龍野城(兵庫県たつの市)前編
山城と居館
龍野城の歴史は
ざっくり言うと、戦国時代は、
揖保川近くの鶏籠山を縄張とする山城、
江戸時代はその山城は廃城とし、
麓の居館が藩政の中心でした。
この2つが同時に見られるのは、
贅沢なんですが、
山登りをする力が無かったのが現実(汗)
山城は「かじった」だけで(笑)
基本、麓の居館地域の散策を
堪能した次第です。
たつの市観光駐車場から望む
龍野古城(鶏籠山)。
結構高いな~(笑)
麓には居館があり、再建された
龍野城の隅櫓も見えています。
家老門
まずは、お城前の家老門へ。
なんと、
小学校の校門になっています!
案内を抜粋すると
「寛政十(1798)年の
「この門は、龍野城主の絵図では、
脇坂久五郎の屋敷地として
描かれています。」
「家老屋敷の門と伝えられ、
屋根の鬼瓦のひとつに
天保四(1833)年
瓦師作と記した銘文が残っています。」
屋根瓦の脇坂家の家紋、
輪違の紋で、
テンション上がってきました(笑)
水練場
家老門と相対して建つのが、
もう一つの「門」です。
ここからが城域かと思いきや、
門に近づいてみると・・・
「龍野小学校水練場」の文字が!
人がいないので、俯瞰して撮影。
間違いなく水練場(プール)です!
お城の中で水練授業とは、
なんとも贅沢な子供達だな~(笑)
隅櫓と西門
門だけで時間をとられた僕たち(笑)
ようやく城内へ向かいます。
隅櫓と白壁。
隅櫓のアップ。
西側の門から城内へ。
高麗門ですね。
この門の特徴である両脇の小屋根は、
扉を開いたとき、
その下に扉が収まるので、
雨に濡れないという利点まで
考慮されたデザインです。
隅櫓を城内から撮影。
再現された本丸御殿の前を通り埋門へ。
埋門
次に再建(模擬?)された埋門へ。
埋門遠景。
埋門と櫓。
動画でも撮影。
枡形の内部へ。
石段を登り城内へ。
城内側から埋門、櫓を撮影。
建物や石垣のどこまでが復元か、
またはどこから模擬なのかは、
正直わかりませんが、
これだけ楽しめるならば、
この方法が大正解という事でしょう。
(後編に続く)
今日の遠望
龍野城の西には白鷺山があり
その頂上付近に建つのが、
「国民宿舎赤とんぼ荘」です。
龍野城から見た赤とんぼ荘。
経営難で、今年3月に閉館していますが、
喫茶店だけは営業しているようです。