津布田八幡宮(山口県山陽小野田市)
つぶた
津布田八幡宮の
「津布田」は「つぶた」と読みます。
僕は「つふだ」って読んでいて、
まさか、
濁点が真ん中だったとは!
これで一つ大人になれました(笑)
参道
糸根神社から約10分、
誰もいない社頭に車を置き、
参道を進みます。
う〜ん清々しい!
左側の燈籠の前にバス停がありますね。
しかもベンチも配置され、
これってかなりレアケースでしょう!
立派な燈籠。
これは、御旅所かな?
一の鳥居。
風化して文字は読めませんが、
江戸時代の寄進かと思います。
正徳二年(1712)寄進の燈籠。
石段。
石段を上り切って
参道を振り返ってみると
光と影のコントラストで、
素敵な光景が広がっています。
山上の境内。
手水鉢。
参拝後、帰り道で
この存在に気付いたので、
手水はしていません。
神様、汚いまま参拝して、
ごめんなさい!(汗)
御社殿
津布田八幡宮についての
御由緒などが見当たらず、
八幡宮という事しか分かりませんが、
古くから村の鎮守的な
お社だったのでしょう。
本社の左側に建つ境内社、
石州瓦も新しく立派ですが、
何故か参拝するのを
完璧に忘れました(汗)
参拝。
拝殿内部。
これは、なかなか渋くて、
良いですね〜!
そして、
拝殿の床下に置かれていたのが、
こんなものです。
「開運」と書かれ、
打ち出の小槌や白蛇など
めでたいものが凝縮された陶器。
下を見て歩かないと
見逃してしまうような場所ですが、
どなたかが参拝者のためを思い、
ここに置かれたのでしょうか・・・
何となく「開運」した気になります(笑)
本殿に参拝。
本殿屋根の隙間から
茅葺きが見えています。
茅葺き屋根は、
メンテナンスを簡略化するために、
トタンや銅板で覆う事が多いのですが、
こうして昔の名残を垣間見られたのは、
ちょっとラッキーだったかも!
本殿は高床というか、
下の柱が1.5mくらいもあって、
ここも見所の一つでしょう。
極彩色の彫刻。
本殿斜め後方から。
本殿参拝後ツーショット完了。
境内社・祠
本殿向かって右側には、
百日紅(さるすべり)の木があります。
しかしこの百日紅、
単なる「木」ではありません!
その訳は・・・
木の根本には「鎮守大神」と
書かれた標柱(祠)があるのです。
御神体が百日紅のように感じ、
見上げると花が一輪咲いています。
神様が僕たちを
見下ろしているように見えるのは、
気のせいでしょうか(笑)
古い祠。
ここまでで
津布田八幡宮の参拝は完了です。
今日のノスタルジー
津布田八幡宮の本殿背後には
小学校があります。
正確に言えば「元小学校」。
昨年(令和4年)に
分校だった時代も含め、
148年の歴史に幕を下ろしたそうです。
サッカーゴールは置かれたまま、
子供達が蹴ったボールが、
本殿まで飛び込んだ時もあったでしょう。
誰もいないのに、
賑やかな光景を想像してしまいます・・・