相方城(2019年福山の旅)

 

展望スポットとしての山城

日本には、戦国時代まで、

数え切れないほどの山城が作られました。

峻険な地や、かなり標高が高い山であれば、

登山の装備なども必要でしょうが、

お城跡として整備された山城は、

気軽に行ける展望スポットでもあります。

そんな中、今回行った相方城は、

登山の心得などはゼロでもOKで、

気軽に行け、展望スポットとしても

秀逸なお城です。

腹ごしらえ

阿伏兎観音参拝でスリルを味わった

僕たちのお腹はすでにペコペコ(笑)

まずは、目についたスーパーでランチを物色。

なんとなく良さげな雰囲気なので、

入ってみたのが大正解!

イートインコーナーで食べたのが、

こちらです。

僕は、人生初の「塩ねぎカツ丼」。

カツの下にはキャベツが敷いてあり、

新食感に感動でした。

妻は、親子丼と温ソーメン。

グルメも唸る?

豪華な(笑)ランチタイムを満喫し

お腹いっぱいになったところで出発。

相方(さがた)城

瀬戸内海に面する阿伏兎観音から

山あいの相方城までは、

車で約1時間、

Google先生のお陰で、

道に迷う事もなく無事到着。

ここから車でもうすぐらしい・・・

と思ったら・・・

車両通行止!

幸いな事に「進入禁止」ではなく

人はOKっぽいので、近くに車を止めて、

徒歩でお城に向かいます。

な~るほど!

これだから通行止めだったんだ~。

「H30年災」の杭。

昨年の災害で、

崩落したという意味でしょう・・・

広島の大雨はニュースで見ていましたが、

ここ福山市も被災地だったんだと

改めて認識しました。

少し行くと、

いい感じの石垣を発見!

遺構がどのくらい残っているのか

よくは知らなかった僕の

鼓動が高鳴ります(笑)

案内板のよると、ここは毛利氏が整備し、

毛利氏が関ヶ原で負けた後、

廃城になっています。

分かりやすい縄張り図があり

これを元に散策を開始。

「佐賀田城趾」の文字。

Wikipediaに、

相方城は佐賀田城とも称すると

書かれていましたので、

この石碑を作った時の気分は

「佐賀田城」だったのでしょう(笑)

ここから主郭方面へと進みます。

お~!見応えある大堀切ですよ!

そして、その先に現れたのが、

副郭、本郭への入口の石垣です。

素晴らしい石垣!

ここでツーショットを残すしかない(笑)

ここまでしっかりと

遺構が残っているのは、

素晴らしいことです。

石垣が崩れそうになったので、

妻に支えてもらいました(笑)

意外と耐久性ある石垣で、

破損も少なく、見応えあります。

 

副郭への石段。

ここを上り切ると副郭、

そしてその先が主郭。

山の頂上付近。

以前の写真を見ると

主郭には、もっと大きなテレビ塔も

あったようですが、

相方城を整備するために移転されたのか、

今は一つだけになっていて、

スッキリしてとてもいいですね!

お城好きの僕は、行政のそんな方針、

大賛成ですよ(笑)

こちらも「佐賀田城趾」です。

以前は「相方」よりも、

こちらの「佐賀田」推しだったのかも?

石の真ん中に穴があいているのは、

旗印の幟竿を立てるための石でしょうか。

府中市方面の景色。

この山頂からは、外界の平野を

一望することが出来るほど景色は抜群で、

戦国時代で考えると、

恐らく敵を見張るのにも

もってこいの場所だったはずです。

新市駅方面。

動画も撮影。

主郭からさらに行くと、

またまた石垣を発見。

破却されたわりに、

人為的な破壊があまり行われていないのか、

本当にしっかりと石垣が残っています。

石と妻の大きさ比較(笑)

まだまだあります石垣(笑)

「郭4」の石垣。

郭4から見た主郭。

郭5と呼ばれる主郭の東側。

手前から郭(くるわ)が、

郭5、郭4、主郭と

段々になっているのが、よく分かりますね。

郭5の石垣アップ。

ここからさらに東の郭7を通り、

駐車場へと戻ります。

道にはなっていますが、

あくまでも「山道」です。

道標のリボン。

さすが、山道!親切ですね。

そして、ここから少し山を下ると、

ゴールが見えてきます。

な~んだ!

行きがけに車で見た

「車両通行止め」の所だったんだ!

妻も驚きのポーズで城攻めは完了です。

 

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