宮崎神宮(宮崎県宮崎市)
何となく似ている
宮崎神宮の参道を歩いたり
ご社殿を眺めたりすると、
東京の明治神宮にどことなく雰囲気が
似ている気がします。
あくまでも私的な推測ですが、
明治神宮を作る時、この宮崎神宮を
参考にしたのかも知れません。
社頭
神社の正面は道幅も広く、
全てに於いてゆとりあるご神域です。
左右には石灯籠が配置されています。
樹齢100年位のクスノキ。
こちらは
「みやざきの巨樹百選」の
樹齢100年の「ラクウショウ」。
境内へ
滞在時間の短縮を図る為、
先に正面右側の境内社である
五所稲荷神社を巡り、
その後また社頭に戻り参拝開始。
杜への入口も何だか
明治神宮っぽい感じですね。
一直線に伸びた参道の遥か先には、
神門が見えています。
古代船おきよ丸
参道を少し歩くと、
左側には見えてくるのが、
「古代船おきよ丸」
ここから見てもかなり巨大ですね。
おきよ丸について。
神武天皇一行が東征の折、
美々津から乗った船を
西都原古墳の埴輪を原型に
復元したものと書かれています。
「おきよ丸」の「おきよ」とは
「起きよ」(起きなさい)の事で、
出港時に美々津の町(村)で、
出港するから「起きよ!」と
ふれ回ったという伝承によるものです。
正面。
裏側に回って大きさの比較写真。
御社殿へ
参道に戻り、ご社殿を目指します。
神橋。
この神池の先の広場にあるのが、
天然記念物のオオシラフジの藤棚です。
事前情報でチラッと頭にあったのですが、
参拝最中にはすっかりこの存在を忘れ、
現地まで行っていません。
オオシラフジからしたら、
「また来いよ!」って感じでしょうか(笑)
鯉の餌。
二の鳥居。
ご由緒。
手水舎。
神門。
神門はじめ、本殿や拝殿は、
国登録有形文化財になっています。
宮崎県での有形文化財指定は、
日向市の大御神社の御社殿とここの
二つだけで、
僕の地元福岡県と同じく、国宝はゼロ、
重要文化財も少ない宮崎に於いては、
貴重な建築物と言えるでしょう。
神門には千木や鰹木までが使われ、
まるで本殿並の
豪華な造りになっていますね。
神武天皇を祭り、
皇室とも深い関係の神社らしく
十六菊紋が神紋となっています。
神門の扉と妻。
遥拝殿へ。
ここにも千木、鰹木が、
あしらわれています。
向こうに見えるのが拝殿です。
参拝。
御祭神は神武天皇と
その父母神である
鵜葺草葺不合尊と玉依姫命。
庭の向こうの拝殿。
ツーショット。
お手植えの木
参拝後、
神門の外側に植えられた木を見学。
昭和34年、
秩父宮妃勢津子殿下
お手植えの泰山木。
明治32年、
東伏見宮依仁親王殿下
お手植えの杉。
明治32年と言えば今から
ちょうど120年前で、干支は己亥。
社頭近くで参拝した境内社である
五所稲荷神社の狛犬の奉納と同じ年です。
という事で、
僕たちと同じ干支の「己亥」に
お手植えされたのですね!
しかも同じく己亥の令和元年に
ここで出会えた事、
何だか、深~いご縁を
感じずにはいられません。
そして、
この杉、枝の数本が、
地面まで降りて来ているではありませんか!
この杉がさらに数百年経てば、
熊本県の高森殿の杉と
同じような感じになるかも知れません。
その杉ががこちらです。
高森殿の杉。
菅野美穂がこの木に抱きついて
堺雅人とのご縁が結ばれたという
伝説の杉。
ここ宮崎神宮のお手植えの杉も
周囲が絵馬掛けとなていますから、
この枝ぶりの杉は、縁起が良い木と
勝手に決めてしまいました(笑)
御朱印帳
社務所にて御朱印をお願いしようと
ふっと見てみると、
オシャレな御朱印帳が!
しかも今どき1000円ですよ(笑)
ついこの前宗像大社中津宮で
御朱印帳を授与して
いただいたばかりですが、
思わず手に入れてしまいました。
「3」がラッキーナンバーの妻ですが、
御朱印を待つ時にいただく番号札が、
「3」だったので、妻は大喜び。
4月3日の神武天皇祭での
流鏑馬神事がモチーフで、
淡い配色が上品で素敵です。
御朱印。
参進
参拝を終えて、次なる目的地、
民家園に向かう途中、
結婚式の参進に遭遇。
数年前までやっていた
神前結婚式の仕事を思い出しました・・・
今日の一枚
宮崎神宮境内手前、
向かって右側の風景。
宮崎なのに、
何となく大昔、新婚旅行で行った、
フランスのシャモニーの町を
思い出しました(笑)
手前の黄色い車も良い味出してくれてます!