江戸城(同心番所・百人番所・大番所)

 

三つの番所

お城の出入口などにある「番所」とは

今で言う、警備詰所のことですが、

江戸城には現在も

三つの番所が残り、

その全ては大手道沿いに建っていて、

将軍家の警備体制の

鉄壁さを物語っています。

地図の赤丸で囲った所が同心番所、

白丸が百人番所、黄丸が大番所で、

城の中心に行くに従って、

上級武士が配置される番所となっています。

同心番所

同心とは江戸幕府の下級役人の事で、

その人達が警備のために

詰めていた番所だから

「同心番所」と名付けられたようです。

分かりやすいですね(笑)

巨大な石垣の向こう側に見えていますが、

案内板の写真を見ると、

かつてここには高麗門があり、

桝形虎口を形成していました。

赤丸で囲まれたのが同心番所です。

大手門自体も巨大な枡形ですが、

ここにもまた枡形が配置されるという

攻める気も失せてしまう厳重な防御です。

江戸時代後期のものが、

復元修理された同心番所。

案内を書き出すと、

次のようになります。

「「番所」とは警備詰所のことで、

江戸城にあった番所のうち、

百人番所、大番所、同心番所の

3つが残っています。

ここには主として

「同心」と呼ばれる武士が詰め、

登城者の監視に当たっていました。

屋根瓦には、皇室の菊の御紋のあるものや

徳川家の葵の紋があるものが見られます。」

写真の一部を切り出すと、

確かに葵の紋が写っていました!

正面から。

クレーンが見えているのは、

こちらが原因です・・・

「宮内庁三の丸尚蔵館」という、

皇室に代々伝えられた美術品などを収蔵、

展示している施設です。

僕たちが以前、お墓にお参りした

竹崎季長蒙古襲来絵詞(国宝)など、

貴重なものが多数あるようですので、

令和5年秋頃の

リニューアル開館予定に合わせて、

その時また江戸城に

行かないといけません(笑)

百人番所

次に百人番所へ。

同心番所が建つ枡形。

渡櫓門の巨大な石垣をすぎると、

その左手に建つのが百人番所です。

渡櫓門の巨石と妻。

渡櫓門跡を城内側から撮影。

通行人との比較でも、

その石垣の大きさがよく分かります。

百人番所全景。

案内を書き出すと

次のようになります。

「江戸城本丸への道を

厳重に守る大手中之門に

向き合って設けられた警備詰所です。

甲賀組、伊賀組、

根来組、二十五騎組という

4組の鉄砲百人組が、

昼夜交替で勤務していました。

各組は、20人の与力と、

100人の同心で構成されていました。」

二十五騎組とは、

黒田藩の家臣団、黒田二十四騎に

黒田長政を加えた二十五騎の事です。

数多くの大名の中で、

こんなに重要なお役目に

黒田家だけが抜擢されたのは、

どんな理由だったのでしょう?

黒田長政の再婚相手が、

家康の養女として嫁いだ栄姫だった事、

関ケ原の戦いでの西軍武将を調略し、

味方につけた事や、

400年以上経った現在も残る、

日光東照宮への石鳥居の寄進など

数々の家康に対する長政の

「底知れない気遣いと貢献」が

実を結んだという事でしょうか・・・。

大番所反対側から。

大番所横の植木。

剪定した人の、

素晴らしいユーモアに拍手です!!

本丸中之門石垣

百人番所の向いにあるのが、

本丸中之門で、

その石垣が今でも残っています。

人と比べると、

この門の巨大さがわかります。

江戸城を散策中、何度も「巨大さ」

ばかり言ってる僕ですね(笑)

石垣の修復案内。

かなりマニアックな説明があります。

修復前よりも石垣に角度をつけて、

崩れにくくしたようです。

ここから大番所へ。

大番所

大番所の前に、写真を一枚。

またもや石垣と妻と大番所。

こんな写真ばっかりですが、

都度撮りたくなるのが不思議です(笑)

大番所。

案内を書き出すと

以下のようになります。

「大番所は、左の写真に映っている

大手中之門の内側に

設けられていた警備詰所です。

ここには位の高い武士が勤務していました。

この番所は、明治期に改築され、

作業所として使われていましたが、

昭和43年(1968年)に

江戸時代の姿に復元されました。」

作業所になっていたとは・・・

復元されてヨカッタ!

枡形内部から大番所を撮影。

ここまで三つの番所で、

お咎めを受けることなく

すんなり通ってきた僕たち(笑)

ここからはいよいよ本丸へと突入です。

 

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