滋賀縣護國神社(彦根市)
お城と神社
以前にも書きましたが、
お城の跡に神社が建てられた事例は
日本全国たくさんあり、
今回参拝した滋賀縣護國神社も
彦根城の外堀と中堀の間に鎮座しています。
実は、今回全くの事前調査不足で、
僕はここに護國神社があることを知らず、
たまたま彦根城に行く途中、
お城の前にあったので、
あ〜そうだった、護國神社のこと
忘れていた〜という感じで、
お城巡りの副産物的な参拝となりました。
神社好き、わけても各県の護國神社へは、
全部行きたいと思っているにも関わらず、
このような事になったのは、
護國神社はその県の一番大きな
都市にあるのだから、
まさか彦根市に滋賀県の護國神社が
あるはずは無いという先入観。
ダメですね、先入観という奴は(笑)
彦根市の方、ごめんなさい!
滋賀縣護國神社へ
彦根城の表門から歩いて
5〜6分で滋賀縣護國神社の裏門です。
僕たちは、正門から入りなおすのが
いつもの参拝方法ですが、
彦根城で山を登ったり下りたりで、
かなりくたびれていた上、
朝5時に食べてから既に7時間近く、
な〜んにも食べておらず
お腹がペコペコになっていたのもあり
まずは参拝してその帰り道
正面の参道を振り返り撮影しました。
しかし、ここでは
分かり易いように入口から順に
写真を掲載しています。
彦根城の外堀に架かる橋を渡って
滋賀縣護國神社に向かいます。
燈籠といい、鳥居の形といい、
護國神社っぽい雰囲気ですね。
参道を進みます。
少し「く」の字になったカーブを折れると、
拝殿が見えてきます。
やった〜誰もいません(笑)
参拝客が少ないのは、神社にとっては
好ましくないでしょうが、
僕たちにとっては嬉しい限りです!
撮影時に人が写り込むのが
一番困るからです(笑)
樹齢200〜250年位と思われる
御神木のクスノキ。
手水舎を支える石の周囲には
木製の荷物置き場があります。
細かい配慮が嬉しいですね!
石垣っぽい手水鉢。
拝殿前には雪が残っています。
英霊の皆様にご挨拶。
この鈴の音が素晴らしいのです!
よくある大きなジャラ〜ンという
鈴とは違い、沢山の小さな鈴が
甲高い音色でシャリーンと
同時に鳴るのが、
心に染み入って来ます。
巫女さんが舞を踊るときに
持っている鈴と同じような響きですね。
参拝後は本殿も撮影。
恒例のツーショット。
御朱印。
先ほど巫女さんが舞う時に
持っている鈴と書いていたら、
この御朱印にその姿が押されていました!
何と言う偶然なのでしょう。
それともこの神社では鈴が特別に
フューチャーされているのかも
知れませんね(笑)
この後は境内を散策します。
護國神社の定番、母の像。
父の像。
戦争で父親を亡くした子らが建てた像。
碑文の一部を抜粋します。
「おとうさん あなたに
抱かれたことのない子が
あなたの遺骨を抱いたとき」
これには何も言えません…
平和の大切さ、尊さ、
改めて考えさせられます。
藤棚の下にある「花塚」
毎年4月には花と緑に感謝する
花塚祭が行なわれ、華道の先生などの
参拝があるそうです。
招魂碑。
これも護國神社では定番。
戦没軍馬軍犬軍鳩霊之避。
ハトの慰霊碑は珍しいですが、
戦争中、伝書鳩は各国の軍隊で
重要な通信手段になっていましたから
その意味でも「軍鳩」たちの慰霊も
大切ですね。
ここで、滋賀縣護國神社の参拝は完了。
次に行くのは…
とにかく昼飯だ〜(笑)
今日の癒し
手水舎の手前にある
古札納所に癒されました!
基礎部分に自然石を巡らして、
板張りの壁もお洒落だし、
屋根も折れを付けてデザイン性に富み、
細部までこだわり、
神経が行き届いた「作品」です。
これ自体、神社の建物の一つと言えるほど
完成度が高く、存在感抜群でした。