山本五十六元帥像(雄翔館)

戦争を回避していたら
後から考えると
無謀極まりなく
負けるべくして負けた太平洋戦争でも
開戦当時の為政者や多くの国民は、
勝てると信じていたようです・・
いや、
信じたかったようです。
但し「絶対に勝てない」と
戦争を回避していた場合、
果たしてどうなっていたでしょう。
「俺様に従わなきゃ滅ぼすぞ!」
そう言われて、
「何でも言うこと聞きます」
そう二つ返事で隷属していたら
果たして、
今の暮らしはあったのでしょうか・・
日本語は使えていたのでしょうか・・
もしかすると、
インカ帝国など多くの国のように
全てが永久に消えていたかも知れません・・
戦争して良かったとは全く思いませんが、
戦争で亡くなった方々の屍の上に、
今の平和な暮らしがあることを
改めて思いを深くしています・・
回天一型実物大模型
予科練平和記念館を見学後、
お隣の雄翔館の前に建つ、
山本五十六元帥像へと向かいます。
案内板に従いスタート。
予科練平和記念館の敷地内の回天。
「回天一型実物大模型」
案内を抜粋すると
以下になります。
「回天とは太平洋戦争末期に
日本海軍が開発した人間魚雷であり、
日本軍初の特攻兵器です。
幕末期の軍艦「回天丸」から取って
命名されたと言われています。
予科練からは
回天搭乗員全体の70%以上を占める
約1.000名が着任しており、
40名の方が戦没されています。
訓練用の回天は
上部が白く塗装されていました。
展示の回天はそれを再現したものです。」
こちらは回天の基地があった
両脇には回天で亡くなった
全員のネームプレートが
墓標のように埋め込まれています。
案内に書かれている
予科練出身の40名のお名前も
ここに刻まれているのですね・・・
改めて、合掌・・
真横から。
案内にあったように
訓練用の回天という事で、
上部が白く塗装されています。
「232」と菊水マーク。
数字は何を意味しているのかな?
後方から。
山本五十六元帥像
とにかく時間が押してしまい(汗)
雄翔館の中には入らず、
銅像のみをターゲットに。
自衛隊基地内の雄翔館への通路。
この風景、
何だか山城でよく見かける、
動物柵を想起します(笑)
「雄翔園」と「雄翔館」の案内。
歩哨に挨拶し奥へ。
ここからは陸上自衛隊の戦車が
たくさん展示されています。
(指定日のみ近くで見学可能)
ずっと先まで戦車ですね!
雄翔館入口。
「雄翔」の石碑横に何故か
松ぼっくりが置かれていますが、
どなたかのユーモアでしょうか?
山本五十六元帥像に到着。
案内を書き出すと
以下になります。
「霞ヶ浦湖畔のこの地は
かつて旧海軍飛行予科練習生揺籃の地
土浦海軍航空隊の一隅であります。
往時 旧海軍は体艦巨砲主義が主流で
航空機は補助的兵器に過ぎませんでしたが
山本元帥は 霞ヶ浦海軍航空隊副長時代
夙(つと)に兵器として高い評価を下し
その搭乗員育成と
航空機産業充実発展に多大の貢献を果たし
海上戦闘の在り方を大きく転換させ
自らの慧眼を立証したのです。
予科練は元帥を慈父と仰ぎつつ
その中心的戦力となって各地に転戦し
元帥がニューギニアのブーゲンビル島南端
ブイン上空で機上戦死された以後は
その仇討ちとばかり
一機一艦の決死的死闘を展開しましたが
国力の決定的な差異は如何とも成し難く
遂に衆寡敵せず降伏を余儀なくされました
この度 海原会は
元帥のこの歴史的事実を象徴させ
偉業を後世に伝承の為に
元帥像の復元を決議し
会員有志のご芳志により
再びこの地にその再建を果たした所以です
平成十六年二月吉日 財団法人 海原会」
アメリカに留学し、
その圧倒的な工業力を知っている元帥は、
開戦には反対だったようですが、
結局、
連合官邸司令長官となり
第一線で指揮する事に・・・
そして、機上での戦死・・
運命の歯車というもの
人の力では止められません・・
後ろ姿。
今は飛行機ではなく、
戦車を見守っています・・
これも運命の歯車の一つか?(笑)
こちらは僕たちが以前お参りした
出身地である新潟県長岡市、
長興寺に建つ山本五十六のお墓です。
令和7年4月18日で没後82年・・
銅像に出会えた事を感謝しつつ、
改めて合掌・・・
雄翔館(予科練記念館)の外観。
案内には、
「海軍予科練習生の生活や、
英霊の遺書、遺品等を
後世に伝える為に昭和43年に建立。
建物は航空母艦を形象して作られ、
屋上への通路は艦橋を、
屋上は飛行甲板を現しております。」
このように記されています。
雄翔園(予科練の碑)
予科練平和記念館の
駐車場へ戻る道すがら
お隣の雄翔園へ。
案内図など。
僕たちが通りがかった時、
自衛隊員の方々が、
池の水を抜いて、
お掃除をされていました。
神聖な場所を綺麗に保っていただき、
ホントありがたいことです。
「若鷲の歌碑」
「わ〜かい♪ ちしおの よかれんの〜♪
な〜なつ ぼたんは さくらにいかり〜♪
きょうも〜 とぶと〜ぶ
かすみがうらにゃ〜♪
で〜っかい きぼぅ〜の くも〜がわ〜く」
何故か歌える自分が不思議です(笑)
予科練の碑に到着。
参拝。
胸を張って腕を組んだ姿、
何故か悲しい・・
再び予科練平和記念館前
自衛隊基地から駐車場のある
再び予科練平和記念館へ。
海軍式敬礼の妻とツーショットで〆。
しっかり巡るならば、
恐らく3時間以上は必要です(笑)