屋島寺(高松市)

 

四国八十八ヶ所巡礼

四国八十八ヶ所巡礼の

札所の一つである屋島寺。

僕たちは、巡礼をする気は無いものの、

過去に善通寺など、いつの間にか

数ヶ所のお寺には巡礼しているようです。

これからも結願(けちがん)など

大きな目標は立てませんし、

目指しもしません・・

「いつの間にか巡礼」でも

弘法大師さんならば、

歓迎してくださるでしょうから(笑)

東参道

屋島スカイウェイの終点、

屋島山上観光駐車場から徒歩数分、

あっという間に屋島寺に到着です。

エントランス。

「屋島寺」

案内を書き出すと

以下になります。

「当寺は唐僧鑑真(がんじん)

和上過海大師が開創の基を開き

その弟子恵雲律師空鉢(くうはつ)と

号した人が初代の住職となったと伝えられ、

初めは律宗であったが

弘法大師が真言宗に改めた寺で、

四国八十八ヶ所の

八十四番の札所であります。

本尊千手観音は平安時代前期の作てあり、

本堂は鎌倉時代の末頃の建築で

共に重要文化財に指定されています。

書院裏には名園雪の庭があります、

鐘楼の釣鐘は鎌倉時代の初め

承応(じょうおう)二年に

鋳(い)たものです。

なお漂平合戦の遺物など

陳列した宝物館があり、

狸(たぬき)で有名な蓑山

(みのやま)明神の社もあります。」

平安時代や鎌倉時代、

なんだか思った以上に

古い建造物が遺されているんですね!

高松市は空襲で大きな被害が出ていますが、

屋島は大丈夫だったのでしょう・・

東大門から中へ。

なんだか極楽浄土が

見えているような・・(笑)

正面の石仏にご挨拶。

めっちゃ美しい境内。

こりゃ〜癒されますな〜!

手水鉢(多分)。

千躰堂。

三躰堂。

一願不動尊。

表参道

東参道終点が本堂なので、

先に参拝したのですが、

後ほど改めて

正面の山門から本堂までの

表参道を歩いてみました。

表参道の一番外側に建つ山門。

ここをくぐって少し行くと

四天門が見えてきます。

四天門。

基壇の石垣は亀甲積みですね。

門の表裏には、

持国天・増長天・広目天・多聞天の

四天王像が安置されていますが、

正直、どれがどれなのか、

よく分かりません(汗)

ナントカ天(笑)

広目天。

これだけは筆と巻物を持っている

独特の「天」なので分かります。

こちらもナントカ天。

門をくぐると

本堂の正面が見えています。

手水舎の屋根は

掛川城二の丸御殿玄関などと同じく、

「むくり破風」ですね!

鎌倉時代建立の本堂。

東大門前の案内にも書かれていた

本堂と本尊十一面千手観音の説明。

参拝。

蓑山大明神

次に事前情報で知っていた、

本堂向かって右横に建つ、

蓑山大明神の「大たぬき」さんへ。

赤い鳥居が稲荷社的な雰囲気ですが、

神使は狐さんではなく狸さん・・

いや、

ここでは神使ではなく、

大明神様、要するに御祭神自らが

お出迎えくださっているというのが

正しい言い方でしょう。

狸が二匹?(笑)

妻と比べると狸さんの大きさが、

よく分かりますね!

「蓑山大明神之由来

屋島太三郎狸」

由来を抜粋すると

以下になります。

「その昔、弘法大師さんが

四国八十八ヶ所開創のみぎり。

霧深い屋島で道に迷われ蓑笠を着た老人に

山上まで案内されたと言う。

のちにその老人こそ

太三郎狸の変化術の姿で

あったと信じられております。

屋島の太三郎狸、佐渡の団三郎狸、

淡路の芝右衛門狸と共に日本三名狸

に称されています。」

へ〜ここで淡路の芝右衛門狸が

登場するとは、

なんだか嬉しくなりましたよ!

僕たちは以前、洲本城の旅

芝右衛門狸には

出会っているのですから!

ちなみにこちらが、

洲本城に鎮座する

芝右衛門大明神で

傍らには狸さんの人形がたくさん

いらっしゃいました。

あとは佐渡の団三郎狸にお参りすれば、

「日本三名狸」制覇ですよ(笑)

かなり話が脱線しましたが、

蓑山大明神に戻ります。

鳥居をくぐって本殿へ。

めっちゃ豪華な覆屋付きの

本殿ですね!

狸さんに参拝。

屋根下の寺紋が三つ葉葵なのは、

ここは高松藩松平家の

領地だったからでしょう。

もしかするとこの本殿、

藩主のご子孫が、

寄進されたのかもですね!

狸さんが大集合している

本殿横の蓑山塚にも参拝。

その他の伽藍

狸さんに参拝後は、

東参道沿いの未訪問の伽藍へ。

大師堂。

弘法大師さん、ありがとう!

熊野権現社。

昔は鎮守社だったのかな?

ここまでで、屋島寺の参拝は完了し、

次はいよいよ屋島の絶景スポット、

獅子の霊巌展望台へと向かいます。

 

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