様ありがとう!

ただ、駐車場があっただけで

こんなに幸せな気分になれるのは、

長崎市ならではですね(笑)

境内入り口。

有田焼の鳥居は、文化財指定されています。

文化財登録証。

一の鳥居は、石鳥居。

一の鳥居のすぐ後ろに建つのが、

今回のお目当、有田焼の鳥居です。

原爆も落とされた長崎市にあって、

痛みも少なく、

かなり良好な状態を保っているのは、

奇跡と言えるかも知れません。

継ぎの部分には、卍が施されています。

神額も有田焼。

柱には、寄進された年月が、

焼き込まれています。

明治21年ということは、

1888年、なんと130歳超えています!

柱の根元付近には、

製造した方の名前が書かれています。

鳥居造りは、分担作業なのですね。

注意書き。

当たり前の事ですが、

啓蒙は大切です。

神社の御由緒。

 

 

本殿。

ここには拝殿という別個の建物はなく

本殿の前方が、

通常の拝殿のようになっています。

本殿向かって左の

巨大な石製の手水鉢。

妻がお風呂として入れそうです(笑)

宮司さんのお話だと、

文化財に指定される予定との事でした。

稲荷社。

本殿前の阿形の狛犬。

安政三年(1856年)の寄進です。

吽形。

拝殿右側の灯籠。

燈籠の台座にはハートの石?

左側の灯籠。

 

 

横から見る本殿。

本殿の真後ろから撮影。

大国主神社と恵美須神社。

阿形だけ一体の狛犬。

宮司さんの話によると

吽形は、頭を撫でられ過ぎて、

壊れてしまい、今は無く、

この阿形も頭が薄くなったそうで、

いつまで耐えられるかわからないそうです。

そして、宮司さんに勧められ、

この横にある古い手水鉢で

銭洗いをしました。

ここで、小銭を洗うと、

裕福になれるとか・・・

やるしかない!

神頼みでも何でもやるぞ(笑)

これで、裕福確定(笑)

ここで気になったのが、

手水鉢の底に見える

先人が落としていったままの五円玉・・・

いえ、お礼に入れていったのかもですね。

裕福確定した顔でツーショット完了。

宮司さんガイド

神社境内に入った時、

先に来ていた参拝客と

シャツ姿で一人の観光案内っぽい男性が、

神社についての話をしていたのですが、

胸に下がった名札には「宮司」と

書かれているではありませんか!

もちろん宮司さんは、

僕たちにも声をかけてくれ

神社の歴史などをお話いただきました。

その後、御朱印をお願いしたら、

ここから必要なものを

お選びくださいと言われ、

見てみたのがこのラインナップです。

宮地嶽神社と八幡宮は、

別の御朱印で、

他の境内社も合わせると、

全部で7社となります。

僕たちの前に御朱印をお願いした人は、

7社全部お願いされていましたが、

僕たちは、こちらの2社を

授与していただきました。

福岡県福津市に鎮座する

宮地嶽神社を勧請した神様なので、

御神紋も本社と同じ三階松ですね。

八幡神といえば神使は鳩。

そしてこの後、

「狛犬の頭を撫でて、

次に同じ手で自分の頭を撫で、

そして最後にもう一度

狛犬の頭を撫でると

ご利益は完璧」という

宮司さんに教えてもらった作法を

狛犬と狛鳩でやってみました。

まずは狛犬から。

狛鳩を撫でた後、自分の頭を撫でる妻。

再度鳩の頭を撫でて

これでご利益は確定(笑)

きっかけは有田焼の鳥居でしたが、

やはり結局は「人」。

サービス精神旺盛な宮司さんのお蔭で、

楽しく印象に残る参拝が出来、

改めて感謝です!

 

  関連記事 - Related Posts -

 

  最新記事 - New Posts -

 

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください