宗像神社(北九州市)
権力の象徴
車の中で妻との会話が、
豊前国小倉藩下だった神社のご神紋は、
旧藩主である小笠原家の三階菱を
頻繁に見かけるという話になった時、
妻がおもむろに
「神紋(家紋)は、権力の象徴としても
藩政を行うのには有効だからね~」
みたいな事を言いました。
少し前までは、
何も知らなかった妻から逆に
僕が生徒みたいに教えられるとは、
本当に嬉しい限りです!
そんな権力の象徴の存在は、
ここ宗像神社も
例外ではありませんでした。
「三階菱」、今年になって
いったい何社でお目にかかったのか、
数えるには多すぎます(笑)
北東入口
車で宗像神社に入る場合、
正面ではなく、
北東の入口からになります。
北東入口。
入口を護る
文化十一年(多分)寄進の狛犬。
西暦だと1814年、
今から200年以上前の生まれです。
吽形。
正面参道
改めて正面から参拝開始。
社頭。
神橋。
手水舎。
二の鳥居。
柱には、
元禄拾貳と刻まれていますので、
西暦で言えば1699年、
忠臣蔵の3年前、
徳川五代将軍、徳川綱吉の時代です。
こちらの狛犬も
かなり古いもののようですが、
年代は確認出来ず。
吽形。
拝殿へ。
絵馬のデザインが拝殿なのが、
なんだか微笑ましいですね。
こちらは大きな開運絵馬。
参拝後拝殿左側から本殿へ。
本殿。
屋根の天辺には三階菱のご神紋。
宗像神社を勧請したのは、
細川忠興だったようですが、
細川家は加藤家の改易後、
熊本へと転封になり、
その後の江戸時代200年以上は、
小笠原家が藩主だったからでしょうか、
ここには細川家、九曜紋の
痕跡は見当たりません。
本殿裏の老木。
こんなに朽ちていても
枝葉はちゃんと付いて、
一生懸命生立っている
その生命力に、
妻は惹かれるみたいです。
僕も共感していますが(笑)
本殿横の境内社。
祭られているのは、
國守社、天満社、天疫神社、
八坂神社の四社の神様です。
拝殿前でツーショット完了。
石橋
境内の前面には池があります。
木々に覆われて、
池の全体像は空からしか
見えません(笑)
古そうな石橋を発見し、
大喜びの僕。
石橋と鯉。
真ん中一本の石柱で支えていますが、
僕が渡ってもびくともしません。
シンプルながらも
凄い技術がまぶされているのかも?
今日のグッジョブ
手水舎のコロナ対策が、
実にユニークなので、
思わず写真を撮ってしまいました。
竹の筒にプラスチック製の
ジャバラ付きストローを挿していますよ!
水が、丁度いい角度で落ちてきて、
お手水が大変やりやすいのです。
目からウロコのストロー活用でした。