料亭嵯峨野・会社創立一周年の宴

居眠りもせず
息子が会社を設立して一周年。
家族三人で宴(うたげ)の席を設け、
ささやかなお祝いをしました。
そこで一番印象に残った
息子との会話が、
「瓶ビールは手酌がいい」
というお話です(笑)
グラス三分の一ほど注いで、
それを全部飲み干してから、
また同じように繰り返すのが、
ビールの味を損なわない、
美味しい飲み方だそうで、
息子の説明を聞くと
確かに理に叶ったものだと
ちょっと感心したものです。
息子は、池波正太郎の著書、
「男の作法」でこれを知ったそうで、
最近、僕も読んでみましたが、
食事はもとより、死生観など、
目から鱗の話が満載で、
居眠りもせず完読した(笑)
数少ない一冊となっています。
料亭嵯峨野
住吉神社を参拝後、嵯峨野へ。
那珂川にかかる住吉橋。
お店に行く前、
橋の欄干から嵯峨野を撮影。
嵯峨野に到着。
玄関前・・・
ここでフッと思い出したのが、
「料亭などでは、靴を見て
客の懐具合を知る」
という名言?です(汗)
その観点からすると
僕の「靴レベル」だと、
料亭から門前払いを食う可能性が高く、
できれば土足で上がりたいというのが
本音でした(笑)
嵯峨野さんの優しさか、
はたまた靴を見なかったのか(笑)
無事部屋に通され息子を待つことに。
嵯峨野のコンセプトは、
「100%他のお客様と顔を会わせない」。
なので、トイレも専用で、
そのコンセプトの通り、
宴の始終、他のお客とは、
全く出会うことはありませんでした。
まさか、
僕たちだけしか
客がいなかった?
な〜んて事は無いはずです(笑)
宴
まずは、スリーショットから。
妻の手書きの横断幕と3人。
息子は至って冷静、
僕と妻は嬉しくてたまらない顔(笑)
「Stella」(ステラ)は、
僕が倒産させてしまった会社と同じで、
息子は自主的に(笑)
引き継いでくれたのです。
10年前、財産初め全てを失くし、
息子には何の継承も出来なかった僕は、
名前を復活してくれた息子のおかげで、
自分の歩んできた人生が、
意味あるものとして再生されていくのが、
嬉しくて仕方ないのですよ!
ここから宴の始まり。
「鳥かご」かと思ったら・・・
料理(前菜?)です(笑)
この日は大雨だったからか、
縁側の障子は閉められていたのですが、
それを開けてもらいました。
庭を見ながら中居さんが、
「雨音が激しいですね・・」
そんな事を言った後の息子の一言が、
ビールの注ぎ方の次に、
思い出となっています(笑)
その言葉とは・・・
「素敵なBGMになってますよ〜!」
いや〜これには感動しました。
物事を良い方に捉えることは、
人生を楽しめる根本ですからね!
さすが、ライターで食ってる息子、
感性が研ぎ澄まされてると感心。
(親バカでもあるが・・笑)
これで息子の会社は、
繁栄間違いなしでしょう!
鳥かごの次は瓢箪柄の器。
器を楽しむ余裕もなくお腹へ・・
メデタイという事で、
鯛の刺身も登場。
ここで中居さんが気を利かせてくれ、
庭のライトを点灯してくれたのです。
お〜なんかいい感じ!
縁側に出て趣のある手水鉢を撮影。
庭は池に早変わりしていますね!
池&部屋。
この日の福岡は、
線状降水帯が発生するほどの大雨で、
こんな光景が見られるのは
一生に一度かも?(笑)
線状降水帯も一周年を
祝福してくれたのに違いありませんね!
おめでたさの象徴、赤飯。
僕と息子はビール、
妻はワインの後の日本酒。
まずは新潟の純米大吟醸「洗心」から。
ネットで調べると、
洗心を造ってる朝日酒造は、
新潟県長岡市にあることが判明。
長岡市に行った思い出と言えば、
有名な花火大会・・・ではなく、
あとは越後製菓の本社かな(笑)
魚&洗心。
煮物。
茗荷・・名前は不明(笑)
次は福岡のお酒、「寒北斗」。
ご飯もめでタイ、鯛めし。
スイーツその1
スイーツその2
抹茶で〆。
この後、土砂降りの雨の中、
息子にタクシーで、
バス停まで送ってもらったのも
かけがえのない思い出になり、
一周年記念をやった意味の大きさを
今更ながら感じています・・・