浪岡城(青森県浪岡)北館・内館

 

密かに感謝

QRコードは、今や全世界が、

これ無しで成り立たないほど

超重要なインフラとなっています。

浪岡城の各所に設置された案内板にも

QRコードが表示され、

このお陰で、

お城の歴史や想像図など満載の

「浪岡城物語」という

20ページにも及ぶ、

青森市が精魂込めて作った

秀逸な資料を見ることができます。

浪岡城物語の表紙。

これを熟読すると

浪岡城の案内人が、

出来るかも知れませんよ(笑)

QRコードを発明した日本の会社が、

特許をオープンにして、

使用料を取ることなく、

誰でもが使えるようにしてくれたこと、

(企業戦略はあるにせよ)

密かに感謝(笑)しています。

北館きたたて(東側)

猿楽館、東館を巡り、

次に城主の家臣たちが住んでいた

武家屋敷町跡の北館へ。

そして、

ここでアナログ登場(笑)

情報量は少なくとも、

「手に握って使える」

紙媒体というのは、

現地散策に於いて大変重宝するもの。

アナログとデジタルのミックスで、

快適な旅が出来るのです(笑)

各所に設置された木橋で、

曲輪間の移動は超楽ちん。

北館の一番北側に到着。

北館の中心部へ。

エントランス。

家来達の住居があった所だけに

結構広々としています。

板塀で区画された道。

住居跡は柱で示されています。

案内。

北館推定復元模型。

「迷路状の道を作る事で、

本丸である内館までの通路を

わかりにくくしたことと、

ここに住んでいる家来達が、

城に入って来た人を監視したのかも

知れません。」

このように案内されています。

昔から城の防御には、

思い悩み(笑)また、

知恵を絞ってきたという事でしょう。

東側を背にして西側を見ると、

岩木山が見えています。

武家屋敷に住んでいた人達も

同じ風景を見ていたのかと思うと

ちょと感慨深いものがありますね!

外郭〜北館(西側)

次に一旦北館を出て、

外郭から北館に入る道を体験してみます。

二つの堀に架かる木橋。

ここから再び北館内へ。

北館西側の出入口。

案内図で位置を確認。

ここで案内されているのが、

「青森市中世の館」と言う

浪岡城の出土品展示などを展示した、

興味深い資料館です。

気にはなるものの、

なんせ時間が無いのでスルー(汗)

西館にしたて

次に西館へ。

ここも木橋を使って移動。

西館の東側。

(ややこしいな・・笑)

西館の中心へ。

ここは調査していないので、

何があったか

分かっていないそうです。

内館

城巡りの最後は、

城主の屋敷があった内館へ。

昔の堀は5mほどあったそうで、

城攻めで落ちたら

そこで・・the end(汗)

内館の周辺部。

中心へ。

到着。

「北古跡 畠城碑

明治十三年九月書

二品 熾仁たるひと親王」

このように刻まれています。

畠城は北畠の城という意味でしょう。

これを書いたのは、

有栖川熾仁ありすがわたるひと親王です。

後醍醐天皇を助けた

忠孝なる北畠親房の末裔が

浪岡城主という事で、

きっと明治政府は、

力を入れていたのでしょう。

有栖川熾仁親王と言えば、

明治十年の西南戦争で総督として

九州にいた際に、

佐野常民らから

「敵味方区別無く救護する」

博愛社(後の赤十字社)の建議を受け、

これを許可した人でもあります。

妻を入れて広さの確認。

冒頭に書いた

「浪岡城物語」によると

「内館から発掘された建物跡の一つに、

浪岡城跡でも唯一特別な造りをしている

建物跡がありました。

それは、礎石の上に柱が立てられた

礎盤石建物跡であり、

この建物跡の発掘により、

内館は、城主の居館や政庁的な機能を

有していたと考えられています。

「九間」と呼ばれる部屋は、

三間×三間の大きさで、

武家住宅の会所や主殿に使われ、

対面座敷のような機能を有することが

多いとされ、

浪岡城でも城主が様々なお客と対面し、

政務が執り行われていたことが

想像できます。」

このように書かれています。

こちらは「浪岡城物語」から

拝借した画像で、

内館「九間(ここのま)での

政務の様子(イメージ)です。

内館に別れを告げ(笑)

駐車場へと戻ります。

菖蒲かな?

ここは本当に花三昧なお城です。

そして駐車場に着いた時、

プロペラ機の音で空を見上げると・・

「特攻機だ〜!」と妻。

「推定、特攻隊の生まれ変わり」で、

人一倍、慰霊の意識が強い妻。

とにかくプロペラ機の爆音には、

即座に反応するのですよ(笑)

城を去る僕たちを

見送ってくれているかのようで、

二人してまたまた

テンション爆上げで攻城は完了です。

 

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