八坂神社(北九州市小倉北区)

 

小倉城跡の八坂神社

全国の神社には、

お城の跡に建立されたものが

多くあります。

大阪市、大阪城の豊国神社、

静岡市、久能山城の久能山東照宮、

広島市、広島城の広島護国神社、

福岡県久留米市、久留米城の篠山神社、

熊本県八代市、八代城の八代宮、

長崎県大村市、玖島城の大村神社、

などなどあげればきりがありません(笑)

その中のひとつが今回参拝した、

小倉の八坂神社です。

八坂神社へ

僕たちの出発は古賀駅。

そこから約40分、西小倉駅に到着です。

ちなみに西小倉駅の南隣には、

南小倉駅、東隣には、小倉駅、

その次は東小倉駅とこの界隈は

「小倉」が付く駅名が4つも続く

まさに小倉一族の集まりなのです!

あとは北小倉駅があれば完璧か?(笑)

JR西小倉駅の駅を出ると正面に

小倉城のお堀が見えてきますので、

そのお堀沿いに歩いて神社に向かいます。

駅から徒歩7分ほどで、

八坂神社の横参道入口に到着。

お堀に架かった橋が参道です。

八坂神社と言えば

やはり京都の八坂神社を

思い浮かべますが、

このご由緒には出て来ませんね。

でも祇園社と言えばスサノオ、

ここ小倉のご祭神にも

須佐乃男命(すさのおのみこと)が

一番に書かれていますので、

京都の八坂神社とも関係があるかもと

おもいつつ神社を散策していたら

後に参拝した境内社に京都八坂神社のことが

書かれていました。

お堀を渡ると楼門があります。

こちらは横からの入口ですが、

まるで、ここが正面の入口みたいに思える程

大きく立派な楼門ですね!

本社、京都の八坂神社の楼門にも

ひけをとらない位の規模かも知れません。

ここで、その京都の楼門もご紹介。

並べてみるのに意味があるかどうか

わかりませんが、

同じ神様がいらっしゃる神社同士、

何か通じるものを感じます。

楼門だけでも大いに興味をそそられた後、

またもや興味津々の場面に

出くわす事に(笑)

手水舎でいきなりこの光景!!

フクロウ!

ふくろうは、不苦労と言われ

苦労しないという意味で、

縁起が良い鳥とされています。

きっとそんな意味で

参拝者を歓迎しているのでしょう。

拝殿も少し

京都の八坂神社の雰囲気に似ています。

こちらが勧請元(本社)の京都八坂神社。

8年くらい前に参拝した時の写真です。

そして、話しは小倉の八坂神社に戻って、

またフクロウが登場(笑)

拝殿の上の方にもフクロウがいました。

こんなとこまでとは、ビックリですね。

もうこれで僕は苦労しない人決定です(笑)

参拝。

参拝方法が、挿絵とともに

丁寧に英語と韓国語でも書かれています。

拝殿を右斜めから撮影。

左が拝殿、右が本殿。

この後、社務所で、

ご朱印をいただきました。

有名な小倉祇園太鼓の、

小倉ぎおんです。

この後は、境内社巡り。

水之御祖社(みずのみおやしゃ)

ここには古井戸があったそうです。

きっと小倉城時代のものでしょう。

 

三本松高倉稲荷神社。

この稲荷神社も

キリシタン大名の大友宗麟に

焼払われていました。

寺社を巡っていると大友宗麟の名は

「焼き払った張本人」として

よく出て来るのは、よほど

キリストを崇拝していたのでしょう。

またここには、八坂神社自体の

ご由緒も書かれていて、

京都の八坂神社のご分霊を勧請して

祇園社として建立されたとあります。

やっぱり細川さんは京都生まれなので、

故郷の神様を祀りたかったのでしょうね。

次に行ったのが、こんな不思議な建物。

こんな納札所は初めて見ました!

お炊上げをしてもらうお札や

神棚をこの中に持ち込む場所ですが、

ここまで立派な納札所を装備した神社は

そんなに無い気がします。

次は蛭子社。

小さいながらも

赤い社は存在感あります。

名前は恵比須社ですが、

鳥居の神額には「蛭子社」の文字。

なかなか珍しい立ち姿の恵比須様。

恵比須様の神話が残る、

島根県の美保神社からの勧請です。

参拝。

そしてこの狛犬が、また何とも言えず

個性爆発してますね!

阿形の狛犬。

吽形の狛犬。

石の溶け具合からして、

古いものなのかも知れません。

春日社と金刀毘羅社。

鳥居の扁額は金毘羅宮。

金刀毘羅社のご由緒。

宮司さんの家にある神社を

「邸内社」というのですね!

春日社のご由緒。

家臣が殿様に意見を言うのは

命懸けだったということが

良くわかる神社です。

殿様に諫言してうるさい黙れ!っと

切り殺された春日淡路道次という

忠臣を祀っている霊社(みたましゃ)です。

それに後付けで奈良の春日大社から

ご分霊をいただいたもの。

人物の名前が「春日」だったから

春日大社の神様と一緒に祭るという

なかなか珍しい言われですね。

参拝。

そして、最後に

表参道(正面から)神社に入ってみます。

白地に金縁の扁額。

参道の左側は小倉城、

右側には色んな石碑があります。

「生馬神」

戦争に行った馬を祀っています。

戦場で命を落とした馬の忠霊塔。

なんだか馬を大事にする神社です。

そして、正面の楼門。

 

横にある楼門よりも

かなり小規模なもので、

素朴な外観が素敵です。

楼門手前の猿田彦社(庚申堂)

導きの神様、猿田彦さんが、

最後に僕たちを導いてくれたのが、

ここだったという訳ですね!

楼門前で僕たちの八坂神社参拝は完了。

こんな所で参拝が終わりとは、

ちょっと変な気分ですが、

これも猿田彦さんの為された事。

有り難く完了です(笑)

今日の癒し

社務所に掛けられている、

まるで温泉旅館のような暖簾(のれん)

寒空の中、とても暖かい気持ちになれて、

本当に癒されました〜!

 

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