霊巌洞(熊本市西区)

 

心を研ぎ澄ます場所

宮本武蔵の五輪書を

島田美術館で購入し、

武蔵が五輪書を記述した頃と同じ、

還暦過ぎて初めて読みました。

兵法書としてはもちろん、

人としての心の持ち方、あり方など、

武士でなくとも為になる内容だと思います。

その五輪書を武蔵が著した場所が、

熊本市の西部にある

山肌に出来た大きな洞窟

霊巌洞(れいがんどう)です。

霊巌洞は、雲巌禅寺の境内の奥にあり、

江戸時代初期ならば、

道らしいものも無かったかも知れません。

武蔵が熊本城近くの自宅ではなく、

わざわざ山奥の洞窟に籠もったのは、

世情から離れ、

観音様の傍にいて、心を研ぎ澄まし、

集中したかったからでしょうか?

武蔵にしか本当の事は分かりませんね(笑)

雲巌禅寺へ

島田美術館から車で約30分、

金峰山の西麓に位置する

雲巌禅寺(うんがんぜんじ)の手前にある

「岩戸の里公園」駐車場に到着です。

駐車場。

駐車場横の案内。

霊巌洞まで歩こうと思い、

少し下ったところで、

なんか遠い気がしたので、

思い返し、お寺まで車で行くことに。

これは大正解でした。

もし、ここから歩いていたら、

体力は大消耗、

気力も相当萎えていたでしょう(笑)

雲巌禅寺の案内。

「曹洞宗雲巌禅寺は、

岩戸観音を本尊として、

南北朝時代に元から渡来した

禅僧東陵永璵によって建立された。

本尊は境内西側にある

岩洞(雲巌洞)に安置された

石体四面の観音(秘仏)で、

「岩戸の観音」として広く知られている。

(中略)

戦国時代の鹿子木寂心

(かなこぎじゃくしん)の

信仰も有名である。

江戸時代には

剣聖宮本武蔵が雲巌洞に籠り、

兵法「五輪書」や

「三十五箇條の覚書」を著している。

(後略)」

このように書かれています。

雲巌洞=霊巌洞という事でしょう。

そして、

ここでまさかの鹿子木寂心の名が!

加藤清正が建てた熊本城の前身、

「隈本城」を作った人で、

僕たちは以前、この方のお墓である、

寂心さんのクス」に行っているのです!

この人にも呼ばれたのかな?(笑)

この仁王像は武蔵が籠もった時、

すでにあったそうです。

石段で本堂へ。

手水は湧水で、

趣のある苔が美しい手水鉢で清めます。

本堂にて参拝。

霊巌洞

本堂の左手に

霊巌洞の出入口があり、

ここれ料金を支払い入場。

何と回転扉ですね!

パンフレット「霊巌洞物語」。

写真がピンぼけだ~(汗)

中身はこんな感じで、

かなり詳しい案内が書かれています。

入ってすぐにあるのが、ミニ博物館。

眼病平癒に効くといわれる観音様。

ここから少し行くと、

見えてくるのが沢山の羅漢さんたち。

五百羅漢と名付けられています。

首の無い羅漢さんは、

廃仏毀釈の犠牲者でしょうか・・・

案内。

「熊本の商人 渕田屋儀平の願により

安永八年(1779)から

享和二年(1802)まで、

二十四年間かかって

奉納したと言われている。」

このように書かれています。

延命地蔵尊。

閻魔洞。

閻魔様にご挨拶。

途中の観音様。

やはり、こここでも

首のない仏像が二体・・・。

霊厳洞が近づいてきました。

二天一流の石碑や燈籠など。

いよいよ到着。

右の「霊厳洞」の文字は、

元熊本県知事で、総理大臣だった、

肥後藩主、細川家の子孫である

細川護熙さんの書です。

なかなか綺麗な文字ですね。

霊巌洞正面。

右側の階段で中へ。

入口。

石に書かれた案内。

「この岩壁には、細川家の家老、

沢村大学及び、戦国時代の

文武兼備の武将、鹿子木寂心の

逆修(ぎゃくしゅ)も彫られている」

「逆修とは、生前に於いて

戒名など付けてもらい

一般の葬式などを

生前修行厳修するものなり」

このように書かれています。

沢村大学の逆修。

鹿子木寂心のものは、

見逃しています(汗)

この中の秘仏、

石体四面観音に参拝。

(見えませんが)

お寺を作った、東陵永璵が彫った、

岩窟上部の「霊巌洞」の文字も

風化せずに見えています。

南北朝時代からですから、

すでに700年以上も

経っているのですね!

参拝後、ここでツーショット。

帰りは左側の階段から。

出口。

黒岩展望台

岩戸の里公園駐車場に戻って、

そこから歩いて黒岩展望台へ。

眺めは良さそう。

少し霞んでいますが、

何とか島原半島の

雲仙普賢岳もかすかに見えてます。

翌日は、島原半島南部の

原城跡へ行く予定だったので、

テンション上がっていた僕でした(笑)

 

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