韮山城(伊豆の国市)前編

 

北条早雲の城

韮山(にらやま)城を

Wikipediaで調べると、

次のように書かれています。

「延徳5年(1491年)に

2代堀越公方足利茶々丸を攻め滅ぼした

伊勢盛時(北条早雲)によって

後北条氏の領有となり、

同年から早雲によって後北条氏の

本拠地として本格的に造営された。

早雲はここを拠点に

伊豆の各拠点の支配を進め、

後に相模に領土を広げた後も

小田原城に移ることなく、

没するまでここを居城とした。」

ずっと韮山城に住んでいた北条早雲さん、

ここが、いろんな意味で、

居心地が良かったのでしょうね。

妻の北条愛

韮山と言えば、

多くの人に知られているのは、

「韮山反射炉」でしょう。

しかし、時間の都合上、

韮山反射炉はカットし

僕が行きたい韮山城へ。

Google Mapに従い、

目的地に着いてみると、

そこには、駐車場もなく

どう考えても「ゴール」でないのです。

やはり

「崖の下に弱いGoogle Map」は、

健在でした・・・(汗)

迷ってしまったその時、

「この城は北条早雲の城だし

とにかく行きたいな・・・」

なんて妻に話をしたら、

いきなり、

「え~北条早雲!凄いね!

それなら絶対に行く!」

妻の雄叫びが(笑)

ここに来る前から

ずっと僕の話を聞いていたはずなのに

全く頭に入っておらず、

ここで、ようやく妻自身が大好きな

北条早雲(北条氏)の

城である事を「理解」したのです。

(よくある話なんですが・・・笑)

そこからの妻は、

俄然スイッチが入り、

「ここから回って行けば、

お城の入口があるかもよ!

絶対に行く!」

などと、いきなり指南を開始(笑)

結果、

あっという間に到着したのが、

こちらです。

登城口のすぐそば、

池のほとりにある

車5台分ほどの駐車場。

妻の「北条愛」恐るべし(笑)

三の丸

ここからは徒歩。

「城池」と書かれています。

往時は「堀」として

使われていたのでしょう。

ここから攻城開始。

韮山城跡の案内。

縄張りについての説明を抜粋すると

以下になります。

「韮山城は通称「龍城山りゅうじょうさん」に所在し、

本丸、二の丸などの曲輪や土塁・堀などが

良好な状態で残存している。

平時の居館などがあったと思われる

平地部分には

「御座敷」の字名が残る

(現県立韮山高校校地)。

また、周辺には本城を囲むように

「土手和田砦」、「和田島砦」、

「天ヶ岳砦」、「江川砦」があり、

現在でも曲輪や土塁などの

遺構が確認できる」

こちらは案内の中にある

寛政5年(1793)に作成された

韮山城の古城図ですが、

現在と変わらない部分も多く

大いに散策の参考になります。

城跡へ。

登城路の右側が三の丸跡。

現在は高校のテニスコートです。

以前訪問した

鳥取県の米子城の二之丸の跡にも

同じくテニスコートが

あったのを思い出しました。

やはり曲輪というのは、

それなりに広い「平面」ですから、

テニスコートにはもってこいの

場所なのかもしれませんね。

権現曲輪

韮山城攻城前半の

クライマックスは神社です(笑)

二の丸(テニスコート)の反対側は、

切岸のような断崖上になっていて、

熊野神社の御社殿が見えています。

堀切っぽい道。

神社に到着。

「権現曲輪」。

熊野権現を祀っているから

「権現曲輪」と

名付けられたのでしょう。

御社殿の建つ場所から

権現曲輪を俯瞰してみると

建物の礎石っぽいものが見えています。

(後世のものかもしれませんが・・・)

鳥居。

扁額には、昭和5年11月の震災

(北伊豆地震)で壊れた鳥居を

昭和6年に復興したと刻まれています。

石段で御社殿の建つ境内へ。

参道を奥へ。

手水舎。

拝殿にて参拝。

由緒を要約し書き出すと、

以下になります。

「神社名 熊野神社

祭神 伊邪那美命いざなみのみこと

創立年月日 明応(1500)九年九月

当社は、後北条の初代伊勢宗瑞

(新九郎盛時 通称北条早雲)が

明応二年堀越御所の内紛時に伊豆に進出し、

ほどなく伊豆一円を平定し、

この地に韮山城を築いた。

明応九年韮山城の守護神として

伊邪那美命を祀り熊野神社を創建した。

その後、天正十八年(1590)

秀吉の天下統一の戦いで北条氏滅亡後、

江川家に於いて社屋を修復して

同地区の土手和田村松並の

鎮守の神として祭りつがれ、

現在土手和田区松並地区に於いて

維持管理をしている。」

本殿(左側)にも参拝。

妻は北条氏の家紋、

「三つ鱗」のポーズでツーショット。

この後は、

いよいよ富士山が見える

絶景スポット、本丸へと向かいます。

(後編に続く)

 

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