島根県立古代出雲歴史博物館(島根県出雲市)後編

 

博物館史上最長滞在時間

博物館に入って2時間を過ぎ、

お腹の空き具合も限界に達し(笑)

僕たちは一旦外に出て、

ランチすることにしました。

ここは、一度入場券を購入すれば、

当日ならば何度でも出入り自由という、

なんともゆる〜い博物館。

出雲大社LOVEの方なら

朝、入場し事前に知識を入れ、

出雲大社に参拝、また博物館で復習、

なんてことも可能です。

結局僕たちは、このお昼休憩を挟み、

朝10時半から14時半までの

約4時間もの間、この博物館に

滞在することと相成りました(笑)

雨が降ってくれたお陰で、

「他にも行かないと!」という

邪念(笑)が取り払われ、

ここに全てを集中出来た結果と

言えるでしょう。

ランチへ

腹ぺこの僕たちは、美術館前の

ビジネスホテルと食堂が

一体となったお食事処に入りました。

こじんまりとして、瀟洒な佇まい。

僕が頼んだのは、幕の内弁当。

正直、観光地だし、

あまり期待はしていなかったのですが、

プリプリの大きめの海老と

新鮮なお刺身、旬の野菜などが満載で、

その極めつけが、「魚のあら汁」です。

右奥のみそ汁に見えるのがそれですが、

この中には美味しい魚のあらが満載。

なんだろう、このラッキー感!

雨が降ってくれなきゃ、

こんなに美味しいランチには

ありつけなかったでしょう(笑)

海老にかぶりつく僕(笑)

そして、妻は恒例(笑)親子丼。

はい、定番です。

食べ顔でもちゃんと

メニューも見える配慮があるのは、

さすが妻です(笑)

やっとお腹が満たされた僕たちは、

また博物館に戻ってきました。

ここが正面玄関に続く道。

雨に濡れた石畳の反射が綺麗です。

その脇ではこんな可愛らしい動物も

迎えてくれます。

大国主命といえば、

因幡の白ウサギ、

だからうさぎちゃんなんでしょう!

ちょっとピカチュウっぽい、

葉っぱをくわえたうさぎちゃん。

実際のうさぎちゃんは、

もの凄く食べるのが早くて、

こんなくわえる行為は

しなさそうですが(笑)

正面玄関。 

玄関は入ると「石やん」がいます。

妻に乗ってもらおうかと思いましたが、

それは子供だけの特権でした(笑)

神話展示室「出雲神話回廊(神話シアター)」

午後からの見学は、映画鑑賞から。

シアター入口にはヤマタノオロチが

入場者を威嚇していますね(笑)

エントランスのイルミネーションは、

青になったり、紫になったり。

シアター内部。

フカフカの椅子もあって、

本格的なものです。

入った時は僕たち二人でしたが、

後から、数人やってきたので、

独占というわけには行きませんでした(笑)

そしてここは撮影禁止なので写真は無し。

映画の内容はスサノオがヤマタノオロチを

退治する伝説でしたが、

役者さんもいい演技だったし、

素晴らしい内容で、

子供さんにもオススメですよ!

そしてシアター横の部屋には、

こんなお面が。 

石見神楽のお面でしょうか。

ここでは、シアターで

上映された映画以外のものも

全て見られるようになっています。

いや〜何と素晴らしい

施設なんでしょうか。

柱にはヤマタノオロチも巻き付いて

侵入者から守ってくれています(笑)

総合展示室

最後に入ったのが総合展示室という

出雲というか、島根県の歴史を

案内した部屋です。

島根の古代から…

古代人もいました(笑)

土偶っぽい。

大和朝廷との関係。

平安〜安土桃山時代。

この絵筆のタッチはどこかで見たような..

お〜やっぱり!

江戸時代末期、

日本の名所を描いて旅した、

二代目、歌川広重の絵です。

この辺りにも来ていたのか〜。

そして、この案内に

目が釘付けとなりました。

「伊能図を超えた」

凄いフレーズですね!

あの伊能忠敬が人生をかけた

大日本沿海輿地全図を超えるとは、

いったいどんなものなのか?

それがこちら。

これは、凄い!

伊能図の一年前に完成されたとは

思えないほどですね。

ちなみに現代のテクノロジー満載の

Googleマップと比較すると

その正確さが際立ちます。

ほぼ完璧と言っても

過言ではないでしょう。

これを作った、

神田助右衛門、新二父子は

伊能忠敬と会って、

技術も学んだようですが、

伊能図の同じ場所(松江)と比較しても

かなりこちらが正確なようですし、

この二人、松江が誇る偉人ですよ!

また、これだけの地図を作れた藩が、

他にあったのでしょうか?

島根県や松江市はこんな凄いことを

真剣にPRする必要があると思います。

神社や、神話ばかりを前面に出すのは、

よ〜く理解出来ますが、

僕なんかもここで知ったのが、初めてだし

興味を持つ方も多いと思うのです。

「歴史ヒストリア」や「ブラタモリ」

にも取り上げて欲しいくらいの

お話ではないでしょうか。

あ〜地図だけで、長くなったので

ここで一休み。

松江藩おかかえの力士、

釈迦ヶ嶽の手形と妻の手(笑)

幻の染色技術、出雲藍板締の復元。

次に、いきなり改札口が!

昔の松江駅を再現。

電車も昔のもの。

そのままタイムスリップ。

ちょっと陽気な運転士発見(笑)

次は古墳。

地元の中学生たちが作ったジオラマ。

次は、石見銀山。

戦国時代、毛利元就が朝廷に献上した

「御取納長銀」のレプリカ。

実際に持ってみると重い!

石見銀山の内部などの説明。

石見銀山のパネル。

ここは世界遺産になっているから

かなりクライマックス的な感じです。

銀の次は鉄。

火おこしの体験コーナー。

鉄も名産品だったのか?

う〜んこのコーナーの記憶は

曖昧です(汗)

最後は奇跡の発見。

3600年前の巨大林が、

立ったままの状態で

発見されたという奇跡です。

3600年前、縄文人が、

見ていたかも知れない杉を

現代人の妻が、

軽々と持ち上げています(笑)

これで、中味が濃い過ぎる

博物館の見学は完了です。

それにしても、

ここは出雲大社に行った方には

ついででも良いから行かれることを

オススメします。

特に小学生の子供さんに

見せてあげると

色んな興味がわいてきて、

将来、学者さんになる

きっかけになれるかもですよ!

 

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