幕末維新記念館(肥前さが幕末維新博覧会)

 

山椒は小粒でもぴりりと辛い

体は小さくても、

気性や才覚が目覚ましくて、

あなどれない事の例えとして

使われる言葉、

「山椒は小粒でもぴりりと辛い」

これはまさに、

佐賀県こそ当てはまる言葉です。

幕末の活躍といい、

今回のおもてなしといい、

面積は小さいが、やって来た事、

今やっている事、侮れませんよ(笑)

肥前さが幕末維新博覧会でも

偉人モニュメントや、

ながさき維新館を体験しただけで、

既に僕たちの心は佐賀県の

おもてなしにメロメロですから(笑)

幕末維新記念館へ

偉人モニュメントを楽しんでいたら

いつの間にかメインパビリオンの

幕末維新館の近くまで来ていました。

その手前にあったのが、こちらです。

橋を作る時に、

大楠を移転していたのです!

巨木を移転するのが、

どれだけ大変なことか、

僕には想像もつきませんが、

木は生き物ですから解体して

組み立てるとか、そんな事は出来ません。

生きたまま運び、

またそれを生かして行く事。

これが至上命題なのです。

そんな難しいことを

「やる」と決めて、

「実行」する佐賀県の

心意気には感銘を受けました。

こちらが移設されて、

10年経過した御神木(多分)

葉も生い茂っていて、

元気な姿に一安心。

こちらは、道路を挟んだ向かい側に

そびえている楠。

枝振りの良さに思わず撮影。

佐賀県は、最近でも巨木の移転で、

もの凄い事をやっています。

それは、福岡県との県境の

五ヶ山ダム建設のため

水没する事になった

吉野ヶ里町の神社移設に伴い、

その境内にあった御神木の

樹齢700年と言われる大杉を

移動用レールに載せて、

神社と共に移転させているのです。

8億円近い資金は

ダム工事業者が負担したそうですが、

ここまで巨木を大切にし、

残していく心意気は、

実に素晴らしいものです。

なんか巨木のことを書くと

もう止まりませんね(汗)

そして、話題は、やっとこさ

幕末維新館です(笑)

会場の入口。

お〜昨日は、

昨年、僕たちが佐賀城本丸歴史館で

あまりの感動に涙した

佐賀の八賢人おもてなし隊の

寸劇があっていたんだ〜!!

また会いたいな〜八賢人。

そう思っていたら実はこの後、

別の場所で再会を果たしたのです!!

何でも思いは通じるものですよ。

会場の案内図。

こうして見ると、

佐賀市の町並みは、

碁盤の目のように綺麗に

整備されていますね。

「北海道開拓の父」と呼ばれている

島義勇が札幌の町並みを構想した時、

京都と地元佐賀の町並みも

参考にしたと言われるのも

うなずけます。

広場のステージ。

こちらが会場です。

会場を護るかのように

大砲(複製)が設置されています。

江戸時代末期、洋式反射炉で、

大砲を国内製造したのは、

佐賀藩が最初で、

ペリーの二度目の来航に備え、

江戸防衛の為、半年で作った

品川お台場(砲台)に設置された

大砲は佐賀藩製です。

今、お台場はフジテレビの

代名詞みたいですが、

その名「お台場」は

幕府の「台場」なので、

「御台場」と名付けられています。

二度目の来航を果たしたペリーは

一旦品川沖まで来たものの

弱小国と舐めていた日本に

強力な砲台が出現したのに驚いて、

江戸湾外に退き、

江戸に一発の砲弾を浴びせることも

出来ませんでした。

この時幕府に50門もの大砲を納めた

佐賀藩こそ日本存亡の危機を

救ったと言っても過言ではありません。

凄過ぎるぞ佐賀藩!

しかし…こんな事実、

知られていないんだよな〜(汗)

僕も全く知らなかったし(笑)

ここにも佐賀春。

ここでは大隈佐賀春。

アニメ知らないけど

銀魂とのコラボみたいです。

この後、入場。

「幕末維新」体感シアター

幕末の佐賀を一気に紹介。

会場に入るとまずは立ったまま

数分の映像を見ます。

黒船来航。

鍋島直正の紹介など、

盛り上がったところで、

次のシアターに徒歩で移動。

「技」からくり劇場

映像と人が織りなす、

佐賀の凄い所紹介です。

日本初の大砲を生み出した反射炉。

日本初の蒸気船。

その真ん中で物語が始まります。

目の前の映像は迫力あります。

黒子と映像との競演は、

見る人の目を引き付け、

素晴らしい演出でした。

佐賀藩のスゴイところを

蒸気船と反射炉にスポットを当て

分かり易く紹介していました。

そして、3つ目のシアターです。

「人」賢人ラウンドシアター

人に絞った見せ方が素晴らしい。

ここでは、大隈重信や

江藤新平など佐賀の賢人達が

一堂に会して会話するという

架空の設定です。

これがかなり感動もので、

僕の涙腺が緩むほど秀逸な出来映えです。

もちろん主役は、こちら。

佐賀藩第十代藩主、鍋島直正公。

偉人達を育てた偉人、

やはりこの人無くして、

佐賀藩の活躍は語れないでしょう。

「志」ことのは結び

シアターで楽しみ、感動した後は、

言葉の部屋です。

シアターで触発されたことを

言葉にして飾るというもので、

流れとしてもいいものですが、

感動はしても言葉は浮かばない

僕たちは、ただ見るだけでした(笑)

手をかざすと

そのかざした人にふさわしい言葉が

表示されます。

僕も妻もやってみましたが、

どんな言葉だったのか忘れました(汗)

鍋島直正の漫画を描いた方も

言葉を書かれていました。

はなわ、石原良純も来場しています。

E・girlsは知っててもこの方は

知りません(笑)

壁一面言葉の葉っぱです。

こんな木もあります。

最後は佐賀の紹介の部屋。

映像で流れていたここに

行ってみたくなりました。

小城市にある星厳寺の五百羅漢。

佐賀にも和紙があったのか〜!

名尾手漉き和紙。

(なおてすきわし)

これも知らなかった〜(汗)

年表。

写真では文字が小さく見えませんが、

僕が注目したのは、1844年。

「直正がオランダ軍艦パレンバン号視察」

です。

パレンバンと言えば、

オランダが植民地にしていた

インドネシアの都市名で、

大東亜戦争初期、日本軍が

製油所を確保するため

「空の神兵」と言われた

落下傘部隊が降下し、

勝利したところです。

そして、日本勢が大活躍した

2018年アジア大会は、

ジャカルタと、このパレンバンの

二都市開催だったのも

何かの引き合わせでしょうか?(笑)

幕末維新館で佐賀の良さを

理解出来、大いに楽しんだ僕たちは、

次なる会場に向かいます。

今日のスゴイ!

偉人モニュメントにも

あった市村清氏が寄贈した

ここ市村記念体育館の案内。

偉人モニュメントの

ブログでも書きましたが、

体育館まるごと寄贈というのは、

本当にスゴイことですよ!

お金があっても

そんな事しない人が

普通なのですから。

へ〜コカコーラも設立か〜!

これも凄いですね。

そして、もう一つスゴイものが。

会場の横で展示されていた

マンホールの蓋。

マンホールカードなるものが

配られていました。

日本人の遊び心ってやっぱりスゴイ!!

 

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