住吉神社(福岡市博多区)後編
現場百遍
数え切れないほど参拝している
福岡市の住吉神社ですが、
改めてじっくり巡ると、
いくつもの新たな発見があり、
何となく、
警察の捜査などで使われる
「現場百遍」を思い出しました(笑)
一夜の松
新たな発見の一つは、
本殿左脇にある
「一夜の松」と呼ばれる松の木です。
こちらが一夜の松。
案内を要約すると
以下になります。
「この松のご先祖は、
かつて本殿に覆いかかっていて、
それを切ろうとしたところ
一晩のうちにして、
まっすぐに立ち直ったので、
「一夜の松」と
崇められるようになりました。
そのことが後花園天皇の耳におよび、
その有り難さから
勅撰「松花和歌集」十二巻を
奉納なさいました。
その松は種から種へと子孫が続き、
江戸時代にも同様の奇譚が
あったと記録されています。」
「神垣の 松にも頼む言の葉も
すぐなる道に 立ちや直ると
宗祇」
だら~んとして怠けている子供でも、
親から
「シャキッとしないと、
ご飯食べさせないよ!」と言われると
いきなり、めっちゃ頑張る(笑)
こんなイメージが浮かんでしまった僕、
御神木さん、ごめんなさい(汗)
荒熊・白髭稲荷神社
次に本殿横の稲荷神社へ。
稲荷神社お約束の、赤い鳥居群。
赤い鳥居の中に、
明治四十二年寄進の石鳥居が一つ。
神額の文字は、「宇賀神社」。
稲荷神である
宇賀之御魂神(豊受大神)の事ですね。
こちらは「宇賀神社」。
拝殿にて参拝。
本殿にもご挨拶。
そしてここには、
本殿と背中合わせで、
反対側からの参拝口もあります。
反対側から。
こちらからも改めて参拝。
のぞき稲荷
なかなか、レアなお名前の
お稲荷さんです。
まずは、参拝方法を確認。
「稲荷大神の御霊験にあやかって、
まずこの奇岩の鳥居から
中をのぞき込んでください。
次に、自らの姿を御鏡に写して、
ひとつ願いを掛けると祈りが
聞き届けられると云われています。」
という事で、
僕たちものぞき込んで参拝。
何をお願いしたかは、
既に忘れています(汗)
三日恵比須神社
稲荷神社から
杜の中の参道を通るのが、
三日恵比寿神社への近道です。
ここも良い雰囲気ですね!
この檜皮葺の門をくぐると、
恵比須さんはすぐそこです。
三日恵比須神社の裏参道。
ですが、
やはりここは、表から(笑)
清浄な池と三日恵比須神社の御社殿。
これだけ清々しい環境に
お住まいの恵比須様、
さぞかし快適にお過ごしの事でしょう!
赤い神橋と赤い幟も映えていますね。
神橋を渡り御社殿へ。
拝殿にて参拝。
由来を要約すると、
以下になります。
「昭和二十一年元旦、
美野島町在住の藤井吉太郎氏が、
初日の出を拝まれていた時、
蓑島橋の橋杭に古めかしい木箱を発見、
中には恵比須様の神像が
納められていました。
これを持ち帰り、お祀りしたところ
不思議に多くの御神徳をいただき、
これは個人で独占するのは申し訳ないと
昭和二十四年一月三日、
ここにお祀り申し上げる事になりました。」
なるほど・・・
同じ住吉神社の境内社、
志賀神社の「福分小判」の逸話といい、
この三日恵比須様の由緒といい、
「福を独り占めしない」、
「福を多くの人と分かち合う」
そんな素晴らしい方々が集まる
住吉神社は、
優しい「気」で満たされていますね!
人がいない瞬間を狙い、
拝殿斜めから撮影。
この後、
霊験あらたかな三日恵比須像へ。
こちらが「三日恵比須像」です。
この優しい表情に
癒やされますな~!
この恵比須像、
さする場所により
次のような霊験があります。
顔・・・家内安全
腹・・・病気退散
鯛・・・金運
腕・・・技能向上
妻・・・像まるごと抱える?
妻が全てのご利益をいただいた所で(笑)、
住吉神社の参拝は完了です。
博多駅にて
博多駅に戻り、
電車で帰路へ。
やっぱ、賑やか~(笑)
そして、
最後にこちらの有名人にご挨拶。
母里太兵衛さんの像。
福島正則さんから
槍を飲み取ったあなたのお陰で、
ズルい女のカップリングで、
シャ乱Q(つんく)も歌った、
黒田節が出来ましたよ(笑)